H27年度ラパス便り第2回

平成27年度メキシコ海外実践教育プログラム参加学生さんたちからの第2週目(9月7日~9月11日)の活動報告です♪

【プログラム第2週主な日程】
9月7日:UABCS日本語クラスへの訪問
9月7日~:英語・スペイン語及び専門分野の講義開始
9月10日~:フィールドワーク1「地域政策と文化理解」(担当:地域学部 ケイツ教授・中講師)開始

​ 講義・フィールドワークについて

今週は、英語、スペイン語の授業に加え、ラパスの観光やメキシコの経済について学びました。さらにUABCSの日本語クラスへの訪問、ケイツ先生と中先生のフィールドワークも行われ、観光気分で浮かれていましたが、徐々に勉強モードに切り替わってきた感じがします。
スペイン語のクラスはビギナーとアドバンスの2つに分かれて行われ、僕のクラスでは韓国やインド、アメリカ、日本の方と一緒に授業を受けています。違う国の方、違う世代の方と共に勉強するのはとても刺激になります。UABCSの日本語クラスへの訪問では、笑いが絶えず、とても良い雰囲気の中で学生との交流ができたと思います。観光や経済は専門分野ではないのですが、しっかりと予習をして講義にのぞみ、とても実りのある授業になりました。ケイツ先生と中先生のフィールドワークでは、地域政策と文化の理解というテーマで教育,仕事,宗教,社会の4つの分野に分かれて、フィールドワークが行われています。僕は教育のグループでメキシコと日本の教育の相違点を調査し、互いの問題点を考察します。ラパスでの1回目のフィールドトリップとして、教育と宗教のグループはSEPというEducation officeに行きました。みんなが質問を積極的にしたため、予定を延長して行われ非常に貴重なお話を聞くことができました。そのあとは、UABCSの学生と協力してスペイン語のアンケートを作り、来週にはアンケート調査を行う予定です。よりよいフィールドワークになるよう、学校から寮に帰ってからもグループで集まったり、課題をしたり、みんな熱心に勉強しています。
(農学部2年・青木)

スペイン語クラスの授業風景
フィールドワークのアンケート作成の様子

 

 メキシコについて

¡Hola!(オラ!:スペイン語でこんにちは!の意味です。)
ここでは皆さんにメキシコ人直伝の『メキシコ流の挨拶』を伝授します!日本にはお辞儀という独特な挨拶がありますが、メキシコにはメキシコの挨拶があります。メキシコ人はボディコンタクトが多く、体で感情を表します。例えば、男同士の友達が会ったときは、握手をし、肩に手をまわして抱擁しあいます。そして、女同士もしくは男女の友達のときは、握手をし、頬と頬を合わせて「チュッ」と音を立てます。この初めてのメキシコ流の挨拶に、日本人の学生たちはどぎまぎしている様子でした。日本人では久しぶりの再会でない限り、挨拶で抱擁をする習慣が無いので、メキシコ人は家族や友達との距離がとても近い印象を受けました。
また、ラ・パスではお店や街を歩いているとき、知らない人でも「¡Hola!」と声をかけると、向こうも笑顔で「¡Hola!」と返してくれます。さらに、ビーチやUABCSの大学では「¡Hola!」の一言から仲良くなって意気投合し、さっきまで他人だった人と一緒になって騒いだり、たくさんの写真を撮り合ったりする仲になることが珍しくありません!私はスペイン語の勉強を始めてまだ3ヶ月なので、スペイン語を上手に操ることができたら…と思う場面がたくさんありますが、挨拶からすぐに仲良くなれるここラ・パスでは友達をつくることは難しくありません。世界には様々な国がありますが、どの国でも挨拶は人間関係を築く上で大切です。世界の言葉で会話をするのは難しくても、挨拶ならできるはずです!
(農学部3年・藤)

ロールプレイングでメキシコ流の挨拶を練習している様子
ビーチで仲良くなったメキシコ人の友達と。
¡Hola!と声をかければ、簡単に友達の輪が広がります。

 

 コラム

こんにちは!ようやくラパスの暑さにも慣れてきましたが、毎日じりじりと肌が焼けているような気がします。
今回は私達が通学やダウンタウンに出かけるときに使っているペセロについて書きたいと思います。ペセロとは乗り合いバスのことで、ラパスの人々の重要な交通手段となっています。時刻表や路線図がなく乗り方が分かりにくいので、観光客が使うのは難しいです。ラパスには、ダイビング目的の観光客が多いですが、彼らの行動範囲は徒歩圏内の場合が多いようなのでペセロに乗らなくても問題ないようです。ペセロの運賃は1回の乗車につき10ペソ(学生は5ペソ)で、どこまで乗っても値段が変わりません。ペセロの乗り方がやはり私たちにも難しく、最初はよく分からなかったのですがメキシコの学生たちに教えてもらって乗れるようになりました。
ペセロが通る道路にさえいれば、手を上げると停留所ではないところでも止まってくれて、降りる時も降りたいところで¡Bajan!と言えば止まってくれる便利なシステムです。時刻表はないですが、10分に1本ぐらいの間隔で走っているので時間を気にしなくても大丈夫です。そのため、街では本当にたくさんのペセロを見かけます。メキシコはレディーファーストの国なのでペセロが満員でも女性は必ず座ることができます。また、メキシコらしい音楽がかかっていることもあり楽しいです。
ペセロにはいろんな色と番号があってそれによって大体の行き先が決まっているようですがまだその仕組みは分からないので、研究して3ヶ月間でペセロを乗りこなせるようになりたいです。
(農学部3年・岡本)

                 
ペセロに乗ってダウンタウンへ!
ペセロの前に大体の行き先が書いてある