H25年度ラパス便り第4回

ラパスの休日

 

授業も課題も無い優雅な日曜日に、ホストファミリーからご飯のお誘いがあり出かけた。ホストシスターと共に車で寮から少し離れたEl campo(スペイン語で野原という意味)へ向かうと、広いCampoにぽつんとホストファミリーの小屋が建っていた。そこにはホストファミリーの知り合いの家族も2組ほどいて、既に賑やかであった。また、ホストマザーとホストファザーが昼食の準備を始めていた。

机にはメキシコで必ず出てくるワカモレソース(アボカドとパクチーを混ぜたもの)、魚の丸焼き(Pescado asado)、小さく刻まれた牛肉(Arrachera)が並べられていた。これらをトルティージャに巻いてレモンをかけて食べるのがメキシコの一般的な料理だ。

ご飯を食べた後はみんなで組み立て式の椅子に座りおしゃべりをしたり、ギター・ウクレレ(小さなメキシコのギターはChalangoと呼ばれている)を弾いていた。

皆さんも、たまには自然を楽しむ休日を過ごしてはいかがでしょうか。(農学部3年S.M)

 

                                 車で魚をさばいているホストファザー

 

                                 魚はこんな感じ。Pescado!!(Fish!!)

 

 

                                 トルティージャに巻く魚料理、サルサ!Muy rico! (Very delicious!)

 

ウィークリーレポート①

 今週はフィールドワークでラパス湾の水質調査をしました。この日は一日中船に乗ってラパス湾の様々なポイントを周り、水を採取するだけでなく、透明度や風向き、風速も測定しラパス湾の水の流れなども想定しました。ラパス湾はちょっとした湖の様な形になっているので、「水質が良くないのでは?」と考えていましたが、思っていたよりもとても綺麗でした。

 「調査中にイルカやサメに遭遇できるかも!!?」と期待していましたが、遭遇したのは優雅に泳ぐ鳥だけでした。残念。学生の中には船の運転をさせてもらったり、海に入って泳いだりする人もいて、ラパス湾をすっかり満喫しました。(もちろん調査もしっかりやりました!)

泳いできた人の体をみると、全身に藻のようなものが…。採取後、キッドを使って水質を化学的に分析し、排水や観光人口などの資料をもとに工学系の計算式を使った解析をしました。その結果を見てみると、みんなが泳いだところは特別水質が良くないポイントでした。

 大学では、この様な分野は私の専門外なので、なかなか水質を調査する機会はありませんが、メキシコでは自分の専門分野以外のこともたくさん学ぶことができます。授業についていくのは少し大変ですが、新しい視野が広がりとても面白いです。でもやっぱり、数字や計算は苦手なようです。(地域学部3年K.N)

 

                                   ①調査中に遭遇した鳥さん

 

                                      ②一番水質の良くないポイントで泳ぐ男子たち(笑)

 

                                    ③調査風景(水深や透明度、風向きなど)

 

ウィークリーレポート②

今週はラパス湾に調査に行ってきました。調査では船に乗り、いくつかのポイントで水深や水質などの調査をしました。

 調査器具の中には海中に垂らしていくだけで各水深のpHや塩分濃度がわかってしまう器具があるということに、僕は驚きと感動を覚えました。

 今回のフィールドワークでは、実習で調べたpHや塩類濃度のデータを衛星・航空写真を閲覧できるソフトを用いて分布図にすることにより、ラパス湾でも汚れが溜まりやすいところと、そうではないところがあることを分かり易く理解できました。

調査当日のラパス湾は、所どころ波がありましたが、幸いなことに船酔いする人はいませんでした。ひとつ気がかりなのは、調査の結果一番汚いと思われるポイントに喜んで飛び込んでしまったことでしょうか・・・。海から上がってみると、水着に藻のようなものがたくさん付いていて気持ち悪かったです。

 また、その日は素晴らしいほどの快晴であったため、元々半袖焼けしている男子たちが、みんなして全身を焼いていました。数日後、大量の皮が剥がれることも知らずに・・・。(農学部3年T.Y)

 

 

メキシコについて

みなさんこんにちは。今回はメキシコの食について、ほんの少しだけ紹介したいと思います。

まずはやっぱりタコス!

メキシコ料理の代表選手です。街にはたくさんのタコス屋さんがあります。タコスの具にも色々あって、牛肉が入っていたり、キノコとたっぷりのチーズが入っていたり・・・。コストパフォーマンスが高いのも魅力。下の写真のタコスには、白身魚やエビのフライが挟んであります。誠に美味です。

↑上の野菜はトッピング。かけ放題です。テーブルには何種類ものサルサが並びます。

 

ラパスでは魚料理も非常にポピュラーです。今回紹介するのはセビチェという料理。

生の白身魚をほぐしたものといくつかの野菜を和えたものをレモン果汁でさっぱりと仕上げたものです。おいしいです。トスターダという、トルティーヤをパリッと揚げたものに乗せて食べます。個人的には前菜のような味付けだと思いましたが、それなりに量もあって、メキシコではメインディッシュとして食べられているようです。

↑右に見えるのがトスターダ。これまたおかわり自由。

 

最後はマンゴー。

あまりマンゴーは好きではなかったのですが、南国のマンゴーは絶品でした。

この美味しさは食べないと分かりません!ぜひラパスにお越しの際はお試しください。

↑もぎたてマンゴー。奇跡の味。

挙げだしたらキリがないので、今回はここまで。やはり日本とは気候や風土が全く違うので、食生活は全く違います。こちらの食事もおいしいですが、やっぱり日本食が恋しくなりますね。鳥大の先生方が日本から持ってきてくださるインスタント味噌汁などをいただいては、みんなで感動の涙を流しています。旨味、最高。(農学部3年生D.M)