H30年度ラパス便り第2回

スペイン語授業について

Hola! 8月20日に行われた開講式の翌日、1時間目からスペイン語の授業が始まりました。最初の授業はLa Pazの中心地であるCentroで行われるということで、まだ時差ボケが少し残る中私たちは朝8時前にバスでCentroへ向かいました。

スペイン語の授業はフアン先生とルピータ先生のお2人が担当され、この日はフアン先生の担当でした。この日の授業では、まずフアン先生からカードを渡されそこに書いてある3つのミッションに回答していきながらCentroをUABCSパートナー学生と一緒に散策するというものでした。

私はこれまで第2外国語としてスペイン語を履修しており、また語学強化コースに参加していたため、習った文章なら通じるのではないかと考えていました。しかし、実際は少し緊張してしまい、思っていたように伝えることができませんでした。しかしパートナー学生の皆さんが、私たちが分からなくても粘り強くスペイン語や英語を使ってとても丁寧に教えてくれたおかげで、無事に全員ミッションをクリアする事ができました。またパートナー学生の皆さんは歩いている間も、いつも英語やスペイン語、時には日本語で何度も話しかけてくれたおかげで、とても仲良くなることができました。また、Centroについても少し詳しくなることができました。

次の日、UABCSの教室でルピータ先生の授業を受けました。教室での授業は、数字やアルファベット、週、月などスペイン語の初歩的な内容から始まり、説明を受けた後に先生が発音しそれに私たちが繰り返すものです。またそのテーマの最後には先生やパートナー学生からのランダムの問題に答えるということで、とても覚えやすいです。さらに少人数であることや先生方が授業中に分からない事があればすぐに答える様に言われていたので、とても質問のしやすい環境です。

私はスペイン語についてまだまだ知らないことも多いですし、簡単なことも間違えてしまう事が多いですが、挑戦する気持ちでこれからも授業を受けていきたいです。(工学部1年 田邊)

 

  

 

英語授業について

 

Hola!!!

ラパスに到着して4日ほどが経ち、開講式を終え、いよいよUABCSでの授業が本格的に始まりました。毎朝、ペセロと呼ばれるバスに乗って私たちが生活しているCIBNORの寮からUABCSに向かいます。

英語の最初の授業ではメキシコ人のパートナーの学生と一緒に、与えられた課題について話し合い、先生や周りの学生に向けて、自分の考えについて説明したり、パートナーの考えについて説明したりしました。いきなりの英語での授業は少し戸惑いましたが、だんだん英語で発言することにも慣れ、授業にも意欲的に参加しています。しかし、伝えたいことがあっても自分の英語力の低さが弊害となって歯がゆい思いをすることが多々あります。そういった場合にはパートナーの学生に助けてもらっていますが、これから授業を積み重ねていくにつれて、こういった場面をなくせるようにし、助けてもらう回数を減らしていきたいと思いました。

その次の日の英語の授業では、パートナーの学生と一緒にプレゼンを行いました。有名人を一人決めてその人の言ったことやその人から自分が学んだことについて発表するというものでした。前の日に課題が発表されたときには「いきなりプレゼンをするのか」と心中驚き、困惑し、大きな不安に襲われました。パートナーの学生と協力して準備を行い、プレゼンに挑みましたが、あまりプレゼンすることが得意ではないため、うまく発表ができずに悔しい思いをしました。これからの授業の中でもプレゼンをする機会があるので、もっとうまく発表ができるように努力しようと思いました。

その日の授業前には翌日が自分の誕生日だったので、メキシコ人の学生がケーキを用意してくれ、誕生日を祝ってくれました。サプライズで祝ってくれたので驚きました。プレゼントをくれる人もいてうれしかったです。メキシコ人の学生は私たちのことについてとても気にかけてくれ親身になってくれます。これからも英語の授業は続きますが、パートナーの学生と協力して今回のプログラムを有意義なものにしていきたいと思います。(農学部3年 原)

 

  

 

異文化交流

日本からメキシコに着いてから10日以上経ちました。特に大きな病気やアクシデントなどなく、皆元気に過ごしています。

今回のラパス便りでは日本とメキシコでの違いで驚いたことについてレポートしたいと思います。

今回の研修では、私たちは現地の大学UABCSに行く際にバスを利用するのですが、そのバスの利用方法に驚きました。まず乗車したときにお金を払います。日本では降りるときにお金を支払うのでびっくりしました。さらにこちらではバスの停留所らしきものがなく、“バハン!(今降ります)”と言うとすぐに停車してくれます。降りる場所が日本のように決まってないのです。さらに料金は学生割引で5ペソ、日本円で約30円と安い!バスの乗り方や料金だけでもこれほど違っていることに驚きました。

次にUABCSの学生たちとの交流について話したいと思います。今回の研修では、私たち一人ひとりにパートナー学生達がついて一緒に授業に取り組むほか、私たちの生活面もサポートしてくれています。パートナー学生達はスペイン語でのわからないところを英語に訳してくれたり、簡単な英語で私達に分かりやすく説明してくれたりしています。研修ではよく彼らに頼みごとをするので本当に感謝しています。また、彼らはよく私達を色々な所に連れて行ってくれます。例えば、海に誘ってくれて一緒に泳いで遊んだりしました。海は綺麗でとても楽しかったです。他には日本料理や屋台のタコスを食べに連れて行ってくれたりもしました。日本ではこんなにも多く友人とご飯を食べに行かないのでとても驚きました。

日本とメキシコでは異なっていることが多く、驚いたり、戸惑ったりすることも多いですが、こちらの先生方や学生達が親切に手助けしてくださるので、不安になることはあまりありません。むしろこの驚きを楽しむことができます。メキシコでの生活を楽しんで、しっかりと勉強していきたいと思います。(農学部3年 新)