持続性社会創生科学研究科地域学専攻2年生
マレーシアは、マレー人、中国系マレーシア人、インド系マレーシア人など、民族構成が複雑な多民族国家です。このように多様な環境に身を置く留学生活は笑いも涙もたくさんありました。最も大きな収穫は、日々言語や習慣の違い、食文化、宗教など様々な場面でカルチャーショックを受けながら、多様性への理解と柔軟性が養われたことだと思います。
例えば、日本では定刻やルールが重要視されることが多いですが、マレーシアでは100%定刻ではない路線バスや、空きさえあれば、高速バスはチケットに記載されている時間より早い便でも乗れるなど、日本ではあり得ないことが普通に存在しています。融通がききすぎるのも良し悪しですが、文化の違いを尊重する姿勢が大切だと思います。また、一緒にバスを待っているだけなのに、降りるまでずっとおしゃべりする華人のおじいさんや、会計する時にマレー語を教えてくれるマレー人の店員さんとの触れ合いを通じて、マレーシアの人々の親切さを感じました。
コロナ禍での留学で、苦労したことがたくさんありましたが、それよりも楽しいことの方が多かったです。思い切って行ったからこそ、良い人、美味しいもの、美しい景色と出会えました。そして、語学スキルより貴重なのは、異なる文化や価値観に触れることで、個人の成長や自己理解を深めることだと考えています。
地域学部4年生
私は3年の後期に台湾・高雄師範大学に留学しました。留学中は、平日午前9時から12時まで、語学センターで中国語の授業を毎日受けました。クラスメイトには日本人の他にチリ人やデンマーク人、ベトナム人など様々な国の方がおり、多くの友達が出来ました。そこで出会った彼らとは、今でも連絡をとっています。
また、現地のパートナー学生が生活の手助けだけでなく、中国語の練習にも付き合ってくれました。彼らのおかげで中国語が上達し、語学を活かした就職先も決まり、とても感謝しています。鳥取大学でも中国語を学びましたが、実際に現地で過ごし、会話をすることでしか得られないものがありました。初めての海外で不安なことも多かったですが、挑戦して良かったです。
地域学部3年生
留学中参加した台湾調査で私が一番印象的だったのは、「媽祖*信仰」でした。これは台湾の文化や歴史に根付いており、今でも多くの人に愛されていることが分かりました。私も実際にお参りをしたり、廟での作法を学んだりしました。さらに、今も残る日本統治時代の建築物や文化財から、台湾と日本の文化交流が盛んに行われていたと知り、両国の歴史的なつながりを感じることができました。
また、台湾には美味しい料理がたくさんありました。特に、夜市や屋台の食べ物は多くの新しい発見があり、日本とは違う食文化に驚かされました。中でも、小籠包や牛肉麺、タピオカミルクティーなどが印象に残っています。また、フルーツの種類が豊富で、マンゴーの美味しさは格別でした。
今回の留学では、多様な信仰と文化が存在していることを学び、歴史や文化を肌で感じることができました。
*媽祖(まそ)・・・航海や漁業の守護神として信仰を集める道教の女神
地域学部4年生
私は中国語と台湾の歴史や文化を学ぶため、台湾の高雄師範大学に留学しました。コロナ禍での留学であったため、留学期間の短縮やホテル隔離等が必要となりました。約半年間の留学期間中、様々な国籍の学生や現地学生との交流をとおして異なる文化を学び、学部のフィールドワーク等に参加することで台湾の歴史についても更に学びを深めました。
多くの友達と出会ったことや様々な場所での思い出は、今も私の中に色濃く残っています。さらに、就職活動では、留学で得た語学力や経験を活かし、志望していた企業から内定をいただくことが出来ました。
今回の留学を大学在学中に経験できたことは心の底から嬉しく、これから先も忘れることのない貴重な経験として残り続けると思います。
地域学部4年生
半年間の高雄師範大学での留学では、語学力の向上を目標に生活しました。平日の午前に参加した語学センターでの中国語の授業には、様々な国からやってきた学生もいたので、語学の上達だけでなく異文化交流もできました。午後には幾つか大学の授業を受けました。授業の内容を理解することは難しかったものの、台湾の先生や学生がとてもフレンドリーで親切だったこともあり、楽しく授業に参加することができました。
授業のない日には一緒に留学した学生と計画して、台北や台南などを訪れ、観光や美味しいものを食べる等、様々な経験をしました。台湾は比較的治安が良く、危険な目に遭うことはありませんでした。ただ、交通に関しては日本とは違うところも多く、注意が必要でした。
留学前は自分の中国語に自信が無くて、半年間外国で過ごせるか不安でした。しかし、実際に行ってみると台湾の人たちはとても良くしてくれ、また、日ごとに語学力の向上を感じることができ、とても嬉しかったです。留学で得た多くの経験や学びを活かして、今後も中国語の勉強を続けていきたいと思います。
持続性社会創生科学研究科地域学専攻2年生
私は台湾の高雄市にある国立高雄師範大学に半年間留学しました。留学経験の少ない私にとって、留学生活はすべてが新鮮で、経験が学びへと直結する貴重な時間でした。
留学をする中で最も重要なことは、人とのつながりです。私が鄭成功廟に関心があることを伝えると、現地学生がたくさんの廟に連れて行ってくれました。特に印象に残っているのは、台南にある延平郡王祠に行った時のことです。この廟は、私が卒業論文のテーマに選んだ廟で、ぜひ自身の目で見たいと願っていた場所だったので、自ら現地に赴き鄭成功像の前に立った時はとても感動しました。このほか複数の廟を見て回ることができ、日々の生活から研究活動に至るまで、多くの人に助けていただいたことで留学ならではの経験を得ることができました。
たった半年の留学。まだまだ台湾で学びたいことばかりです。もちろんお世話になった先生や友人のおかげで、短期間の台湾生活が何倍も充実した時間になったことは間違いないのですが、楽しい経験をした分、同時に自分の中で「あの時こうすればもっとよかった」という思いも生まれています。見つけた課題は、帰国後の研究活動の中で解決していきたいと思います。
持続性社会創生科学研究科農学専攻2年生
こんにちは。私はJASSO海外留学支援制度協定派遣プログラム(2022年度採択)で、ウガンダのマケレレ大学に来ています。 私は現在大学院の修士2年生で本来なら就職活動をして卒業に向けて修論を執筆しているはずですが、どうしても留学して海外でしか出来ない体験や新しい出会いをしてみたいと思い留学することに決めました。
アフリカに来て驚いたのが、時間に対する感覚の違いです。授業が予定通りに始まらなかったり、集合時間と全く違う時間に集まったりと日本では考えられないことばかりで、毎日が新鮮でとても楽しいです。
こちらでは、マケレレ大学の語学学校に通いながら大学院の農学の授業を受けており、今後はウガンダの有機肥料を用いた作物の生育や収量に関する研究も行う予定です。語学学校ではSchool tripを通してクラスの人たちと交友を深めています。農学部の授業では、日本の現状についてよく聞かれ、答えるのに苦戦していますが、日本とは違う現地の農業事情について学べるのでとても楽しいです。授業のない休日に、友人に街を案内してもらうことや、寮の住人たちと一緒にサッカーの試合を観戦することも楽しい時間です。
ウガンダに来てみて、留学前に日本で考えていたより、もっと色々なことにチャレンジしてみたいと思うようになりました。なので、少しでも留学を考えている人は、国際交流課の方に相談してみると自分の可能性が広がると思います。
持続性社会創生科学研究科国際乾燥地科学専攻1年生
Selamat petang (こんにちは!)
私はJASSO海外留学支援制度協定派遣プログラム(2022年度採択)で、マレーシアのクアラルンプールに滞在しています。今回の留学機会を知るのが遅かったため、他の人たちと違い、決断までに時間がありませんでした。しかし、自分がなぜ留学に「少しでも」興味を持ったのか、「少しでも」行こうと思ったのか。この「少しでも」を大切にし、留学に行ったことで、同じように勇気を振り絞った仲間に出会い、日本ではできない経験をすることができました。異国での生活で何を学ぶか、何を感じるかは人それぞれだと思います。
皆さんはクアラルンプールが東京並みに発展しているのに、100~200kmも行けば、世界最古のジャングルが広がっていることを知っていますか?クアラルンプールでの道路の横断は命懸けであることを知っていますか?実際に見て、聞いて体験することで、様々なことを知り、今の自分に留学を決心したことはどうだったかと問いなおしてみると、「来てよかった」と自信を持って言えるようになります。ぜひ自分の「少しでも」を大切にして、この貴重な体験をしてみてください。
地域学部3年生
私はマレーシアマラヤ大学英語研修に参加し、マレーシアの多様な文化の在り方に興味を持ちました。その中でも特に私の専攻分野である中華文化について深く知りたいと思い、マラヤ大学への留学を決めました。大学では、東南アジアにおける中華文化・社会に関する講義を英語で受講したり、空き時間に現地の学生から中国語、韓国人留学生から韓国語を教わったりするなど、専攻分野だけでなく言語の学習もしています。留学では短期研修と違い、より自分の目的にフォーカスすることができています。
農学部3年生
交換留学を決めたのは、短期研修を経験してみて、もっと自由に自分の目で海外を見てみたいと思ったからです。実際に留学してみると、分からないことがたくさんあります。なかなか自分の思うようにならないこともあります。しかしその分、たくさんの人が助けてくれて、楽しく過ごすことができています。この、たくさんの人のおかげで過ごすことができるということは、留学していて改めて気づかされたことでした。これから、このことを当たり前だと思わず、常に感謝していきたいと思います。
地域学部3年生
私は中国の厦門大学へ中国語の学習と卒業研究に向けての調査のため留学しました。かねてより興味を持っていた台湾原住民についての授業を受けたことで、自らの研究の見通しを持つことが出来ました。留学の締めくくりに、実際に台湾原住民の方々が住む地を訪れ調査もでき、大きな収穫を得ました。留学中は先生の自宅にホームステイしたり、空き時間は友達と食事に行ったりすることで生活に密着した中国語や異文化を肌で学ぶことが出来ました。帰国後も連絡を取り合うような大切な先生や友達が出来た価値ある留学でした。