R元年度ラパス便り第2回

 

英語の授業

メキシコ海外実践教育プログラムでは、専門の授業やスペイン語の授業の他、1日2時間ずつ全15回の英語講義があります。講義は最初の授業で自己紹介から始まり、自分の名前の由来を発表しあいました。日本人の名前の由来は漢字からきていることが多いですが、漢字の存在を知らないメキシコ人の学生に説明するのが難しかったです。また、メキシコ人は自分の名前の由来をあまり知らない人も多く、この授業で調べて初めて知る学生もいました。

 講義は、フィールドトリップで学んだキリスト教布教の歴史や水問題などを題材にして話合いをしたり、教科書を用いて文法の使い方も織り交ぜながら生態や森林破壊などの内容を取り上げて行っています。常にUABCSのサポート学生と日本人学生を含む2~4人程度の小さなグループを作り、グループ内で自分の経験や意見を交換した後にクラス全体でシェアをしています。その時、意見を補足したり、自分の意見を述べたりと発言する機会が多くあります。英語の授業はもちろん、ほかの授業でも分野を問わず幅広く取り扱われるため、様々な分野についての知識が必要だと感じています。発言に戸惑うことや聞き取ることに精一杯になるときもありますが、辞書を片手に、クラスメイトのサポートにも助けられながら頑張っています。来週には英語の授業最終プレゼンテーションとフィールドワークのモジュール1の英語でのプレゼンテーションがあるため、残りの授業を通して今より成長し、より良い発表ができるように頑張りたいと思います。(農学部3年寺田)

 

 

 

 

 

異文化体験

ラパスに来てからたくさんの日本と異なる文化を経験しました。僕が一番驚いたのは食事です。日本では”3時のおやつ”という言葉はあるものの、基本的に1日3食ですが、メキシコの人たちは常に何かを食べているという印象です。僕がホームステイしている家庭では、朝食、昼食に加え、学校から家に帰る午後5時ごろに食事をし、夜にも夜食を取ります。このような1日4食の生活に加え、大学では現地のパートナー学生がお菓子などを常に持っており、分けてくれるため、ついつい食べ過ぎてしまうことが何度もあります。基本的に常におなかの中に何か入っているような状態です。

 また、たくさんパーティーにも招待されます。休日はもちろん、平日に招待されることもありました。ホストファミリーの中には、毎週日曜の昼はバーベキューという家族もあります。日本ではパーティーと言っても、食事をしておしゃべりするくらいだと思いますが、メキシコではみんな踊ります。日常会話の中でも「踊りは得意?」などと何度も聞かれ、日本人は普段踊ることはあまりないということを伝えると、たくさんの人が驚いてしまいます。僕自身ダンスはできないので、もし踊れたらもっと楽しいだろうなと感じました。メキシコに来て、たくさんの異文化に触れることができ、とても刺激的です。これが海外に出ることの魅力の一つだと思いました。(地域学部2年松田)

 

   

 

 

 

「スペイン語授業」

スペイン語の授業は、Lupita先生(中級)とJuan先生(初級)の2つのクラスに分かれて行われました。4~5人の少人数のクラスでアットホームな雰囲気で授業を受けることができます。

そして、UABCSのパートナー学生が毎日一緒に授業を受けてくれ、授業の中で分からないところがあればすぐに教えてくれます。また放課後も、宿題や分からないところ、プレゼンテーションの準備があれば親身に教えてくれます。少人数の授業であるため、みんなが活発に発言できる環境の中で、楽しみながらスペイン語を学ぶことができました。

日本の授業と大きく違うところは、机に向かって文法を学ぶスタイルではなく、歌やゲームを取り入れ言語を実際に使う場面が多いところです。そして、普段使えそうなセンテンスをたくさん教えてくれるので、ホストファミリーとの会話でも実際に使うことができました。

Juan 先生の初級クラスでは、基礎からしっかりと学ぶことができスペイン語の基盤を身に着けることができます。Lupita先生の中級クラスでは、文法などの基礎から日常会話を含む幅広いことを学ぶことができます。どちらの授業も詳しく丁寧に学ぶ事が出来、とても楽しく学ぶ事が出来ました。(農学部3年久野)