H30年度ラパス便り第5回

メキシコシティ視察(大使館、UNAM)

 

 

 Buenas noches !

みなさんこんばんは!先日、La Paz でamigos(友達)との涙々のお別れをしてきた西澤から、Mexico cityの様子について紹介したいと思います!

 

La Pazの猛暑はどこへやら、mexico city は肌寒く、上着を羽織らないと凍えてしまいそうでした。雨も毎日のように降り、同じメキシコでも気候がこんなにも違うのかと実感しました。そんなmexico cityで私たちは在メキシコ日本大使館とUNAM(Universidad Nacional Autonoma de Mexico:メキシコ国立自治大学)というメキシコ最高学府への訪問をしてきました。

 

 まずは在メキシコ日本大使館訪問について紹介したいと思います。大使館はmexico city の中心部にあり、がちがちの警備で守られていました。こちらはというと、高瀬特命全権大使とお会いするということで、全員がちがちに緊張していました。そんな中で、高瀬大使とは和やかに30分程度の対談を果たしました。大使からは、鳥取大学のメキシコ海外実践教育プログラムは、メキシコと日本をつなぐうえで大変重要な役割を果たしていると感謝のお言葉をいただき、こちらからは5週間La Paz で培った経験と将来の夢について一人ずつお話させていただきました。そのうえで、質疑応答の時間があり、全員がメキシコの現状や日本とのかかわりについて質問をし、現場の声を聴き、しっかりと学びを得ることができました。全員が積極的に質問できたということもLa Pazでの経験の成果だと思いました。

 大使との対談の後は、以前農林水産省で勤務され、現在は大使館で勤務されている石田書記官から、主に政治的な観点からみたメキシコ情勢のお話を伺い、その後メキシコでの治安状況について講義を受けました。

 大使館を訪れ、メキシコと日本の関係は本当に深いものであると再認識でき、これからもこの絆を切らしてはいけないなと感じました。

 

 つぎに、UNAMについて紹介します。UNAMを訪問した際の第一印象はとにかく大きい!そしてきれい!この大学は一つの街を形成しており、人々の生活に溶け込んでいました。学内の移動にはバスが必須であり、なんとオリンピックスタジアムまで大学内にあるのです!そしてメキシコの東大と言われるだけあって、キャンパス内は清潔で広大で、多種多様な最先端の研究を行っていることがわかりました。海外留学生も大歓迎しているので、ぜひ留学先の候補として考えてみてはいかがでしょうか?

 

以上、メキシコに永住したくてたまらない西澤からお送りしました! (工学部3年 西澤 息吹

 

       

 

 

ケレタロ訪問

 

Hola!! Cómo están?? こんにちは。メキシコ海外実践教育プログラムに参加している、工学部機械物理系学科1年の田邉康裕です。今回は9月25日から9月27日にかけてケレタロで行ったフィールドトリップについて書きます。

ラパスでの研修が終わり首都のメキシコシティーへ移動した後、私たちはメキシコシティからケレタロへ移動するため、マイクロバスに乗ってバスターミナルへと向かいました。ケレタロはメキシコシティの北西部に位置する都市で、自動車産業が盛んな地域です。バスターミナルに到着するなりケレタロへ向けて出発する便があったため、すぐにバスに乗ることができました。ケレタロまでは3時間ほどかかり、少し揺れましたが無事ケレタロに到着し、その日はホテルで休みました。

翌日の朝8時頃にホテルのロビーに集合し、タクシーに乗ってケレタロ工科大学(UTEQ)へ向かいました。UTEQでは、この大学の2人の学生が出迎えてくれました。この2人は初めて会った私たちに積極的に話しかけてくれ、1人の学生はさらに自分の作っているロボットを持参して説明をしてくれたりと、とてもフレンドリーで話しやすい印象でした。

その後、私たちはUTEQのJose Carlos Arredondo学長を表敬訪問し、鳥取大学と工学部についてのプレゼンをしました。学長の前ということもあり少し緊張しましたが、ラパスですでにプレゼンテーションを4回実施していたということもあり、初めの頃よりも落ち着いてできた様に感じました。そしてUTEQについて概要を説明いただいた後、キャンパスツアーに行きました。UTEQでは、少人数の授業が多いこと、この大学が工科大学であることや近辺にたくさんの自動車関連工場があることから、ロボットアームの様な実践的な設備があることなど、鳥取大学とは違う所があると感じました。その後大学のカフェテリアで、この大学の経営工学を学んでいる学生と一緒に昼食を食べながら交流をしました。

午後は日墨商工会議所のケレタロ出張所を訪れ、商工会議所についてのお話を伺うことができました。商工会議所の説明をいただいた方が以前JICAの事業に参加されていたこともあり、その事についての話も聞く事ができました。

その日の夜ご飯は現地のメキシコ料理の店に行き、黒いトルティージャなど、食べたことのない物を食べる事ができました。またそのエリアは世界遺産に登録されているコロニアル風の町並みでとてもきれいでした。次の日の朝8時頃に集合して、もう一度高速バスに乗ってメキシコシティーへ戻り、私たちのケレタロ視察が終わりました。(工学部1年田邉 康裕)