H29年度ラパス便り第2回

スペイン語の授業について

Hola!

メキシコに到着してから早くも1週間以上がたちました。8月19日にLa Pazに到着し、8月22日からUABCSでスペイン語授業が始まりました。長時間の飛行時間に加え、時差ボケが残る中、早朝のバスに乗りUABCSに向かいました。

授業ではまず初めにクラス分けがありました。このクラス分けでは、いろいろなシチュエーションの写真が提示され、そのシチュエーションにあった会話をペアで行うものでした。慣れないスペイン語でしたが、事前研修で学んだ少ないスペイン語でなんとか頑張りました。

クラス分けによって2クラスに分かれ、ファン先生とルピータ先生による授業が始まりました。先生方はとても陽気で優しいので質問がしやすいです。理解できないところがあれば、各自で教えあったり、先生に聞いたり、とても良い雰囲気です。また、時々スライドの中に、例として日本のアニメや日本食の写真が載っているので、話が盛り上がりやすいです。

授業の形式としては、先生が英語によって説明をしてくれます。そして説明をしてくれたスペイン語を実際に使い、先生と会話をします。また、writingの練習として、ホワイトボードにスペイン語で先生の質問に答えます。実際にスペイン語を使って会話するので、わからない単語や文法が出てくると、すぐ先生に質問できるので、+αの知識がつきます。また、わからない単語を聞く時や、その他の疑問点について英語で質問するので、英語で考える力や単語力も増えると思います。 

La Pazに到着してから、長い飛行時間や時差ボケ、違う国に来たという緊張感によって疲労がたまっていたと思いますが、皆真剣に授業に取り組んでいました。

これから、まだまだスペイン語授業は続きますが、この質問しあえる良い雰囲気を保ち、また毎回の授業の復習も続けて、各自がスペイン語のレベルを上げていけたらと思っています。(農学部2年 笠見)

 

 

 

異文化体験

ラパスに来てから一週間と少しが経ちました。私は今まで海外に行ったことがなかったこともあり、異文化の中で生活するとなるとどうなるのか、やはり少なからずストレスを感じてしまうのでは、と少し不安でした。 しかしいざ来てみると、全然日本と違う!と感じることはあまりなく、たまにあったとしても、案外すんなりと受け入れることができ、楽しく過ごせています。そしてこれは今まで出会ってきたメキシコの方たちの人柄のおかげでもあると思います。

例えば、メキシコに来てすぐ、初めて屋台のタコス屋さんに入った時、私はそもそも今までタコスを食べたことがなく、また、注文するとトルティーヤ(タコスの皮)の上に肉だけが乗った状態で提供され、その上に店頭にたくさん並んでいるトッピングから好きなものをのせて食べる、という屋台の仕組みのようなものもさっぱり分かっておらず、なんとか注文まではできたものの、どう食べればよいのか、それぞれのトッピングはどのようなものなのか分からずにいると、たまたま居合わせたに偶然居合わせた方が、それぞれの具材が何なのか、どれなら辛すぎないか、どれがおすすめかアドバイスをくれ、食べ方まで教えてくれた、ということがありました。見ず知らずの私に親切にしてくれたことはもちろん、ほとんど身振り手振りと、少しのとても簡単なスペイン語の単語のみしか使えなかったにも関わらず、意思疎通を取ろうとしてくれたこと、また実際に取れたことにとても嬉しく思いました。もちろんこのとき食べたタコスは絶品でした。

この時以外にも、はじめて見るもの・経験することはいくつかありましたが、そのたびに現地の方たちが助けて下さいました。その度に、拙い英語やスペイン語・身振り手振りでもなんとかコミュニケーションが取れることを嬉しく思う一方で、この方たちともっと仲良くなりたい・そのためにたくさん話したいと自分の語学力のなさを歯がゆく感じ、もっと勉強せねば、と身につまされます。渡航前のわたし自身が思い込んでいたように、異文化というと、ストレスや諍いの元というようなネガティブなイメージがつきがちですが、仲良くなったり、もっと勉強したいと思うきっかけというような、とても素敵なものにもなり得るのだと今回体感しました。(農学部3年 三木)