H29年度ラパス便り第7回

自由研究について

 

Hola!
 行く前はとても長い時間に思えた3ヶ月も、いざ来てみると早いもので、今折り返しを迎えようとしています。
 この研修では、英語やスペイン語といった語学の勉強、そしてメキシコの医療や文化、自然を扱ったフィールドワークに日々取り組んでおり、それらの詳しい模様については過去のラパス便りでも述べられていたかと思いますが、わたしたちには、さらにもう一つ、大きな課題があります。それは「自由研究」です。
 これは、あらかじめテーマや活動がある程度決まっている他の活動と異なり、自ら課題とその解決方法を考えねばならないということが大きな特徴です。さらに自由研究のためと時間割に組まれている時間はあまり多くなく、時間のやりくりをうまく行うことも求められます。
 しかし、自由研究といってもなんでも自由にできるわけではなく、テーマはラパスという場所でできること、さらに、器具や場所が時間をかけて自由に使えるわけではないため調査の手法にも制限があります。このため初めにテーマを決める際、あらかじめやりたいと思っていたものがほとんど不可となるなど、テーマ探しには苦労しました。

 しかし、日本においては、過去にメキシコに留学した先輩が相談に乗ってくれる中で様々なアドバイスをくださったり、またメキシコに来てからも、サポート学生のみんなや先生方が、積極的に意見やアイデアを出してくれたり、スペイン語の文章を読んだり作成することを手伝ってくれたり、「困ったらいつでも言ってね」と温かい言葉をかけてくれたりと、本当に周りの方々の助けのおかげで私たちの活動は成り立っているのだなと実感させられます。しかし現在、目の前にある、前述した他の授業で出される諸々の課題や予習復習などに追われており、自由研究に満足な時間を裂けておらず焦っているというのが正直なところですが、助けて下さる周りの方々に報いるためにも努力をしなければ、と思っています。(農学部3年 三木)

 

 

 

ラパスの食生活

こんにちは、農学部3回生の峯侃汰です。今回のラパス便りではラパスでの食生活について紹介したいと思います。まずメキシコ料理と聞いて皆さんは何を思い浮かべるでしょうか?タコス、サルサ、トルティーヤなどは聞いた人が多いのではないでしょうか。確かに、それらも有名ではあるのですが、他にももっとおいしい食べ物がたくさんあります!!

例えば、ここラパスは内湾のすぐ側に位置しており、シーフードが非常に有名です。そのため他ではあまり見ることのできないシーフードを用いたタコスだったり、新鮮な魚介類のスープなどを食べることができます。

またメキシコでは唐辛子を用いた辛い料理がとても一般的であり、刺激的な料理を楽しむことが出来ます。しかし、注意してメニューを選ばないと、翌日腹痛で苦しむことになります。

他にも、食用のノパル(ウチワサボテン)やトゥナ(ウチワサボテンの実)と呼ばれるサボテンがスーパーにも売っており、独特の味を楽しむことができます。トゥナは種が多かったですが、スイカを薄めたような味がして美味しかったです。

寮で生活を送っている間、僕らは昼食は大学内のカフェテリアで軽食を取り、晩御飯は曜日ごとで炊事当番を作って日曜日以外夕食を作るように心掛けています。自炊はコストを抑えられたり、普段偏りがちの栄養をきちんと補えたり、日本食を食べて日本を懐かしんだりすることができました。思っていたよりもみんな料理が上手くて、これまでトンカツや、鶏出汁茶漬けや、餃子だったり、たこ焼きやお好み焼きを作ったり名前の付けられない謎料理を作ったりしてみんなで楽しく食事しました!

こちらで売っているお米はやはり日本のものと違い少しパサパサしていますが、炊き方を試行錯誤して美味しくなるように工夫を凝らしたりしました。また街中でもタコスやブリトー、ホットドック、ハンバーガーなどを屋台で買うこともでき、食べ歩きやはしごをすることも楽しみの一つです。(農学部3年 峯)