H25年度ラパス便り第2回

メキシコ・ラパスについて

メキシコ独立記念行事を通じて、メキシコ人の愛国心を強く感じることができた。みんなで広場に集まり、国歌を歌い、盛り上がる独立記念前夜の光景。やはり日本と違い、自国に対する愛が強く、誇りを持った人が多いのだと思った。さらに翌日の独立記念日(9月16日)に行われたパレードでは、ラパス中の小中学生、メキシコの伝統的な衣装を来た人々、さらにはメキシコの軍隊まで参加していた。街中で軍事パレードを目にする機会など日本ではまず見ることがないので、とても興味深かった。こういった場で積極的にアピールすることで、軍隊のイメージを良くしようとしているのではないだろうか。

フィールドワークでは、何度か調査や見学のため教会へ赴いた。ミサがない日にも多くのメキシコ人が教会を訪れ、お祈りを捧げている姿を見て、メキシコにおけるカトリック信仰の強さを感じた。そして、メキシコでは15歳を迎えると、女の子は”キンセアニェラ”と呼ばれる日本でいう成人式のような式を挙げる習慣がある。こちらも見学できたのだが、メキシコでは日本に比べて大人とみなされる年齢が早い。またアンケート調査を通じて子ども達も小さな頃から宗教や政治についてきちんと知識を持っていることを知り、それぞれが自分なりの考えを持っていることに驚いた。

これらの体験から、私たち日本人がメキシコから学ぶことはまだまだたくさんあると感じた。特に子どもの頃から様々なことを知り、興味を持つことは本当に重要なことだと思う。(農学部3年T.K)

コラム

メキシコに来てから2週間が経ち、いろいろと慣れてはきましたが、まだまだ驚くことがたくさんあります。

9月15日の独立記念前夜のフェスティバルに行った時のことです。広場には独立を叫ぶため、大勢の人たちが集まっていました。私たちもそこへ参加し、鐘と共に全員で「ビバ・メヒコ!(メキシコ・万歳)」と叫びました。すると私たちの真上で花火があがり、火花や火薬やらが空からちらほら降ってきたのです。
日本の花火大会のように遠くで打ち上げられた花火を眺めるのではなく、至近距離で大迫力の花火が打ち上げられる光景。この迫力を味わいたい方は、ぜひ独立記念日にメキシコへお越しください。

フィールドワークでは小学校や中学校を訪れ、子どもたちを対象に価値観についてのアンケート調査を行いました。メキシコの子どもたちは皆とてもフレンドリーで、とにかくパワーがすごいです。私立の小学校を訪れた際のことですが、調査自体は午前中で終わったのものの、小学生たちと壁に記念の絵を描くことと、サッカーをすることを約束したため、その日の夕方に日本人学生7人でその小学校に行きました。その結果、相手は小学生なのに、鳥取大学の学生たちはぼろ負けでした(笑)。壁のアートの方は、“世界平和”と“一期一会”と書き、M.Oさんが日本のアニメのキャラクターを描きました。

ところで、メキシコの小中学校の教室には時計がありませんでした。なぜかは結局わかりませんでしたが、機会があったらぜひ調査してみたいと思います。

これから、まだまだ色々な人と出会うと思いますが、その日の出会いを大切にしていこうと思います。(農学部3年H.K)

 

お祭りの花火

 

 

小学校

 

 

 

小学校で壁に絵を描かせてもらいました。

 

 

ドミトリー(学生寮)でのご飯の様子