H29年度メキシコ海外実践教育プログラム成果報告会

平成29年度メキシコ海外実践教育プログラム成果報告会を実施

 

平成30年1月21日(日)に平成29年度メキシコ海外実践教育プログラムの成果報告会を鳥取大学広報センターにて実施しました。

メキシコ海外実践教育プログラムは、平成17年度に文部科学省「戦略的国際連携支援事業」の採択を受けて開始した海外学生派遣事業であり、「タフで実践力のあるグローバル人材」の育成を目的としています。平成18年度から学生をメキシコ、ラパス市へ派遣し、今年度で12回目を迎えた本プログラムは、フィールドワーク・講義・語学教育を融合させた鳥取大学独自の実践教育カリキュラムです。

成果報告会では、安延久美国際交流センター長・副学長(国際交流推進担当)による開会挨拶の後、本学卒業生であり、平成23年度本プログラム参加生の稲垣岬さんに「世界で働くという選択肢」と題して講演いただきました。現在開発コンサルタントに勤務の稲垣さんが、メキシコでの経験を経てどのような経緯で憧れの開発コンサルタント就職を果たし、海外で活躍するに至ったかの経緯また苦労や経験が紹介され、在校生にとっても、留学し、実際に海外で働くということについて身近に感じることができる講演となりました。

その後、安藤孝之国際交流センター教授による本プログラムの背景と概要説明に続いて、今年度本プログラム参加学生が、「ラパスでの生活について」「自由研究」「フィールドワーク~異文化理解」「フィールドワーク~生態系・自然環境~」の4つのテーマに分かれて発表を行いました。

メキシコのコーヒーで休憩した後、トビタテ!留学JAPAN参加学生とメキシコ海外実践教育プログラム参加学生の特別企画として、「留学のメリット」と題してパネルディスカッションを行いました。パネルディスカッションは、トビタテ!留学JAPAN参加学生やメキシコ海外実践教育プログラムに参加した学生が、留学期間のモチベーションをグラフに表して、それぞれの留学生活を振り返り、留学中の困難ややる気につながった経験を披露しました。また海外留学をこれから控えた学生の質問に対し、経験者がアドバイスをすることで、海外渡航経験のない在校生にとっては、留学のメリットを感じるだけでなく、留学に対する不安を取り除き、モチベーションアップにつながる機会となりました。

今回のイベントは一般市民の方々を対象に実施したものであり、高校生も含む約50名の参加者があり、講演及び学生の発表に熱心に耳を傾けました。本プログラムだけでなく、海外留学の魅力について一層広く周知する場となりました。 

 

特別講演の様子

 

 

 

メキシコ海外実践教育プログラム参加学生による発表

 

 

パネルディスカッションの様子