スタッフから一言 No.12

・・・スタッフから一言・・・その12

 月日の経つのは早いもので、長かったメキシコ生活にも別れを告げるときがやってきました。メキシコだけで3か月、カリフォルニア大学デービス校でのプログラムを終えてラパス入りをしたグループは、実に4か月間も日本を離れて共同生活を続けてきたのです。

 真っ黒に日焼けしてスペイン語をあやつり、すっかっり現地になじんだかのように見える一同ですが、さすがに最後の一週間は貴国土真っ先に食べたいメニューや待ってくれている人たちへ配るお土産を何にするかなど、日本を懐かしく思い浮かべての話題に花を咲かせていました。いくらか冷え込み始めた秋のラパスで、日ごとに現実味を帯びてくる帰国後の生活について考える時間も多くなってきたようです。

 いよいよラパスを後にする出発の日、学生宿舎はお別れを言いに集まったメキシコの友人たちでにぎわっていました。「帰ってくると、誰かしら遊びに来てくれているんです。」という学生の言葉のとおり、勝手知ったる様子で片づけを手伝ったり、ソファへ腰かけ話し込んだり。ただ、普段と様子が違くの刃、いつも底抜けに明るい彼らの目が、そろって潤んでいたところでした。

空港行きのバスが出発した後も、空港ロビーへは友人たちが次々と集まってくれ、本学の学生たちもこの時ばかりはシャイな一面を忘れて、メキシコ式に頬を合わせて要用を交わしながら再会を約束するなど、友情を確かめ合っていました。

 長いフライトを終え、送迎のバスを降りた学生たちを小山キャンパスで出迎えたのは、彼らの出発を見送り応援してくれていた沢山の友人や先生方でした。懐かしい顔ぶれに次々と歓声が上がり、メキシコ風にハグで応えたいな・・・!などという笑い声も聞こえました。

ジャンルを越えた学習で身につけた知識と、たくさんの人たちと結んだ温かいつながりは、15人の学生達のこれからを支える大きな力となるでしょう。

 

UABCSでの最終講義。真剣なプレゼンテーションの後は、皆でランチを楽しみました。

 

開講式での本名理事のスピーチ。掲げられた国旗はなんと手作りです!

 

出迎えてくれた友達に少し照れ笑い。帰国報告会へ急ぎます。