5期 ウガンダ

私は東アフリカの一国である、ウガンダ共和国へ1年間留学し、国際農業開発NGOと現地企業でインターンシップをしていました。1年間、現地人と一緒に仕事をすることで、彼らの価値観や文化、仕事に対する姿勢などを知ることができました。集合時間に遅れてきたり、仕事の途中で帰ってしまったりと文化や慣習面での大変さは沢山ありましたが、一人一人の価値観や個性を理解し受け入れることができるようになりました。

また、インターンシップを通して自らの未熟さを痛感しました。出国前は「インターンシップで、なにか成果を残すぞ!」と意気込んで留学したものの、自分のスキルのなさから、思うように成果を出すことはできませんでした。この失敗体験を通して、今後培うべき能力や自分の強みが明確化し、今では「できない自分」も素直に受け入れることができています。

留学と聞くとハードルが高く感じるかもしれませんが、私たちの留学も小さな一歩から始まりました。海外に興味がある方や、新しい経験をしたい方は、ぜひその一歩を踏み出してほしいです。

 

第1回

オリオティア!

トビタテ留学JAPAN5期生としてウガンダに留学中です。「オリオティア」とはウガンダの現地の言葉で「ご機嫌いかがですか?」という意味です!

さて、私は今年の1月半ば~12月末までの約1年間ウガンダ共和にて、「炭」に着目した留学を行います。現在は、国際農業開発NGOにてインターンシップを行っています。インターンでは、NGOの農家トレーニングに同行したり、現地の農家さんに協力していただいて、バイオ炭による作物の収量向上の実験を行ったりしています。バイオ炭とは、もみ殻やバナナの皮・家畜の糞などの農産廃棄物を炭化したもののことで、このバイオ炭を農地に施用することで収量が向上するといわれています。しかしながら、圃場レベルでのデータは少なく、バイオ炭の原料や量、作物や土壌によってその効果が大きく変わってきます。そこで、私はこのバイオ炭がウガンダにて、メイズの収量に与える影響を探るべく、実験を行っています。農村地域では、まだ農業の機械化が進んでいないために、ほとんどの工程を手作業か家畜を使って行うため、結構な重労働であると感じました。ですが、どんな作業も難なくこなしてしまう農家さんには毎回驚かされています。3月初旬に蒔いたメイズの種み無事発芽し、あとは収穫まで経過観察です。NGOのトレーニングでは、デモンストレーションの作り方や作物の栽培方法などを、農業グループ代表者や農業普及員、役所の農業課の人を対象に講義形式で教えています。質疑応答では、活発に意見が飛び交い、本人たちの農業を変えたいという熱い思いを感じました。

第2回

11月10日に行われた日本祭りで、鳥取の夏の風物詩である「しゃんしゃん傘踊り」を披露しました。年4000人を超える踊り子が一斉に踊る「鳥取しゃんしゃん祭」は、「最大の傘踊り」として平成26年に世界記録にも登録されています!日本祭りでは、しゃんしゃん傘踊りの他、柔道や空手、折り紙、書道など日本文化を紹介する活動も行われました。

日本一人口が少ない県として有名な鳥取県ですが、ウガンダには鳥取にゆかりのある日本人が意外と多く、そんな日本人が集まって鳥取県民会が開催されています。今回は鳥取県民会でしゃんしゃん傘踊りの練習をし、日本祭りで踊りを披露しました!

しゃんしゃん傘踊りの傘は鳥取から持ってきていただき、浴衣はチテンジというアフリカの布を使ってウガンダのテイラーさんに仕立てて頂きました。ウガンダと日本の文化を融合させたパフォーマンスができ、ウガンダ人も初めてみるしゃんしゃん傘踊りや、しゃんしゃん傘・浴衣に興味を示してくれました!沢山のウガンダ人に写真撮影を求められ、ちょっと有名人になった気分になりました。更には、人生初の新聞デビューも果たしました。

今回の傘踊りで、日本にすこしでも興味を持ってもらえたら嬉しいなと思います!