14期 ルワンダ・ウガンダ

 「ウガンダへ行きたい!」と言い続け鳥取大学に入学したのですが、新型コロナウイルスの影響でなかなか叶わず。そんな中、大学1年生の冬に出会ったのが、トビタテ留学JAPANです。トビタテ留学JAPANへの応募を通して、留学中に何をしたいのか真剣に向き合いました。この準備期間があったからこそ、今の留学がより充実していると確信しています。そして、トビタテコミュニティーに所属し、素敵な仲間を沢山見つけることが出来ました。
 私自身、トビタテへの応募はとても悩みました。しかし、少しでも留学をしてみたい、自分を変えたいと感じているのなら、絶対大丈夫です。是非、挑戦してみてください!トビタテの同期・先輩、大学の先生や職員の皆さんが全力でサポートしてくれます。自分の夢を追いかけるために、背中を押してくれます。思い切って一歩を踏み出してください。

   

第1回

 私が住んでいるフイエでは英語話者が少ないです。田舎では更に英語話者が少なくなります。しかし、ルワンダ・フイエの人々はキニアルワンダ語が話せない私に対しても、とっても優しく、様々な場面で周りの人からルワンダ語を教えてもらっています。そして、片言のルワンダ語が通じると、一緒になって喜んでくれます。
 フイエの街中に住んでいるということもあり、生活に必要なものが揃いやすく不便なく生活しています。鳥取よりも都会なのではないかと感じます(笑)。標高が高いため、日差しは強いですが、毎日長そで長ズボンで生活しても暑くなく、気候も快適です。周りの方に恵まれ楽しい留学生活を過ごしています。
 ルワンダに行く前に少しは想像はしていましたが、町にはお金持ちの方がいる一方で、貧しい方も多くいます。ルワンダ・フイエで生活していると、ムズング(白人や黄色人種の人を指す)の私は、外を歩くたびにお金を頂戴と言われます。「give me money」、「amafaranga(ルワンダ語でお金という意味)」と言われることが一番多いのですが、その他にも色々な方法で声をかけられます。毎回、言葉では言い表せない複雑な気持ちになるのですが、お金を頂戴と言われた際の正しい対応の仕方は、今の私には正直分かりません。
 ルワンダでの生活はまだまだスタートしたばかりです。まだまだ“ひよっこ“の私ですが、ルワンダでの出会いを大切にして日々の生活をしていきたいです。

地方に住むお友達

第2回

 Mwaramutse‼(おはようございます‼)
 5月から会社での業務に加えて農家での調査も始めました。農家への聞き取り調査を実際にどう行うのかを、現地の事務所の方に同行して学んでいます。私も農家の方の反応を見ながら、どのように質問すると答えてもらいやすいのか、どう聞いたら詳しい情報が聞き出せるのか試行錯誤をしながら調査を始めています。大学で学んだことを活かしながら、実際に農家を訪問して必要な情報を聞き出していくのはとても楽しいです。農村に入って活動を行うことで、ルワンダの貧困の実態が少しずつ見えてきました。学校に通えない子ども達や、毎日ほとんど食事をとれない人がたくさんいることを知り、心が苦しくなります。
 私生活では「アフリカに行ったらドレッドヘアを手に入れる」という夢があったので、初めてルワンダの美容室に行き、遂にその夢を実現しました!髪のセットとネイルのプランを押し売りされ、ネイルも追加で同時に行うことに。日本円にすると2,500円です。選んだネイルプランはUVの光を使ってネイルを固めるものでしたが、途中で停電が4回ほどあり、停電するたびにネイルの施術が中断しました!笑。4時間以上もかかってドレッドヘアとネイルをゲットしました。あとで友達に聞くと、地方に住む人々は、美容師さんに自宅まで来てもらい、ドレッドヘア等のヘアスタイルにしてもらうようです。(自宅まで来てくれる場合も2,000円ほどのようです。)
 ルワンダでの生活もあと1か月です。これからも留学できたことの感謝の気持ちを忘れず、同時に今の体験を楽しんでいきます。

農家調査の様子 美容室での様子 インターン先の友達

第3回

 私は7月上旬にルワンダからウガンダに移動しました。今は、カンパラにあるマケレレ大学で学術的な英語を学んでいます。新学期の10月からは現地の学生と共に「育種学」を中心に学ぶ予定です。
 7月6日が私のインターン先での活動最終日でした。この日は、これまでお世話になった方々を前に、私がここでどんなことを学んだのかの調査報告と、コーヒーの加工方法や農家と会社とのかかわり方等についての意見交換をしました。そして、お世話になった農家さんのもとに調査報告とお別れの挨拶を伝えにいきました。
 私は、インターン先であるHuye mountain coffeeにて換金作物について勉強していました。主に加工施設(washing station)について農家から学ばせてもらいました。農家訪問では、小規模農家が何を求めているのか、彼らの農園に対して今一番するべきことはなにか、そしてそれを彼ら自身が実行するためにはどうしたらいいのか一緒になって考えました。
 現場で学びながら活動を行ったことで、知識は使うためにあること、そして科学的な知識とは、現地で役に立たてるものだということに気が付きました。今回このような環境下で学ばせてもらい、文献調査をした知識を利用して仕事をする中で、本当の意味での勉強の楽しさを学んだ気がします。
 この経験をふまえて、マケレレ大学では、学んでいる知識はどのように将来活用するのか、そして私が見てきたルワンダのコーヒー農園や加工施設に今学んでいることを還元していく姿を思い描きながら学んでいきたいと思います。

インターン先の方々との集合写真 最終日に行った活動報告の様子 お世話になった方々に送った絵手紙

第4回

 こんにちは!トビタテ留学JAPAN日本代表プログラム14期生として、現在ウガンダに留学中のRikaです。今は、カンパラにあるマケレレ大学に在籍して勉強をしています。7月~9月に英語の授業を受講し、10月からは育種学を中心に現地の学生と同じ授業を受ける予定です。
 今回は、7月から受講した英語クラスを紹介します。
 受講者は初日のテスト結果によってレベルに合ったクラスに振り分けられます。私はAdvancedクラスに入りました。ここでは、討論やプレゼン、プロジェクトワークなどがあり、時々、文法や学術的なライティングも学びました。1クラス35人程度で、私以外は20~50歳のアフリカ出身の学生さんばかりです。英語の授業を受けてみた感想は、とにかく学生たちが活発で、学ぶ意欲にあふれています。クラスで議論が始まると、白熱しすぎて議論に入るのが難しくなります。意見を強く主張することが苦手でリスニングが苦手な私は、周りの学生とのレベル差に悔しい思いをすることも何度かありました。各学生が高い志を持って学んでいます。このような環境で学べたこと、夢を語り合える仲間が出来たことに感謝の気持ちでいっぱいです。10月からはまた新たなメンバーの中で農学の専門科目の授業が始まります。私はここでの学習でも、授業内で積極的に発言が出来るように、授業に必死に食らいついてきます。
 最近、私は帰国後の進路について考えることが多いです。そのような中で留学の経験を通して、更に専門的に学んでみたい分野が出来ました。現在は、大学での勉強に加えて、帰国後の進学に向けても勉強中です。日々、感謝を忘れず成長していきます。
 2枚目の写真は、英語クラスの集合写真です。このクラスはマケレレ大学の学生以外も受講できるクラスであり、大半の生徒が海外から学びに来ています。奨学金取得やPhDになるために英語を勉強している人たちです。

英語の授業でプレゼンテーションの発表をしている様子 マケレレ大学内で開催されている英語のクラスのメンバーとの集合写真 英語の授業のグループワークで作ったスパゲティ―で作られているタワーと橋