スタッフから一言 No.2

・・・スタッフから一言・・・

 こちらラパスはハリケーンシーズン=雨期なのに、まったく雨が降りません。少しでも降ってくれれば、クールダウンして涼しくなるのでしょうが、毎日猛暑が続いています。

 さて、学生たちのラパス便りにもあるように、本学地域学部ケイツ先生のフィールドワークの一環で地元の小・中学校を訪問しました。CIBNORからほど近い、EICentenarioという集落の小中学校を訪ね、それぞれ6年生、中学3年生の一クラスずつに、アンケート調査の協力をお願いしました。

 今週訪れたのは一学年3クラスの小さな中学校。生徒たちはカラフルな制服を着ています。よく見ると、1年生がピンク、2年生が水色、3年生がエンジ色の3カラーに分かれています。それも3色分かれているのは女子学生だけ、なぜか男子学生は学年によるカラーの違いはなく、ぱっと見では何年生かわかりません。理由は生徒たちもわからないようです。

 アンケートに協力しくてれた中学3年生のほとんどが14歳。男の子はばっちり髪の毛を整髪剤で固め、女の子はお化粧も決まっていて、とても14歳には見えません。なんとなく圧倒されて、話すきっかけを伺っている鳥大学生たち。でも「将来の夢は何?」の質問に「幼稚園の先生になりたい」「僕はコンピューター技師」「私は看護師」etc..とキラキラ目を輝かせて答える姿に、愛らしさと初々しさを感じていました。「大きくなったらに日本に行きたい!」という男子学生もいました。

太平洋w越えた小さな島国・日本はまだまだ遠い未知の国。アニメやTVの影響で漢字や日本の文字に強い興味を示す生徒も多くいます。一方UABCSでの夏季特別日本語教室には定員以上の希望があるとか。

 今回訪問した小中学校の子ども達にとって、鳥大学生の訪問が少しでも日本のことを知るきっかけや、日墨交流の促進につながる何かになれば…と思いつつ、小中学校を後にしました。(NF)