③フィールドトリップについて(三好)
8月26日から8月30日まで、UABCSのバスに乗って4泊5日のフィールドトリップに出かけました。UABCSのあるLa Paz(ラパス)から600キロほど北に離れたSan Ignacio(サンイグナシオ)という町に行き、そこから様々な場所に立ち寄りながらラパスに帰ってくるという行程でした。
1日目にはSanta Rosalia(サンタロサリア)という町に向かいました。この町は現在主要な産業が鉱業であり、ここでは町の変遷と現在の状況、鉱山の残砂による自然への影響など多くのことを学ぶことが出来ました。その後、サンタバハパラ教会というエッフェル塔の設計を行った人が設計した教会に行きました。
2日目には、カキの養殖場に向かい、カキの養殖や養殖における地球温暖化の影響を学ぶことが出来ました。カキについて学んだあと、現地の漁業組合の人に話を伺い、現在の状況や漁獲量などの話を伺うことが出来ました。他にも現地小学校の子供たちやコミュニティスクールの学生たちと交流を行いました。その後San Ignacioの教会に行った後に、Mulege(ムレヘ)という町に移動しました。
3日目には、小型の船でMulegeにあるコロナド島に向かいました。コロナド島では、シュノーケリングなどのアクティビティを通して、生物多様性について学ぶことが出来ました。昼食にチョコレート貝という貝やペスカランチェロなどいろいろな料理をふるまっていただき、現地での食生活にも触れることもできました。島での学習を終えた後、Mulegeのオアシスとサンタロサリオ教会で過去にオアシスで起こった火事のことについて学びました。
4日目には、世界遺産である壁画を見に行きました。その後、Loreto(ロレト)という町に移動し、教会を見に行きました。残念ながらこれを書いている僕自身はこの日は体調を崩してしまい壁画を見に行くことはできませんでしたが、行けた人にとっては歴史を学ぶ良い機会になったのではないかと思います。
5日目の最終日にラパスへと戻りました。道中で現地のリゾートに行き、そこで塩に強い植生を学んだり、水や電気などがホテルやお金を持っている人には常に供給されるのに、お金をあまり持っていない人には通告なく電気や水が通らなくなるなどの、生活上における問題点を学ぶことが出来ました。
この5日間のフィールドトリップで、実際の生活や直面している課題を知ることが出来ただけでなく、自分の中で「これがあって当然である」という考えが変わりました。もうメキシコでの生活も半分を切りましたが引き続き頑張って、精いっぱい感謝しながら過ごしたいと思います。
④ホームステイについて(楠生)
メキシコでの生活も三週間ほどが過ぎ、いよいよホームステイが始まりました。ホテルでみんなと過ごした時間がとても楽しかったので、少し寂しい気持ちもありつつ、みんなそれぞれの家での生活がスタートしました。
私はホームステイの経験がなかったので最初はとても緊張していました。しかし、ホームステイ先のご家族は初日からみなさんとても温かく、本当の家族のように接してくれて、すぐに緊張はほぐれました。初日の夜から、ホストシスターの方が夜ご飯に誘ってくれてとても嬉しかったです。ホストシスターのお友達とも合流し、ドライブに行ったりと初日からとても楽しく、充実した時間を過ごしました。その後も、ジムや買い物など様々な場所に一緒に行かない?と誘ってもらい、実際にラパスでどのように人々が暮らしているのかを肌で感じています。
ホームステイをしてみると日本との生活の違いに気づくことも多いです。例えば、食事の時間帯です。毎朝、六時半頃に朝ご飯を食べ、大学にサンドイッチなどを持っていき昼食として食べます。そして大学から帰宅してすぐの17時頃に夕食を食べます。夕食後は、各々好きなことをして過ごし、23時頃にまた軽い食事をします。
つい最近始まったばかりのような気がするメキシコでの生活も残り一週間。ホテルで生活していた頃と比べ、ホームステイ生活ではメキシコの食べ物や音楽などに触れる機会が増えて、とても新鮮な毎日です。残りの日々を一日一日大切にして、楽しみ尽くしたいと思います。