メキシコ・ラパスで奮闘する学生たちの活動報告を“ラパス便り”としてプログラム実施期間中の8月~9月の間、お届けします♪
① メキシコ・ラパスまでの道のり~開講式へ (山田)
8月8日、鳥取空港を出発して成田―台北―ロサンゼルスを経由し、8月9日にようやくメキシコのラパスにたどり着きました。はじめに感じたことは景色と暑さの違いです。地面は乾燥していて、植物は茶色く、様々な形をしたサボテンが見られました。そしてとにかく暑い。鳥取の暑さとは違って日差しが強く、肌が焼けるような暑さです。たくさんの人が片手に水を持ち歩いていて日本との違いを感じました。しかし、朝晩は比較的涼しく、過ごしやすい印象でした。
メキシコ初日の夜はホテル近くのレストランでタコスを食べました。皆それぞれが小麦粉でできた“アリーナ”とトウモロコシ粉でできた“マイース“と呼ばれるトルティーヤを選び、好みの具材を挟んで食べました。牛肉、豚肉、玉ネギ、キュウリ、レタスなどなじみのある具材もあれば、サルサやトウガラシ、ハイビスカスのジュースなど初めて口にするものもあり本場のタコスに皆大満足でした。
8月12日、UABCS(南バハカリフォルニア自治大学)とCIBNOR(メキシコ北西部生物学研究センター)の職員、学生の方々に迎えられ、開講式が行われました。時差ボケがなかなか治らない人や、暑さに慣れない人もいましたが、温かく迎えられて留学に来た実感を持ちました。大串君は英語とスペイン語の両方で素晴らしいスピーチをしてくれました。そのあと、軽食を食べながら、現地の学生やホストファミリーと交流をしました。メキシコの人は優しく活発で、初対面でも会話が弾んで仲良くなることができました。
② UABCSでの授業や学生の様子 (森田)
8月13日からUABCSでスペイン語と英語の講義が始まりました。どちらの講義もそうですが、「実践」という部分がかなり重視されているように感じます。例えば、その日に学習したスペイン語の表現を使って構内にいる学生にインタビューをする活動や、自分の考えを即興でパートナーに伝えるディスカッション形式の活動などがありました。あくまでも学生主体の講義という印象で、日本での講義とは雰囲気が全く異なるので、自分にとってとても良い刺激になっています。その場で外国語の表現を捻り出し、言いたいことを伝えるのにはまだ少し時間がかかってしまいますが、現地の学生や先生方のサポートのお陰で、充実した時間を過ごすことができています。
現地学生の皆さんは本当に親切で、わからないことや聴き取れなかったことを質問すると、いつも丁寧に対応してくれます。また、自分の意見や疑問点をその場で積極的に共有しようとする学生が多く、その姿勢はぜひ見習いたいなと思います。何よりとてもフレンドリーで、「私たちのことを受け入れてくれているんだな」という安心感があるので、こちらも変に緊張することなくコミュニケーションをとることができています。お陰で休憩時間でも楽しい交流の時間を過ごせており、一緒に音楽やアニメ、地元の話題で盛り上がったり、互いの文化の違いを発見して楽しんだりしています。これは本当に有難いことだとつくづく感じています。