鳥取空港を出発して、東京成田空港からメキシコシティまでの13時間のフライトは、とても長く大変でした。足がむくんでしまった人、眠れなかった人、時差ぼけが中々治らない人がいました。中でも、時差ぼけが大変そうに見えました。夜眠れず、日中とても眠たそうで、疲れが見えました。私は出発の前日に夜遅くまで起きていたので、飛行機でたくさん眠ることができ、時差ぼけもありませんでした。出発の前日に少し寝不足だったのが、良かったのかもしれません。
メキシコシティに着いて初めての夕食で、トウモロコシのスープを食べました。そのレストランでは、従業員数が異様に多くて、6人でオーダーを取りに来たり、立ち話をしたりしている従業員さんがいて、とても面白かったです。トウモロコシのスープは、その店の名物だと言うこともあり、私達の多くが注文しました。私は辛い食べ物が好きなので、美味しかったです。メキシコの料理は、辛いものをかけて完成するのではないかと思いました。
メキシコシティに着いてすぐの頃は、良くも悪くもメキシコに対して警戒心ばかり持っていました。そのことにとらわれていて、メキシコの人の明るい性格や親切な心を持っていることに気づくのに、少し時間がかかりました。もちろん、盗難やお金について注意は必要ですが、それらも理解しながら、メキシコの人のパーソナリティを知る余裕が生まれてきました。彼らのパーソナリティが分かってからは、メキシコ生活が一層楽しいものとして感じています。 (地域学部3年尾崎)
8月19日に13時間のフライトを終えてメキシコシティに着き、ホテルにチェックインしてすぐに日本大使館を訪問しました。大使館では日本とメキシコの歴史やメキシコの治安などのお話をしていただきました。メキシコと日本の歴史は想像していたより古く、410年前から千葉県の御宿というところで始まったと聞いて驚きました。ここ10年でかつての3倍以上の日本企業がメキシコに進出していることやメキシコシティの治安面についても学びました。
次に訪問したCIMMYT(トウモロコシコムギ改良研究センター)では、どのように小麦やトウモロコシを改良しているかを学びました。世界中の国々からの援助を資金として小さな農家でも良質な小麦、トウモロコシを栽培できるように技術開発をしていました。また、たくさんの小麦、トウモロコシを冷蔵、冷凍保存してこれらが必要な人たちに無償で送っていることもわかりました。作物だけでなく農機具も無償で送っていると知って驚きました。
その後テオティワカン遺跡を視察しました。テオティワカン遺跡は紀元前2世紀から6世紀まで栄えたテオティワカン文明の都市遺跡です。高さ65メートルの太陽のピラミッド、高さ47メートルの月のピラミッドは圧巻でした。ガイドさんに遺跡に残っている模様や跡から当時の宗教観や環境について学び、とても勉強になりました。遺跡の中にはたくさんのお土産を売っている人がいて、そこではじめて黒曜石を通して太陽を見てみました。石なのに透けていて太陽をとてもきれいに見ることができました。(地域学部2年 松田)
こんにちは、メキシコ海外実践教育プログラムの参加者の谷中です。メキシコに着いて4日目の8月22日に開講式が行われました。
まず、開講式の前にUABCS(南バハカリフォルニア自治大学)のサポート学生と日本人学生が自己紹介をし合い、サポート学生に大学構内の施設を案内して頂きました。案内して頂いた図書館の大きさは鳥取大学よりも大きく、コモンズルームのような自習スペースが多いことが印象的でした。cafeteriaと呼ばれる小さな食堂が大学構内にはいくつかあり、野外の屋根付きのテーブルで軽食をとることができるスペースがありました。
さて、開講式ですがUABCSのダンテ学長、CIBNOR(メキシコ北西部生物学研究センター)のテルマ大学院長代理と鳥取大学の中島学長の挨拶から始まりました。堅い雰囲気でありながらも、歓迎してくださる気持ちが伝わってきて、よい緊張感に包まれているようでした。様々な激励の言葉や尾崎さんのスピーチを通して、いよいよラパスでの研修が始まるのだと、このプログラムへの意気込みがより一層高まりました。しっかりと目的や意識をもち、意義のある研修にしようと強く思いました。
その後、Lunch partyがあり、現地のサポート学生、先生方とホストファミリーの皆さんと食事とお話をしました。最後には、緊張感が漂う中それぞれのホストファミリーが発表されました。それぞれの行き先に分かれ、ファミリーの紹介やステイ先の紹介がありました。これからのプログラムに対してのモチベーションが更に高まった一日でした。(農学部3年谷中)