H30年度ラパス便り第3回

UABCSサポート学生について

¡Hola!皆さんこんにちは。私達は皆元気に毎日過ごしています。今回のラパス便りでは現地で私達を手助けしてくれるUABCSサポート学生について話したいと思います。今回の研修では私達1人に対して2人のサポート学生が付き添ってくれています。彼らは勉強面や生活面でも私達を手助けしてくれています。

まず初めに勉強面のサポートについて話していきたいと思います。私達は、留学前にスペイン語を勉強したとはいえ、まだ聞き取ることや書き取ることが上手くありません。また、私の場合英語で話すことも初めてなのでなかなか上手く意図を伝えることができません。しかし、サポート学生達は授業などでその内容を説明してくれる際に、簡単で分かりやすい英語を使って丁寧に説明してくれるおかげで、英語が苦手な私でも理解することができます。スペイン語の授業でもスペイン語を英語に翻訳してくれ、非常に優しく丁寧に教えてくれます。彼らがいなかったら私は授業をしっかりと理解することができなかったでしょう。

その次に生活面についてですが、彼らは生活面でも私達をサポートしてくれます。メキシコでのスーパーの場所を教えてくれて、そのスーパーでこれは何なのか、美味しい食べ物は何なのかなどを教えてくれました。その他にはラパスの観光地に連れて行ってくれ、観光案内をしてくれたり、一緒に夕食を食べたりしました。私個人としては、皆で食べたアイスクリームがとても美味しかったです。このように生活面でも彼らにお世話になっています。

サポート学生の1人1人の紹介は割愛させていただきましたが、私達は本当に彼らにお世話になっています。色々なところで彼らに迷惑をかけていると思います。しかし彼らは嫌な顔をせずに親切に教えてくれます。彼らのおかげで私達は楽しく過ごせるのだと思っています。本当に彼らには感謝しかありません。(農学部3年新健斗)

 

    

 

 

 

Cabo Pulmo へのFierdTrip

 

 Buenas tardes !

皆さんこんにちは!猛暑が続いて少しバテ気味ですが、楽しくやっている西澤から、Cabo Pulmo での体験をお伝えします!

 

Cabo Pulmoは、La Pazから車で2時間半ほど南下した位置にある、人口150人ほどの小さな村です。メキシコの国立公園と、UNESCO自然遺産に制定されており、10m下の砂地もきれいに見えるほど澄んだ海が有名で、世界各地からダイバーたちが訪れています。

 

 僕たちはその地で2泊3日のFierdTripを体験してきました。Cabo Pulmoへの道のりは険しく、道路が全く舗装されていないところもあり、アトラクション並みの揺れに耐えながらなんとか到着しました。

 

 初日は現地で自然の保護活動をされている複数のNGO団体からのレクチャーを受けることができました。Cabo Pulmo に生息している多種多様な生物たちの模型が飾ってある小さな博物館を見学したり、いかにして人々の暮らしと生物たちの保護を両立させているかについて勉強しました。というのも、この地はもともと漁が盛んな地で、それが原因で生物多様性が失われようとしていました。これに危機感を覚えた研究者たちが現地調査をし、1995年に国立公園に指定され、漁がほとんどできなくなってしまいました。海の生態系は徐々に回復し、以前の500%upという世界でもまれにみる回復率を示したものの、仕事を失った漁師たちがどのようにして生きていくかという問題もありました。そこで、漁師たちがダイブマスターや観光客案内にJob Changeし、現在では年間1000人もの観光客が訪れるスポットになったのです。この間にたくさんのサポートを行ってきたのがNGOで、今後はいまだに残る水不足問題やインフラ問題などに取り組んでいくそうです。現地で今まさに活動されているかたのお話は臨場感たっぷりで、いい意味で生々しく、非常に貴重な体験でした。

 

 二日目は実際にスノーケリングに挑戦しました。生態系を崩さないように、何にも触れないように気を付けながら、澄んだ海に包まれました。海の中はまるで別世界で、色とりどりの魚やサンゴ礁、ウミガメ、マンタの群れ、大量のアジの群れ、アシカの昼寝などを間近で見ることができ、息をのむほど美しかったです。夜は電灯がほぼないので、鳥取の数十倍美しい星空を見ることができました。

 

 三日目は山に登ってバードウオッチングをしたり、現地の子供たちとフルーツバスケットで遊んだりと、非常に濃密な時間を過ごすことができました。

 

 実際に肌で体験したCabo Pulmoは、一生の経験になるなと思いました。

以上 (工学部 化学バイオ系学科 3年 西澤 息吹)