H29年度ラパス便り第8回

フィールドワーク(南バハカリフォルニア州の自然保護区とエコツーリズム)について

 

Hola!

私たちは南バハカリフォルニア州(BCS)の自然保護区とエコツーリズムについて学習するために、メキシコの国立公園で無人島のEspiritud Santo島で2泊3日のキャンプ実習を行いました。担当は農学部の日置先生で、事前準備として島でやってはいけないことや保護区での規則についてしっかり学んだ後、船で約2時間かけてEspiritud Santo島へ向かいました。

初日は、私たちがキャンプをする周辺でシュノーケルの練習を行いました。練習を行った後、キャンプ地から少し離れたところまで、シュノーケルを行いました。泳ぎに自信がない学生もいましたが、みんな日置先生の丁寧な指導の下で、シュノーケルを楽しむことが出来、水中の生物について学習することができました。シュノーケルを行ったところは非常に海が美しく、多くの海洋生物が生息していました。

2日目の午前中はEspiritud Santo島から少し離れたLos Isolate島にボートで行き、ボートから海に入って、シュノーケルを行いました。sea lion(アシカ)やイワシの大群などの多くの魚を観察することが出来ました。私たちがアシカに触ることは禁止されているのですが、アシカの方から私たち人間に触れることは許されていて、実際にアシカに触れられる機会がありました。また、ガイドさんにアシカを近くで観察できるスポットに案内してもらい、そこからアシカが潜っている様子や、陸にいる様子を観察することが出来、言葉を失うほど素晴らしい光景でした。午後はキャンプ地周辺をカヤックに乗りました。カヤックはガイドさんに丁寧に指導してもらい、私たちはカヤックを沈没させず、安全に楽しむことが出来ました。

3日目のハイキングではガイドさんに丁寧に島の植物を説明していただき、いろいろな乾燥地の植物に興味を持ちました。

このフィールドワークでは、砂浜でフィッシングをして釣った魚やシュノーケルで観察した魚や島で見た植物を日置先生が持参した図鑑で、自発的に調べる学生が非常に多く、みんなが自然に興味を持ち、楽しんで学習できる実習で、非常に貴重な経験を積むことが出来ました。(農学部3年 髙原)

 

 

 

休日の過ごし方

 

 メキシコ滞在中は、先週末まで寮生活で集団生活をしていました。休日の過ごし方としては、土曜日は各自で予定を立てたり、メキシコのサポート学生と出かけたりしています。寮に滞在していた間は、月曜日から土曜日までは晩御飯の当番をつくり、土曜日の当番の人が食材を買いに行き、そして夕食を作ることになっています。曜日毎の当番なので、日に日にメニューが変わるのが楽しみでした。日曜は当番を割り当てず、朝ごはんから晩ご飯まで各自でどうにかしなければなりませんでした。授業が終わって寮に帰ってから、夕食の時間までは、サッカーをしたり、メキシコ人のサポート学生と英語で会話したりして、コミュニケーションスキルを磨いています。他にも、メキシコのサポート学生と多く関わり積極的にスペイン語を学ぼうとしている姿勢がみられます。自分も負けじと英語に立ち向かっています。フィールドワークとレクチャーのレポートや宿題も多く出るので、週末の休日に取り組んでいます。

そして、今週からホームステイ生活が始まり、ホームステイ先の母さんと娘さんと色々な場所に連れてもらったりしました。始まったばかりですが、これからのホストファミリーと過ごすのがとても楽しみです。寮生活での集団生活が終わって、みんなと会えないことは少し寂しいですが、学校で会えるので我慢しています。これからの休日の過ごし方についても、時間を有意義に使い、楽しむときは楽しみ、やらなければならないことはやる。そのように無駄なく残りのメキシコでの生活を楽しみ、ホストファミリーとも親睦を深めていきたいと思います。(農学部2年 アギラル)