H28年度ラパス便り第2回

スペイン語授業について

 農学部生物資源環境学科3年フードシステム科学の南谷有亮です。今回私は、メキシコ・ラパスの大学UABCSでのスペイン語の授業について紹介したいと思います。スペイン語の授業は初級と中級の2クラスに分かれて行われています。先生はもちろんメキシコ出身の方々で、初級のクラスをファン先生、中級のクラスをルピータ先生が担当してくださっています。授業は英語とスペイン語のみで行われ、私たちは常に集中して取り組んでいます。また日々の予習・復習が欠かせません。どちらのコースの先生も私たちのことを親身に考えてくださり、分からない所や聞きとれなかった所等について質問する時間をすぐに作ってくださるので着々とスペイン語を身につけることができます。そのため、私たちは恥ずかしがることなくすぐに疑問点を質問し、日本での授業とはまるで違う姿勢で学ぶことができています。


 私は初級コースでスペイン語を学んでいますので、初級コースについて詳しく説明していきたいと思います。初級コースはスペイン語の基礎から学ぶコースです。そのため日本で第二外国語の履修でスペイン語を選択していなかったという人でも1から学ぶことができますので安心です。授業の進め方はパワーポイントによるスペイン語の文法や決まりなどの説明を受け、皆がわかるまでとことん質疑応答を繰り返します。シャイにならずどんどん質問することがスペイン語の上達のカギだと私は思います。またスペイン語を発音する場面が授業中とても多く、体で覚える部分も多いです。体を動かすことが多いので授業中居眠りすることもなく安心です。中級コースでは基礎ができている人が学びますので高度な文法の範囲を最初から扱います。また宿題もたくさんでますので予習・復習が大変ですがスペイン語が上達することは間違いありません。


 最後にスペイン語の授業は大変身につき為になりますが、メキシコ・ラパスで生活するには、日々の予習・復習とそれ以外勉強が必ず必要になります。そのた
め私たちは毎日スペイン語の上達のため一生懸命勉強に励んでいます。(農学部3年 南谷)

 

 

CIBNOR寮での生活

 Hola! こんにちは。私たちは今Cibnorの寮で生活しています。寮には各部屋と、自由に使えるコモンルームがあります。部屋は1~2人で生活していて、キッチンやテーブル、エアコン、棚など、生活する上で必要なものは揃っており快適です。コモンルームには大きなテーブルがあり、みんなで食事をしたり、勉強したりしています。夜はみんなでご飯を作ることもありますが、みんな料理の腕前が予想以上にすごく、びっくりしました。UABCSのサポートメンバーの友達や、私たちの世話役をしてくださっているエディカさんも一緒にコモンルームで食べたりして楽しく過ごしています。ホームステイ先の家族も寮に遊びに来ることがあり、ギターを弾きながらみんなで歌を歌ったのが楽しかったです。メキシコの伝統的な歌も歌ってくれて心に残っています。

 9月の上旬にはハリケーンがラパスに直撃し、年に数回の大雨が降りました。学校は中止になり、寮は半日間停電しました。寮の外に出ることができずに、みんなでスペイン語の勉強をしました。夜はろうそくの明かりで食事をとり、電気のありがたみを改めて感じることができました。

 寮の目の前の道路をまっすぐ10分ほど歩けば、海辺に行くことができます。ここでは夕日を見ることができ、すごくきれいな写真を撮ることもできます。砂浜では、現地の家族に声をかけられ、みんなで写真を撮りました。また、寮の近くには爬虫類や鳥を集めた動物園のようなところがあります。巨大なトカゲや色とりどりの鳥など、今まで見たことがないような興味深い動物がたくさんいました。ヘビを首に巻いたり、タカを腕に乗せたりする体験もでき、楽しかったです。

とにかく、寮の周りにはおもしろいところがたくさんあり、みんなとの共同生活もうまくいっています。寮では1ヶ月半生活しますが、これからもみんなと仲良くやっていきたいと思います。(農学部3年 永井)