H28年度ラパス便り第1回

開講式について

メキシコシティーからラパスへやってきた次の日の夜に、「第11回メキシコ海外実践教育プログラム」の開講式が開かれました。

 最初に、今回のプログラムに協力していただく南バハカリフォルニア大学(UABCS)副学長とメキシコ北西部生物学研究センター(CIBNOR)所長からのお話を聞きました。UABCS副学長「鳥取大学とのつながりが深い」という話を聞き、改めて、過去にメキシコ留学した先輩たちに感謝をしなければいけないと思いました。また、鳥取大学を代表する学生として、精一杯努力しようと決意しました。

 次に、鳥取大学の学生の代表として、坂君はスペイン語で、柏野さんは英語でスピーチを行いました。現地の先生方やサポート学生たちの前での発表ということもあり、緊張していたと思いますが、二人とも堂々とスピーチをしてくれました。二人のおかげで、私たちのプログラム参加への意気込みなどが伝わったと思います。

 開講式の後には、ホームステイ先の家族の発表がありました。初対面で、家族のみんなに何を話せばいいのかと考えて緊張していましたが、どの家族も親切で、笑顔のすてきな人たちでした。一気に不安がなくなり、早くホームステイを始めたいと思いました。

 ホームステイ先の発表後は、それぞれの家庭で夜ご飯を食べに行きました。僕たちの家族は、マレコンという海に近い場所でタコスを食べに行きました。本当においしかったです!ホームステイ先の家族と話していて感じたことは、まだまだスペイン語の語彙が足りないということです。ホームステイまでは、まだ一カ月以上あるので、今のうちにスペイン語をある程度習得できるように勉強していきたいです。

 開講式や、家族との食事を終え、「私たちは、たくさんの人々のサポートによって勉強をすることができる」ということに改めて気づきました。これからの三か月を有意義なものにするために、先生方や現地の学生の力を借りて、9人全員で協力しながら、互いを高め合っていきたいです。(地域学部2年 小山)

 

異文化体験を通して

 ¡Hola! ¡Buenos tardes!

 日本を旅立ってから一週間、とても内容の詰まった日々で一日一日があっという間でした。今回は、そんな一週間の中で感じたカルチャーショックやメキシコ、ラパスについてレポートしてみようと思います。

 まずは水回りについてです。メキシコでは日本のように水道から飲料水がでるということはありません。日本ではレストランに入り、何気なく店員から受け取っていた飲料水も、メキシコでは有料なのです。またメキシコでは給水日というものがあり、その日に貯水した分で、次の給水日までやりくりしなくてはなりません。「節水」。日本でも普段から意識をしていましたが、まだまだ意識が足りていなく、シャワーを浴びるのも一苦労です。トイレについても驚きがありました。紙を流してはいけないのです。水圧が低いから?なのかもしれません。何気なく紙を流そうとしてしまった為、ビニール袋を使って取り出さざるを得なくなった人が何人かいました。

 次にはメキシコの人たちの人柄についてです。とにかく優しく、面倒見がよいというのが第一印象です。日本人が珍しいということもありますが、歩道をあるいていると車の中からですら挨拶をしてくれます。また、食事の際も申し訳なく思うくらいにもてなしてくれました。私たちの寮生活では調理班、買い出し班、洗い物班と班分けをしているのですが、それを見たメキシコの生徒から「メキシコでは班分けはしないよ。だから、みんなが動こう、手伝おうとして逆に騒がしくなるんだ。」と言われ、人柄の違いを感じました。

加えてこちらでは、チップという習慣があります。購入額の10%くらいとされており、ありがとうの気持ちとしていくらか出します。自分の知らなかった事に毎日驚かされてばかりです。

あと12週間近く、もっと驚くようなこと、困ったりすることが出てくるかと思いますがせっかくの機会、楽しんで行きたいです。

¡Adios! (農学部2年 坂)