H27年度ラパス便り第4回

平成27年度メキシコ海外実践教育プログラム参加学生さんたちからの第4週目(9月21日~9月25日)の活動報告です♪

【プログラム第4週主な日程】
9月21日~:フィールドワーク2「観光都市開発」(担当:工学研究科 土屋准教授)
 

講義・フィールドワークについて

みなさん、こんにちは。メキシコに来てもうすぐ1か月が経とうとしています。今週は英語、スペイン語の講義がほとんど無く土屋先生による「観光都市開発」のフィールドワークが行われました。私にとっては初めて観光について真剣に考える機会であるため、新鮮味があり、充実した日々を送っています。また、ちょっと疲れたときには土屋先生がおもしろい豆地意識を教えてくださるので、楽しく授業を受けられています。
今週はIMPLANと観光省の方が私たちのために講義をしに大学まで来てくださりました。私たちは観光に関してほとんど知識が無かったので、たくさん質問し、とても有意義な時間を過ごすことができました。日本人は消極的だというイメージが少しでも改善できたかな(笑)。
また、土屋先生のフィールドワークでは観光、生態系、インフラ、メキシコ人の日常生活の4つのテーマに分かれて4つの班で活動しました。私はラパスの観光について、どうしたら持続可能な観光業を行えるのかを調査しました。まず、調査のためにブレインストーミングを行い、観光に対しての班員のイメージを共有しました。私は、観光とは「お金、バス、飛行機」といった交通機関をイメージしていたのですが、班員は「山、海、インフラ」といった自分とは違ったイメージを持っており、このブレインストーミングをとおして観光に対しての視野が広げることができました。班員で出したアイデアをもとに調査の目的を考え、アンケートを作り、アンケート調査を実施しました。私たちのアンケート対象者はラパス海岸沿いのマレコンと呼ばれる地域にいる観光客だったのですが、日中は暑すぎて全然観光客がいなくて苦労しました。このフィールドワークは自分たちで行動する力が必要とされており、スムーズに進めることが難しかったですが、調査を成し遂げたときはとても気持ちよかったです。さらに来週のプレゼンを成功させるため、練習をしていきたいと思います。
(農学部3年・石原)

メキシコ人の学生と一緒に分析しています
ラパスの海は今日も相変わらずきれいで、調査の疲れを癒してくれます

 

ラパスのビーチでのクリーンアップ活動について

Hola!こんにちは、日本の皆さん。メキシコの前田です!
今日は皆さんにビーチのクリーンアップについてご紹介したいと思います。9/20にプログラム参加学生の一人である藤さんとラパスのビーチのゴミ拾いをしてきました。
なぜこの日にゴミ拾いをしたのかというと、9/20は世界的なクリーンアップの日で、朝の9時~13時まで世界各地で色々な掃除に関するイベントがあるとケイツ先生に教えていただいたからです。このイベントは、正式名称を「国際海岸クリーンアップ(International Coastal Cleanup : ICC)」といい、アメリカの環境NGO「オーシャン・コンサーバンシー(Ocean Conservancy : OC)」の呼びかけによって始まったもので、日本でも1990年から行われています。各国が同じゴミの収集方法でゴミを集め、集めたゴミの統計を行うことを目的としています。日頃お世話になっているメキシコに少しでも恩返しをしたいと考え、ビーチのゴミ拾いをすることになりました。
始めは、この研修の参加学生13人全員で行う予定だったのですが、生憎の雷雨で全員での参加は諦めました。10時30分頃、ようやく雨が小雨に変わってきたので、二人だけでもゴミ拾いをしようと、藤さんとペセロ(メキシコのバスです)に乗ってビーチへ繰り出しました。ところで、日本では考えられないことですが、メキシコの道路は排水性が悪く、少しでも雨が降るとそこら中に水がたまり、水が道路を川のように流れます。おかげでビーチに着くまでに靴も服もベショベショになりました。ビーチに到着しましたが、雨が強くなってきたせいか、ビーチには他にゴミ拾いをしている人の姿は見えませんでした。とりあえず二人でゴミ拾いを始めました。30分ぐらいビーチを歩いてゴミを拾いましたが、あまりゴミが落ちておらず驚きました。観光客がよく訪れる場所なので、日頃から掃除されているのでしょう。また、ビーチのいたるところにゴミ箱があるので、そもそもポイ捨てをする人が少ないのではないでしょうか。雨でしたが、とても良い経験ができたと思います!!

(農学部3年・前田)

 
ゴミ拾い後 ふたりともベショベショです

 

コラム

今週のコラムでは、メキシコの美味しいご飯について紹介したいと思います!!メキシコ料理と言えばなんといってもタコス!メキシコではいたるところで、さまざまな種類のタコスが売っています。
その中でも僕が皆さんにオススメするのはウイトラコーチェ!見た目がちょっと?グロテスクなこのウイトラコーチェは、メキシコの昔の言葉であるアステカ語で「トウモロコシのキノコ」という意味の食べ物で、その意味の通り、トウモロコシに黒穂菌と呼ばれる菌が感染して黒く肥大化しています。そのルックスは日本では100%廃棄処分されるであろうなかなかのもの・・・。しかしながら、いざ食べてみると、これがなかなか美味しい!ほのかに感じる苦味の中に詰まっている旨味が口いっぱいに広がり、くせになります!調べたところによると、栄養がとても高く高価な食べ物で、古代では今で言うところの抗生物質として食していたそうです。みなさんも機会があれば是非、食べてみてください!
さて、少し話は変わりますが、ラパスでの生活も3週間が過ぎ、そろそろ日本食が恋しくなってきた私たちは先日、ラパス内にあるお寿司屋さんに行ってきました。その名もSUSHI ZONE!どうやらチェーン店らしくラパスのあちらこちらで見かけることができます。それぞれ注文をしてワクワクしながら待っていると、出たきたのは僕たちの知っている日本食とは違うなにか別のものが、、、。どんな味がするのか恐る恐る食べてみると、これもなかなか美味しい!日本のお寿司屋さんで出してもひょっとすると流行るかも(笑) 今後少しずつ通って全部のメニューを制覇したいと思います。ラパスにはまだまだ美味しい食べ物がたくさん僕らを待っているので、どんどん挑戦していきたいと思います!ではでは!
(農学部3年・坂田)

タコス(ウイトラコーチェ)閲覧注意
メキシコのお寿司 もはやアート
大学食堂のランチ ボリューム満点大満足