H26年度ラパス便り第4回

成26年度メキシコ海外実践教育プログラム参加学生さんたちからの第4週目の活動報告です♪
 

講義について

 先週まではフィールドワークなどの課外活動やプレゼンテーションがメインでしたが、今週から英語、スペイン語の講義が再開されました。先週上陸したハリケーンの影響でUABCSの教室が利用できないため、ダウンタウンにある語学学校の教室を貸していただいたり、学生寮のコモンスペースに先生に来ていただいたりして、語学の学習をしました。今は1か月後に始まるホームステイに向けて、スペイン語の単語や文法を学び、会話の練習をしています。新しく学ぶことや覚えることがとても多くて大変ですが、少しでも多くのことを吸収しようとみんなで頑張っています。

 また、今週は語学のほかにも、UABCSの先生方から生態系や地域環境、教育、エネルギー、産業など様々な分野の講義をしていただきました。専門的な内容を英語で聞いて理解することはとても難しかったですが、しっかりと復習をして、来週以降の学習やフィールドワークに生かしていけたらと思います。(農学部3年野口)

 

メキシコ・ラパスについて

 時が過ぎるのは早いもので、メキシコに来て1か月が経ちました。メキシコの文化、気候、食べ物にも慣れ、順風満帆なメキシコライフを送っています。「オラ!(スペイン語でこんにちはの意味)」とあいさつをすれば、もうアミーゴ(友達)という言葉どおり、メキシコ人はとてもフレンドリーで気さくに接してくれるため、この1か月でたくさんの友達ができました。そんな彼らはフィエスタ(パーティー)が大好きで、何かにかこつけてフィエスタをしています。たいていは誰かの家にお酒や食べ物を持ち寄って集まり、夜通しワイワイと騒いだり踊ったりします。先日私たちはメキシコ人の友達の誕生日パーティーに招待されたので、今回のコラムではその時のことについて書こうと思います。

 日本とは異なり、メキシコの誕生日パーティーは誕生日を迎えた本人が主催します。パーティー会場を予約したり、当日参加者に料理を配ったり、準備はすべて本人が行います。これがメキシコ流‘お・も・て・な・し’。今回の誕生日パーティーはプールのついた会場を貸し切って行われました。メキシコの伝統的なお菓子やラパス名物のホットドックがふるまわれ、メキシカンミュージックに合わせてダンスを踊っているうちに、時間が経つのも忘れて楽しんでしまいました。寄せ書きをしたTシャツと帽子をプレゼントし、みんなで写真を撮りました。

メキシコでは子供の誕生日に、ピニャータというくす玉の様な物を、主役の子供が目隠しをして割るという習慣があります。ピニャータの中にはおもちゃやお菓子が入っていて、子供たちはそれを競って拾いあげて楽しみます。また、ケーキを食べる時に「モルディーダ!モルディーダ!(かぶりつけ)」とコールし、参加者全員で主役の頭をつかみケーキに押し込むという、なんとも恐ろしいような、面白そうな祝い方があるそうです。私たちの滞在期間中に、どのような誕生日パーティーに遭遇できるのか、今からとても楽しみです。(農学部3年野田)