早いもので本実習も残すところ2週間余りとなりました。3か月と言うと最初は「長い!」といった印象を持っていた学生さんですが、「はやい~~~!」という声がちらほら聞こえてきます。フィールドワークも残すところあと2つとなり、ラスト2番目の実習がスタートしました。
1限目 9:00-10:30 |
2限目 10:40-12:10 |
3限目 13:10-14:40 |
4限目 14:50-16:20 |
5限目 16:30-18:00 |
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11月8日(月) | フィールドワーク7「ラパス周辺の地形の成り立ちを考える」 (地域学部小玉教授) |
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11月9日(火) | フィールドワーク7「ラパス周辺の地形の成り立ちを考える」 (地域学部小玉教授) |
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11月10日(水) | フィールドワーク7「ラパス周辺の地形の成り立ちを考える」 (地域学部小玉教授) |
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11月11日(木) | スペイン語21 | 国際コミュニケーション論⑨ | 地域開発保全⑥ | 日墨比較文化⑦ | 日墨比較文化⑧ |
11月12日(金) | フィールドワーク7「ラパス周辺の地形の成り立ちを考える」 (地域学部小玉教授) |
Buenos dias! Como estan??
11月も第2週目に入り、 Field work も残すところ後2つになりました。実習の終わりが現実味をおび、日々さみしさを感じずにはいられません。
さて、今週の field work は地域学部の小玉先生による「乾燥地の地形調査」です。まず初日、月曜日には、オリエンテーションとして、地形学のガイダンスをうけました。実際に CIBNOR 近くの砂浜へ行き、そのビーチの地形調査を行いました。そこでは風紋、カレント・リップル、さらには熱帯地方でしか見られないビーチロックを観察することができました。
地形学は、全ての生物が存在する、昨日一昨日のことをあれこれ考えていたところに、何百年、何千年という単位の世界がひろがり、自分の小ささと普遍的な自然の壮大さに目から鱗の思いでした。
水曜日にはラパス湾に赴き、海底調査を行いました。調査項目としては、水深、EC(電気伝導度)、水温、塩分濃度の測定、さらに海底表層堆積物の採取です。ラパス湾を地図上で2km間隔に区切り、その線に沿って調査を行いました。現在地の確認はGPSで行いました。
ラパス湾はカリフォルニア湾を流れる潮で形成された砂州によって囲まれた、湖山池7つ分ほどの大きさをもつラグーンです。 CIBNOR も、 La Paz の中心街も、このラパス湾に面しています。私たちの住むドミトリーからも歩いてラパス湾にまで行くことができます。 La Paz の人たちにとって、このラパス湾は一番身近で、とても重要なものなのです。
今回の調査結果は実習に協力してくれた地元の人に還元することを約束しています。得られた情報を地元住民に還元していくことが、こういった調査を行う際には一番重要な留意点だそうです。
木曜日にはカリフォルニア湾の水深および浜、砂浜の様子を調査しました。船で移動し、浜の様子は上陸して観察しました。カリフォルニア湾沿岸には火山堆積物が堆積してできた地形がみられました。また、乾燥地であり、植生が少ないため、地層をはっきりと視認することができました。
初めて得る視点になかばパンクしそうになりながらも、とても有意義な調査を行うことができました。
さらに、幸運にも調査の途中で食事中のジンベイザメをみることができました。一緒に泳ぐこともできました。
そして金曜日には La Paz 市周辺の山地の調査を行いました。道路のわきに形成されたガリ-・リル、を観測したあと、arroyo (かれ川)、Mesa (テーブルマウンテン)、そしてバハ半北西から南東にのびる傾動山地を遠くから観察し、周辺の様子や岩の性質、堆積物の考察などを行いました。
「現地できづけ!」これは先生の口癖です。現地で実際に調査し、疑問をもち、考察することが重要なのです。さて、今回は全員で一つのプレゼンをつくるという形で進めていきます。いったいどのような考察が、まとめが導き出されるのでしょうか。それでは頑張りたいと思います。(森)
このメキシコ研修も残すところ、たった2週間となりました。そんなこと嘘みたいで、このままずっとここに暮らしていくんじゃないか・・・という錯覚に落ちいっています。というのも、メキシコの人たちが暖かく、一緒にいて楽しいからだろうな、と思っています。といわけで今週はそんな愉快なメキシコの人々のことを紹介してみようと思います。メキシコの人々と触れ合ったとき印象的だったのは、友好的でオープンなことです。そして、なんとそれに気付いたのはメキシコについた初日です。
ラパスに到着した初日、僕はフライトを終えて寮でくつろいでいました。すると外からなにか賑やかな音が聞こえてきました。気になるので窓から覗いてみると、外には10人くらいのメキシコ人が来ていて、ギターを弾いたりしていました。鳥大の学生たちも、それにつられて彼らと一緒に楽しそうに話したり歌ったりしていました。この時僕は疲れていたし、軽いホームシックでしょぼんとなっていたのですが、賑やかな音につられて外に出て行ってしまいました。それからほぼ毎日のようにメキシコ人の友達たちは学生宿舎を訪ねてきて、逆に来ない日には心配になるくらいです。また、街中をただ歩いているだけで、今まで幾度となくメキシコの人たちに声をかけられました。通りすがりの車から手を振られたり、何か声をかけられたりと、日本では考えられないことがいっぱいでした。今では慣れてしまいましたが。
この環境にいることで自分も少しオープンな性格になったような気がします。それに他の日本人学生たちもそうなっているようです。おそらく日本に帰るときには別れが惜しくて号泣することでしょう。想像するだけで泣きそうになります。(谷口)
Buenos tardes!!
メキシコの生活もあともう少し、しかし昼間はまだまだ暑い!! 頑張って乗り切らなければ!! そこで今回はアボカドのお話です。こちらではアグアカテと呼ばれていて、年間を通して食べられています。僕が農学部の生命圏環境化学コース(今は食品機能化学)に属していることもあってアボガドの栄養成分が気になって調べてみました。
はたして森のバターといわれているアボカドの成分は・・・・。
栄養成分表(100g当たり)によると青果物の中ではエネルギーがなんと1番高く187kcal。高エネルギーと知られているバナナで86kcalなのだから相当なものです。ちなみにタコス1枚分(171,0g)が371kcalらしいです。
(参照http://caloriecount.about.com/calories-tacos-i21082?size=2)
さらに、まさかのギネスブック(Guinness World Records)では、最も栄養価の高い果物と載っているじゃないですか!!栄養価としてはアボカドにはコレステロールを下げる不飽和脂肪酸のオレイン酸やリノール酸、リノレン酸をはじめ、ビタミンEやビタミンA,C、カリウム,マグネシウム,リンなどのミネラルを多く含んでいて体力増強、夏バテ(?)にぴったり。ちなみにビタミンAやC、Eは抗酸化作用がありとても人気で多くの人がサプリメントで摂取していますが、ビタミンAやEは脂溶性ビタミンなので摂取しすぎると過剰障害になるかも。なので、サプリメントで摂取しなくてもアボカドを食べることをお勧めします。(参照:http://allabout.co.jp/r_health/gc/298847/)
タコスをはじめ高脂肪の食事をしていて「メキシコ人大丈夫なのか??」と心配になりますが、アボガドを食べることによって動脈硬化や心筋梗塞の原因であるドロドロ血液をサラサラにしているのかも。食文化というものはうまい具合にできていてびっくりします。皆さんもアボカドを食べて暑さを乗り切ろぉぉぉ!!!・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・日本は今冬だったかなぁ??
今回はメキシコ人の元気の源、アボカドの話でした。(時政)