7月8日から約2週間にわたり、「令和6年度夏期日本語・日本文化研修プログラム」を鳥取市内において実施しました。
本プログラムは、鳥取大学と学術交流協定を結ぶ海外の大学で日本語や日本文化を学ぶ学生を対象に、日本の社会・文化理解のための実地研修や異文化コミュニケーションの機会を提供する国際交流事業です。
コロナ禍では対面実施を中止し、オンライン実施のみとしていましたが、今年度はコロナ禍後初めて対面実施を再開し、オンライン+対面のハイブリッド形式で実施しました。
6カ国から合計19名が参加し、日本語パートナー学生とともに盛夏の鳥取で様々な研修を受けました。フィールドトリップでは、鳥取砂丘や白兎神社を訪問したほか、鹿野の町歩きや因州和紙作りなどの体験学習も行いました。
プログラム開講直後は、慣れない環境や言語の違いに戸惑い口数の少なかった参加学生たちも、最後には様々な国の参加者同士が笑顔で、ときには勉強した日本語を取り入れながら積極的に話すようになっていました。
プログラム参加学生からは、「忘れられない思い出がたくさんできました。このプログラムのおかげで、日本語の勉強を続ける意欲も湧いてきました」「将来、日本の大都市以外の場所を旅行したいです。そして、日本語で地元の人と話せるようになりたいです」という感想がありました。また、日本語パートナー学生からも、「日本語の学習をサポートするだけでなく、他国の文化や社会など多くのことを学ぶことが出来ました」「多言語で話すことがこんなに楽しいんだと改めて感じました」との感想があり、双方にとって国際交流の重要性を学ぶことのできる充実した研修となりました。