鳥取大学 国際交流・留学情報

 　鳥取大学国際交流センターは留学生オリエンテーションの一環として、10月14日に留学生宿舎の避難訓練および防災セミナーを、11月10日にメンタルヘルスセミナーを実施しました。

　宿舎の訓練では留学生45人が参加し、鳥取市の湖山消防署の協力の下、火災を想定した各居室から屋外への避難訓練、消防への通報訓練及び水消火器を使った消火訓練を行いました。その後、鳥取市国際交流プラザへ会場を移し、鳥取市危機管理課の協力の下、防災セミナーを行いました。

　防災セミナーでは、日本でこれまでに起こった大規模災害や災害の際に身を守るための行動について説明を受けた後、屋外で起震車による地震体験を行いました。参加した学生は「初めて地震を体験して貴重な経験になり、気をつけて生活しようと思った」などと感想を述べていました。

　メンタルヘルスセミナーは、大学院医学研究科臨床心理専攻の細田教授を講師として実施し、留学生24人が対面およびオンラインで参加しました。異なる文化・慣習の国から留学してくる学生たちの多くが、言葉や文化の壁、孤独を経験しています。そうした悩みに起因するメンタルヘルス不調とどのように付き合い、また対処していくのかを、細田教授と対話をしながら考えました。熱心に耳を傾けながら仲間と悩みを共有する学生の様子に、センターとしても留学生のメンタルヘルスケアの重要性を再認識することができました。