鳥取大学国際交流センターは、10月7日(水)及び11月3日(祝・火)、10月に入学した留学生を対象にしたオリエンテーションを実施しました。
例年4月と10月に実施している新入留学生のオリエンテーションですが、今年度は新型コロナウィルス感染症の影響により、4月は実施できませんでした。この度10月に、中長期滞在者の入国制限が緩和されたことを受け、国費外国人留学生11名、JICA関連事業による留学生3名が入国を果たし、さらに国内移動により入学した学生5名も参加し、総勢19名が両日のオリエンテーションに参加しました。
第1日目は、国費外国人留学生の入国後15泊間の待機中にオンラインにより実施しました。オンラインオリエンテーションでは、まず安延国際交流センター長から歓迎と激励の挨拶を受け、国際交流センター及び国際交流課教職員の紹介の後、鳥取での生活や学校生活に必要な情報についてガイダンスを行いました。
第2日目は、遅れて到着したJICA関連事業による留学生も加わり、留学生宿舎である国際交流会館において、消防訓練として火災を想定した避難訓練を行った後、ベランダハッチを用いた避難器具の使用について説明を受け、実際にハッチから梯子を使って地上まで下りるデモンストレーションを行いました。
その後、国際交流プラザへ会場を移し、鳥取警察署による日本の生活習慣や外国人が巻き込まれがちな犯罪について講習を受けた後、国際交流センター安藤教授と蕪木助教が日本語と英語により、実際に本学の留学生が遭遇したトラブル事例について説明しました。続いて、JETRO鳥取、鳥取県雇用政策課、鳥取市国際経済発展協議会による、留学生を対象にしたインターンシップや、ポータルを使った就職情報の入手方法についてのガイダンスを行いました。留学生たちは異なる文化や習慣の下、留意すべき事項についてメモをして、真剣な面持ちで講習を受けました。