5月25日(土)、鳥取大学は、「智頭町コントリビューションの会」が主催するアフリカ・ケニアの児童養護施設にお米を送る活動の田植え作業に参加しました。
この取り組みは、智頭町にある休耕田を利用して栽培したコメを食糧難に苦しむアフリカ・ケニアの児童養護施設「マトマイニ・チルドレンズ・ホーム」(希望の家)に送る活動として平成22年度より毎年実施しています。5月に田植え、9月に稲刈りを行うもので、今年で10回目を迎えました。
また、本学では、「鳥取県を学びの場とする鳥取フィールドスクール事業」として、鳥取県留学生交流推進会議の事業に位置づけており、コントリビューションの会と連携し事業を行っています。
田植え作業では、地域の方の指導の下、留学生達は裸足で田んぼに一列になり、ぬかるみに足を取られながらも、かけ声に合わせて一本一本苗を植えていきました。ほとんどの学生が初めての経験だったこともあり最初は戸惑いもありましたが、みんな楽しみながら約1時間半をかけて約1,200㎡の水田での作業を終えました。
引き続き、留学生と、参加した高校生、園児が杵を両手に餅つきを体験しました。留学生は、初めて見る杵と臼を使った餅つきに戸惑っていましたが、地域の方に教わりながら自分たちがついたお餅や地域の方が準備した郷土料理を堪能しました。また、本学の学生交流組織“G-Frenz”のメンバーによるクイズや地域住民の方へのアンケートも行われ、貴重な交流の場となりました。
当日は、30度を超える暑さで熱中症が心配されましたが、全員何事もなく無事にイベントを終えることができました。秋には、黄金色をした稲穂の収穫が待っています。