ラパス便り 第9回 (メキシコ海外実践教育プログラム)

おしらせ
公開日: 2013/12/06

【ウィークリーレポート】

 

11月5日から約3日間、UABCS(南バハカリフォルニア自治大学)にてUC Davis(カリフォルニア大学デービス校) の先生方による授業が行われた。

授業は2コマ行われ、1コマはShiri Upadhyaya先生による“People and Natural Environment”(授業名)で主にGPSについて学んだ。GPSとは何か、GPSの役割を担う人工衛星の構造や働き、GPSの3つのセグメント(space segment, control segment, user segment)、実際に農業でどのようにGPSが利用されているかなど、GPSの基礎知識から実際私たちの周りで普及され、生活にかかせないものまで幅広くGPSについて学ぶことができた。また最終日には実際にGPS器具を用いてTreasure Hunting(宝探し)を大学内で行った。

二コマ目はPaul Chen先生による“Regional Development an Environmental”(授業名)で主に農業機械の発展について学んだ。Chen先生の専門分野は農業の生育・栽培方面ではなく収穫された果実などの品質をNon-destructive(非破壊的)に測定する農業機械の研究である。品質を調査するうえで果実自体の糖度、水含有率だけでなく密度、固さ、重さなども重要な指標になる。日本では農業機械の発達・普及が盛んであり、授業中にも何度か日本の農業機械会社の農機の紹介があった。(農学部3年S.M)

 

 

      実際に利用したGPS受信機         このサボテンの下にお金が隠れています。

 

【メキシコ ラパスについて】

 

 2ヶ月間の寮生活も終わり残り1ヶ月のホームステイが始まりました!

 僕のホストファミリーは4人家族で歳が近い男兄弟が2人います。ホストマザー以外は少し英語を話せるのですが、ほとんどスペイン語で会話しているのでコミュニケーションは大変です。僕も自分なりに2ヶ月間習ってきたスペイン語でなんとか会話しようと努力しています。また、僕のつたないスペイン語でも、ホストファミリーは話を最後までちゃんと聞いてくれて、僕に話すときも理解できるまで何度もジェスチャーをしながら話してくれます。

 生活については寮での暮らしとは生活リズムがかなり変わりました。まず、毎朝5時半起きで朝食をとります。その後8時からお昼まで授業があり、お昼ご飯は大体15時か16時頃になります。ラパスの大半の家庭では、仕事があってもご飯の時は家に帰って来るので、いつも家族全員で食卓を囲みます。また、我が家では夜ご飯というものがなく、ケーキとコーヒーだけになります。しかし、お昼を16時くらいにたくさん食べるので夜に空腹になることはありません。(農学部3年T.Y) 

 

 

 

【コラム】

 

今週からホームステイが始まりました!始まる前はみんな緊張していたようですが、いざ始まってみると、みんながホームステイを楽しんでいます。

私の家族はお父さん、お母さん、娘2人と犬です。実際はあと2人兄弟がいますが、離れて暮らしています。お父さんは少し英語が話せますが、お母さんはスペイン語しか分かりません。ホストシスターは英語が話せるので、スペイン語の通訳をしてくれます。私はほとんどの時間をホストシスターと過ごすので英語だけでも過ごせますが、スペイン語が上達してほしいと、ホストシスターが毎回スペイン語も話してくれます。学校から帰るとホストシスターやその彼氏、その友達と過ごしており、日本では考えられないexcitingな毎日です。

英語の上達も期待してこのプログラムに参加しているのですが、最近は英単語を思い出そうとすると先にスペイン語が出てきたりして、逆に下手になったような気もします 笑。ですが、スペイン語でcommunication したいという思いから、日本にいた時より断然意欲的にスペイン語を学ぼうという気になり、また、スペイン語が好きになりました。あと残り1か月しかないので、一日一日を大切に、そして思う存分Mexico を満喫しようと思います。(農学部3年N.I)