ラパス便り(スタッフから一言①)

おしらせ
公開日: 2012/10/15

【スタッフから一言】

 

スタッフから見た現地の様子と本プログラムの内容についてお伝えします。

 

9月後半はまさかの2つのハリケーンと地震に見舞われました。しかしながら、幸いにもどちらも大きな人的被害を及ぼすものではありませんでした。これらの天災の影響により大学が2度も休校になりましたが、可能なものについてはメキシコでその日の授業を行えるよう調整を行いました。10月に入ってからは良い天気になり、今後は予定通りに本プログラムを進めていけそうです。

 

 参加学生たちは、本学と協定を結んでいるCIBNORという研究施設の寮で共同生活をしております。18名の共同生活ということで、時には意見が割れることもあるようですが、個性を尊重しつつ、楽しく生活されているようです。食事については、個人で作りたいと希望をした数人を除き、お金を集めて当番制で食事を作っているそうです。会計を任された男子学生が、帳簿を前にして食費の値上げをするかしないかで頭を悩ませている姿を目の当たりにし、ほほえましい限りでした。

 

 こちらで行っている授業は、大きく分けて2つあり、講義室で行うものと、学外で行うフィールドワークがあります。現地の先生による授業については、スペイン語で行うスペイン語の授業を除き、全て英語で行われております。専門用語ももちろん使用されますので、わからない言葉などは学生同士で助け合い、理解を深めている様子です。スペイン語もだんだんと上達しているようで、私が困ったときは学生さんに助けてもらおうと密かに考えています。

 

 天候も回復した10月第1週目は、フィールドワークで海や山へ出かける日々を過ごしました。前週が悪天候でストレスが溜まっていたためか、海の自由時間では非常に楽しそうにはしゃいでいました。あまりにはしゃいでいたので、講義のことが頭から抜けていないか心配していましたが、調査結果を発表するプレゼンテーションで無事に発表を終えられたので、職員としてはほっと胸を撫でおろしました。

 

 学生さんは、授業に宿題に発表の準備に遊びにと、大変忙しい日々を過ごしているようですが、それぞれが充実した毎日を送っているようです。

 

授業の様子。みなさん真剣に取り組んでいます。

                                                                                                      (S.K.)