鳥取大学国際交流センターは留学生オリエンテーションの一環として、11月5日(土)に留学生宿舎の避難訓練および防災セミナー、11月11日(金)にメンタルヘルスセミナーを実施しました。
42人の留学生が参加した宿舎の避難訓練では、鳥取市湖山消防署の協力の下、火災を想定した各自の居室から外への避難訓練、消防への通報訓練及び水消火器を使った消火訓練を行いました。その後、鳥取市国際交流プラザへ会場を移し、鳥取市危機管理課の協力の下、防災セミナーを行いました。防災セミナーでは、日本でこれまでに起こった大規模災害の紹介を受けた後、災害の際に身を守る行動や情報収集の仕方について地域住民の方々と一緒に学習しました。またAED講習では、実際に人形を使いながら練習しました。参加した留学生は、有事の際の留意すべき事項についてメモをしながら、真剣な面持ちで講習を受けました。
メンタルヘルスセミナーは、医学部臨床心理専攻の細田先生を講師としてお招きし、50人の留学生が対面およびオンラインで参加しました。異なる文化・慣習の国から留学してくる学生たちの多くが、言葉や文化の壁、孤独を経験しています。そうした悩みを起因とするメンタルヘルス不調とどのように付き合い、また対処していくのかを、細田先生と対話をしながら考えました。熱心に耳を傾けながら仲間と悩みを共有する学生の様子を見て、センターとしても留学生のメンタルヘルスケアの重要性を再認識することができました。