2012年ラパス便り第4回

公開日: 2012/11/26

 

ラパス便り vol.4 

 

【ウィークリーレポート】

先週はハリケーンの影響によりフィールドワークがことごとく中止になってしまいましたが、今週は天候に恵まれ屋外での活動をすることができました。

火曜日にはCICIMARという海洋生物の研究施設に行きました。そこでは海藻の研究、アルギン塩酸の抽出の施設も見学させてもらいました。その後は中心地近くの浜辺に行って、海藻や海の生き物の観察と採集をしました。海藻類、タコ、カニ、ヤドカリなどを見ることができました。外来種の海藻が増えすぎているなど、ラパスの海の状況を教えていただきました。

金曜日にはグループに分かれてこの週の内容をまとめて発表しました。自分たちで講義や実習の内容をまとめ、より詳しく調べて皆に伝えることで理解が深まりました。

土曜日の朝はFermin先生とハイキングに出かけました。早朝に寮を出発し、先生についてサボテンの連なる山を歩きました。普段は乾いていて枝だけの植物も、先週の大雨の影響で葉や花がついていました。綺麗な景色やユニークな植生を満喫した後はフィッシュタコスの店に連れていってもらいました。程よい運動の後の朝ごはんは最高においしかったです!

タコがビンの中に入ってた!

NGOの見学中。サボテンの針の犠牲になった人も・・・

ハイキング、日の出に向かって歩く!

                                 (農学部 3年 S.S)

 

 

 

【 ラパスについて 】

今週はホストファミリーに誘われて、結婚式に行くことができました。教会に行くのかなと思っていましたが、参加させてもらったのは式の後のパーティーで、浜辺のパーティー会場で行われていました。こちらのパーティーは(結婚式に限らず)夜に始まり夜遅くまで踊ったり、楽器が演奏されていたりします。今回のパーティーは21時に始まり、終わるのは深夜3時くらいだろうということでした。パーティーの音楽は毎日どこからともなく聞こえてきます。日本なら、おそらく苦情殺到です。式は終始、音楽とダンスで活気づいていましたが、新郎新婦はとても輝いておられました。

また、ブーケトスもあって、なんとメキシコではブーケトスが複数回行われ、男性にもチャンスがあります。僕も円の中に入り挑戦しましたが、残念ながらブーケを勝ち取ることはできませんでした。男性、女性ともに必死でした。少し怖いくらいです。このあたりはどこも一緒だなぁと思い、少しおかしかったです。今回は式の終了を見る前に帰りましたが、貴重な体験をすることができました。

 

(農学部 3年 M.T.)

 

 

【 コラム 】

 

 こんにちは、ラパス生活も残すところあと一ヶ月を切りました。

 今回はメキシコで大人気の、“cacahuate Japones”という日本の豆を紹介したいと思います。

 コンビニへ行っても、スーパーへ行っても、店頭にはずらりと並んでいます。

 さてさて、“Japones”とは一体なんなのでしょうか、その実態に迫りたいと思います!!

では、一体なぜこの豆にハポネス(日本)という名前が付けられたのか、その理由を国際交流センターに在籍されるメキシコ人の先生に聞いたところ、昔々メキシコシティに“ニシカワさん”という日系メキシコ人がいました。彼は故郷の食材である醤油を使って、ピーナッツを醤油ペーストのクランチで包んだ豆を生み出しました。これが“Japones”です。

 ニシカワさんの名前にちなんで、メキシコシティでは“NISHIKAWA”というメーカーの“cacahuate Japones”が主流になっているようです。今ではたくさんのメーカーが生産しています。ぜひ、メキシコに来た時は“cacahuate Japones”を試してみてください。

 

【 店頭に並ぶ沢山の種類の豆 】

 

 

【 袋の中身はこんな感じです 】

(農学部 3年 K.T.)