智頭町にてアフリカに送るお米の「田植え作業」を行いました!!

おしらせ
公開日: 2018/05/29

 526日(土)に鳥取県智頭町において、「智頭町コントリビューションの会」が主催の田植え作業に、本学からは22名の外国人留学生、日本人学生、教職員など約50名、公立鳥取環境大学、鳥取西高等学校、智頭農林高等学校の生徒、地域住民など合わせて総勢100名が参加しました。

この田植え作業は、コントリビューションの会が、休耕田を利用して栽培したお米を食糧難に苦しむアフリカ・ケニアの児童養護施設「マトマイニ・チルドレンズ・ホーム」に送る活動として平成22年度より毎年実施しており、今年で9回目を迎えました。本学では「鳥取県を学びの場とする鳥取フィールドスクール事業」として、鳥取県留学生交流推進会議の事業に位置づけ、コントリビューションの会と連携しています。

 田植え前日の気温は、30度を超えて、天候が心配されましたが、当日の朝は曇りとなりほどよい天候の中でのスタートとなりました。留学生達は裸足で田んぼに入り、ぬかるみに足を取られながらも列になり、かけ声に合わせて一本一本苗を植えていきました。手植えでの田植え作業はほとんどの学生が初めての経験だったこともあり、最初は戸惑いもありましたが、地域の方々の指導の下、楽しみながら約1時間半で約1,200㎡の田植え作業を終えました。

 引き続き、餅つきを体験しました。初めて見る杵と臼を使った餅つきの様子や自分でついたお餅をその場で食べられ、留学生たちは大喜びでした。その後は地域の方に用意いただいた郷土料理を食べながら地域の方や高校生達とさまざまな会話を楽しみました。交流会の最後には、長年ケニアでシングルマザーやその子ども達への支援に携わってこられた、児童養護施設院長の菊本照子さんのお話を聞きました。ケニアの貧困の様子や子ども達の現状、智頭町で育てたお米がどのように支援に使われているのかをスライド写真を使って紹介されました。留学生たちは真剣に聞き入り、ケニア出身の参加学生は「帰国後ぜひ訪れてみたい」と話していました。留学生にも地域の方にも貴重な交流の場となりました。

          手作業でがんばりました
          初めての餅つき体験中
         参加者みんなで記念写真
菊本さんのお話をみんな真剣に聞きました