さくらサイエンスプラン「持続可能な社会の構築と科学技術の融合に向けて」を実施しました

おしらせ
公開日: 2019/11/27

 鳥取大学国際交流センターは、2019年11月11日から17日まで日本・アジア青少年サイエンス交流事業(さくらサイエンスプラン)を実施しました。この事業は、科学技術振興機構(JST)の支援を受けて実施しているもので、本学では「持続可能な社会の構築と科学技術の融合に向けて」というテーマで、学術交流協定校である中国農業科学院農業環境及び可持続発展研究所等から、大学院生8名、教員2名、若手研究者6名を招聘して7日間のプログラムを実施しました。

 さくらサイエンスプランによる同研究所からの招聘は今回で3回目となり、参加者からは大変好評を得ているプログラムとなっています。今回は、JSTの支援を受けた11名の招聘者の他、自己負担での参加者5名の合計16名を招聘して、本学が得意としている、生態環境、大気・土壌・水環境、乾燥地研究分野で展開している先端的な取組について理解を深めることを目的として実施しました。

 参加者一行は、プログラム初日に中島廣光学長を表敬訪問し歓迎を受けた後、農学部附属施設のフィールドサイエンスセンター、菌類キノコ遺伝資源研究センターの他関連する研究室を訪問しました。また国内唯一の研究機関である乾燥地研究センターを訪問し、特別講義を受けたあと、山陰ジオパークの一つである鳥取砂丘を訪れました。

 地方ならではの取り組みとして、自然循環型農業に取り組む企業を訪問し、6次産業化の成功事例について講義を受け、理解を深めました。プログラム最終日には、「持続可能な社会の構築と科学技術の融合に向けて」というテーマで、国際シンポジウムを実施し、口頭発表及びポスター発表を通して、本学の修士・博士課程の大学院生及び教員と活発な意見を交わすなど、研究交流を行いました。

 プログラム終了後には田村文男理事(教育・国際交流担当)から、参加者一人一人に修了証が手渡され、参加者からは、鳥取大学の美しい環境の下研究に従事するため戻ってきたいと感想が述べられました。

 

中島学長を表敬訪問

 

フィールドサイエンスセンターで収穫した梨の加工に挑戦

 

乾燥地研究センターの研究施設について説明を受けました

 

お昼休憩に賀露市場を視察

 

ポスターセッションで本学の学生達と活発な意見を交わしました