留学生が鳥取市気高町殿地区「布勢の清水」の水源保全活動に参加しました。

おしらせ
公開日: 2024/08/02

 鳥取大学の留学生13名が、7月27日に鳥取市気高町殿地区で開催された「布勢の清水」水源保全活動に参加しました。

 布勢平神社の境内から湧き出る清澄な地下水は「布勢の清水」と呼ばれ、古くから生活用水として利用されてきました。平成20年には、環境省が選定する「平成の名水百選」に選ばれています。水質や周辺環境の保全のため、年に数回、水源の池と神社の境内の大掛かりな清掃作業が行われます。地域実践型国際交流活動の一環として、昨年に引き続き今年も留学生たちが参加し、地域住民と交流しました。

 35℃を超える炎天下の中でも池の水温はひんやりと冷たく、地下足袋を履いて池に入った留学生たちは思わず喜びの表情を浮かべました。地域の方々の指導の下、繁茂した水草を取ったり、池周辺の雑草を抜いたりと、誰もが率先して一生懸命作業に取り組みました。作業中、母国と日本の暑さのちがいや、鳥取の生活についてなど、住民との間に自然と会話が生まれていました。

 約一時間の作業の後、地域の方に清水で十分に冷やされたキュウリやトマトなどの生野菜をふるまっていただきました。おいしそうに食べる留学生たちを見て、生産者の方をはじめ地域の方々も一層笑顔になりました。イベントの最後には留学生たちが出身国の紹介を行い、地域の方からの質問に答えるなどして交流を深めました。

 地域の方からは「清掃活動に参加していただき助かりました」、「母国紹介はとても興味深い内容でした」といった感想があり、また、留学生からは「とても楽しかったです。このようなイベントがあればぜひまた参加したい」、「地域の人がとてもやさしかったです」などの感想がありました。

 国際交流センターでは、今後も留学生と地域との交流イベントを開催する予定です。興味のある方はぜひご参加ください。

布勢の清水清掃
自国紹介
集合写真