メキシコ海外実践教育カリキュラム 第12週

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第12週 (11月22日~11月28日)

11月も最終週を迎えました。さすがに朝晩は冷えるようになりましたが、まだまだ日中は半そででも大丈夫。真っ青で抜けるような空とまぶしい太陽、爽やかなバハ日和が続いています。
そしてメキシコ実習も、最後の実習となる、農学部佐野教授による「標高に伴う森林の樹齢構造と成長量の変化」と地域学部田川准教授による「ラパスにおけるエネルギー利用に関する調査実習」がスタートしました。

カルドン(ジャイアントサボテン)のシルエットが象徴的なハバの夕暮れ。この景色を見られるのもあとわずか・・・→


《第12週スケジュール》 

1限
(9:00~10:30)
2限
(10:40~12:10)
3限
(13:10~14:40)
4限
(14:50~16:20)
5限
(16:30~18:00)
24  スペイン語
(UABCS/Guadalupe Urban)
国際コミュニケーション論
(UABCS/Bertin Nienhuis)
乾燥地科学概論
(UABCS/Jose Luis Diaz)
日墨比較文化
(UABCS/Alexandra Sauvage)
日本の地域文化と
地域産業
25 Fieldwork11&12
「標高に伴う森林の樹齢構造と成長量の変化」:佐野
「ラパスにおけるエネルギー利用に関する調査実習」:田川
26 Fieldwork11
「ラパスにおけるエネルギー利用に関する調査実習」:田川
27  スペイン語
(UABCS/Guadalupe Urban)
国際コミュニケーション論
(UABCS/Bertin Nienhuis)
地域開発保全
(UABCS/Juan Guzman Poo)
   
28 Fieldwork11
「ラパスにおけるエネルギー利用に関する調査実習」:田川


11月24日(月)

今日はUABCSでの講義の日です。1限目から5限目まで丸一日講義を受け、そのうち4つの講義では、評価にも係るプレゼンがありました。2限 目の「国際コミュニケーション論」では学生個人が自由にテーマを決めてプレゼンを行いました。

4限目の「日墨比較文化」では、オリンピックをテーマにUABCS学生と一緒に調べて、東京・メキシコオリンピックについて英語でプレゼンしました。皆の発表を聞いていると、聞き手に分かりやすく説明して、徐々に上達してきているようです。

5限目はUABCS学生を対象にした「日本の地域文化と地域産業」。最後のこの授業で、日本の歌「島人ぬ宝」の歌詞紹介を英語で行い、全員で歌いました。メキシコ人学生も皆気に入ってくれたようで、授業の後も口ずさんでいました。(蒲原)
 

「日墨比較文化」アレクサンドラ先生はフランス人 日墨比較文化の授業はメキシコ人学生にも大人気

 

11月25日(火)

メキシコ海外実践教育カリキュラムもいよいよ最後の実習となりました。今日初日は二つの実習についてのオリエンテーションが行われました。

午前中に農学部佐野先生の「標高に伴う森林の樹齢構造と成長量の変化」の説明を受けました。火入れについての講義と来週行われる予定の森林キャンプ実習概容を聞いた後、実際このキャンプ実習で行うことになる、木の実測の練習をしました。

午後は田川先生の「ラパスにおけるエネルギー利用に関する調査実習」のオリエンテーションということで、エネルギー発電についての講義を受けました。  (下鍛治)
CIBNOR構内で実際に測定の練習です↓


                                          
 

 

 

エネルギーに関する意識調査の質問票作り。 
班でのグループワークも慣れたものです!

田川先生のオリエンテーションも英語で受けます↑

 

 

 

11月26日(水)
この日、私達はラパス市郊外にあるCFE(メキシコ電力公社)の火力発電所見学に行きました。メキシコでのエネルギー発電の現状や二酸化炭素の排出量調査を行うのが目的です。メキシコの発電所は、そのほとんどが国営であり、発電所の中に入ることは普通出来ないのですが、今回は特別に見学することが出来ました。しかし、見学にあたっての規則は厳重で、身分を証明するためのパスポート必携、デジカメ・ビデオ持込禁止、靴・長袖着用・・・。敷地内に入る際には厳しいチェックを受けました。
最初は施設内の一室で発電所の概要説明を受け、予め準備していた項目について質問をし、その後施設の見学をしました。施設内は想像以上にとてもハイテクで整然としており、技術の高さが伺えました。
寮に帰宅後、得られた情報から、目的であった二酸化炭素の排出量を出すなどとデータ解析を各班で行いました。この排出量は次回調査を行う佐野先生の、森林の持つ二酸化炭素の吸収量と関係してくるので、来週の泊りがけの実習が今から待ち遠しいです!  (川野)
入り口でヘルメットを渡されます

 


正門の前で。中は撮影禁止なので・・・

11月27日(木)

ついに、UABCS最後の授業の日となりました。3ヶ月間にわたって行われてきた、ルピータ先生のスペイン語も、ベッティーナ先生の英語も終わってしまいました。
1限目のスペイン語最後の授業では最上級の表し方や毎日繰り返す動作の表現方法を習いました。20人の中で一番よく食べる人は誰か、親切な人は誰かなど名前を当てはめて文章を作りました。

2限目の英語最後の授業では前回の英語に引き続き、5分間のプレゼンテーションを11人が発表しました。この忙しい中、いつの間に準備したのか不思議なくらい皆完成度の高いプレゼンで、日本人もメキシコ人も楽しむことができました。ルピータ先生からも、ベッティーナ先生からも、「日本に帰ったら…」の話が有り、本当にもう少しで帰るんだということを実感し、なんだか寂しく感じています。


2限目が終わると、今週誕生日を迎えた3人のためにメキシコ人の学生が大きなケーキを準備して祝ってくれました。おなじみの“Happy birthday to you ~♪”を皆で歌い、メキシコ人学生はメキシコのバースデイソング、更にフランス語を習っている学生たちはフランス語でも歌ってくれました。(矢野)
←Feliz Cumpleaños 誕生日おめでとう!
メキシコ人アミーゴからのサプライズ!
 


最後のスペイン語の授業の後で。ルピータ先生と

11月28日(金)

 今日は、各班に分かれてラパスのエネルギー問題を把握するためにインタビュー調査を行いました。調査場所として、B1班は郊外の大型ショッピングセンター・ソリアナ周辺、その他の班はセントロ(ダウンタウン)周辺で調査を行いました。
内容としては、各家庭の電気料金、環境問題への意識などについての聞き取り調査です。また、質問はすべてスペイン語で行いました。ラパスでの約3ヶ月で学んできた集大成とも言えます。自分自身が思っているよりも3ヶ月でスペイン語が上達していることに驚きを感じ、さらに多くのメキシコ人と触れ合えるいい機会となりました。
後残り少ないラパスでの生活を有意義なものにするためにも、一日一日を大切にして頑張っていきたいと思います。(中田)
街角での聞き取り調査も、すっかりなれたもの。物怖じせずどんどん話しかけて行きます→

 


~AMIGOS DE LA PAZ アミーゴス・デ・ラパス~
<参加学生からの生の一言 >

Desde Habitacion 5
学生宿舎Room 5から

★ メキシコ実習も残すところあと1週間となりました。実習は水曜日の日記で書いた通り、火力発電所の見学に行くなど、興味深いことばかりで一瞬たりとも気が抜けません。
今回の日記は残り少なくなったメキシコでの生活についてです。初めの頃は全くスペイン語がしゃべれずメキシコ人と交流も出来なかったけれど、3ヶ月の成果で交流できるようになり、今ではたくさんのメキシコ人の友達が出来ました。メキシコの人々はとっても優しくて陽気で気さくな方ばっかりで、今から別れが寂しいです。
3ヶ月前は長いなあと思っていましたが、今では本当にあっという間で、もっともっとメキシコに居たいなぁという気持ちで一杯です。後1週間、悔いが残らないように精一杯実習を頑張り、メキシコの生活を楽しみたいです。  (ボス)

★ メキシコ研修も残すところあと数日となってしまいました。非常に残念な事ですが、La Pazとお別れをする時期が迫ってきています。そろそろお土産整理をしなければいけないのですが、どうにもこうにも難しいです。夢と希望とお土産を持って、元気な体で日本に帰りたいと思います。では、みなさん日本でお会いしましょう!(西牟田)

さぁ本実習もあと残りわずかです。
最終週は、締めとなるラパス近郊自然保護地域への山登り実習に、最後のプレゼン、そして閉講式、と盛りだくさんです。最後まで気を抜かずにアニモ!!(ファイト)
ではまた来週・・・・・Hasta luego!!!