メキシコ海外実践教育カリキュラム 第3週

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第3週 (9月22日~9月26日)

メキシコ生活も第3週目に突入です。これまでの涼しくてさわやかな気候と打って変わり、今週に入り猛暑が続いています。9月末のこの猛暑をこちらでは「Despedida del Calor(暑さとのお別れ)」と言うそうで、この暑さを乗り切れば、徐々に涼しくなっていくとのこと。早くお別れしたい暑さの中、実習は続きます。

9月22日(月)
週の始まり、月曜日は語学から始まります。

1限目はGuadalupe(通称ルピータ)先生によるスペイン語の講義でした。この講義は、いわゆるスペイン語によるスペイン語の授業で、文法や語彙の説明はスペイン語で行われています。
スペイン語学習歴はわずかなのですが、なぜか不思議と内容は十分に分かり、今日も、皆楽しみながらスペイン語の語彙や文法を習得しました。

午後からはUABCSの先生による講義が行われました。Manuel Angel先生による「中南米社会事情」、Juan Guzman先生による「地域開発・保全」の講義です。
現地メキシコの先生による講義により、メキシコの産業や貿易や日本との関係、メキシコの国内情勢など、現地メキシコについて理解を深めています。

毎日私達は8:30の通学バスででかけます。
現在サマータイム実施中で、夜明けが7時くらいです。  (竹内)

通学バスの様子   学生宿舎からの朝焼け

9月23、24日(火、水)
フィールドワークはA,Bの2グループに分かれての実習です。
A班:教育センター上野講師の「サッカーにおけるプレーの解釈を通じた異文化理解」ということで、サッカーに関するアンケートを現地メキシコ人に実施しました。

アンケート調査のノルマは20人!朝から街を歩きまわりました。現地UABCSの学生さんに手伝ってもらいながら、覚えたての片言のスペイン語で現地の人との意思疎通を図りました。
歩き疲れてへとへとでしたが、道端にはココナッツやハイビスカスが色鮮やかに咲き、疲れを癒してくれました。(下鍛冶)(現地の人に聞き取り調査中)→ 


                        
9月23、24日(火、水)
B班:乾燥地研究センター安藤准教授による「開発プロジェクト形成の考え方と調査手法」
のため、ラパス近郊の農村で、実態調査を行いました。農場に行って、農場主にインタビュー形式の聞き取りを行い、実際の経営状況について調査しました。
日本でも実際に農場に行って、その農場経営者へ聞き取り調査を行ったことなどなかったので緊張しましたが、日本の農業との違いも分かり、とても興味深かったです。これぞ海外実習という実感が沸いてきました。

感動もつかの間、金曜日のプレゼンテーションの準備が大変なのですが。。。(田中晴)
 

  

 

9月25日(木) 曇り

今日は終日講義の日です。
2限目のスペイン語の授業では、主に形容詞を勉強、そして数字の復習でした。
皆、少しずつ数字に慣れてきた様子です。実際の生活に欠かせない単語なので、マスターしていきたいと思います。

3限目は「日本の地域文化と地域産業」という授業でした。この授業は、メキシコ人学生を対象に日本の文化や産業などについて紹介するというもので、今回から学生グループが授業を担当します。

第1回目のテーマは「お好み焼きとお茶」でした。実際にお好み焼きを作っている動画を挟みつつ、日本の食文化について紹介をしました。また、お好み焼きと団子とお茶の試食会も催し、多くのメキシコ人学生に喜ばれました。自分たちでテーマを企画し、発表することによって、自分たちの文化についても再認識し、またメキシコ人学生との交流も深まりました。(西田)



9月26日(金)
2週間行われたフィールドワーク1・2の最終日。数々の試練を乗り越え、一生懸命作り上げたプレゼンテーションの発表の日でした。

初めてのプレゼン、それも英語での発表ということで、この日までの準備期間は想像を絶する、耐え難い毎日でした。その集大成が今日の発表でした。

みんな苦労して作り上げただけあって出来は上々。先生の評価もまずまずで、終わったときには一つの達成感がありました。これからは体に気を付けながら頑張っていきたいです。(岡田)

 

初めてのプレゼンテーション

 


~AMIGOS DE LA PAZ アミーゴス・デ・ラパス~~~
<参加学生からの生の一言 >

Desde Habitacion 3
学生宿舎Room3から

★  今週は私にとってとても辛い一週間でした。ウィルス性の風邪にかかり、38度の熱にうなされ、ほぼ宿舎で安静していました。回復するまでは辛かったですが、友達が心配して声をかけてくれたり、おかゆを作ったりしてくれました。この1週間で自己管理の大切さと仲間がいること大切さに気づくことができました。 (寄木)

★   ¡Hola Hola!
今週から始まったフィールドワークは思っていたよりもハードで、平日は深夜までそのプレゼン作りに追われていました。
でもみんなで協力して一日一日を過ごし、週末は現地の学生たちと思いっきりリフレッシュする、この生活が大好きです。
今は、ただただ、我が家の一人娘(↑)の風邪が治るのを祈るばかり・・ (末次)

★  メキシコに来て早3週間。とても充実した日々を送っています。
課題にプレゼンにと、ばたばたした日が続いていますが、毎日とても楽しいです。
晩ごはんを一緒に作ったり、プレゼンの内容について議論しあったり・・・。日に日に皆の絆が深まり、家族になっていくのを感じます。大いに学び、現地の人とたくさん交流し、一回りも二回りも大きくなって日本に帰国したいです。(西牟田)


2週間のスパンで行っているフィールドワーク(1・2)が終わり、一区切りつきました。
夜な夜なプレゼンの準備・宿題に終われ、昼間は講義と実習でかなりのハードワークにちょっと困惑気味ですが、プレゼン終了後のある種の達成感を感じているようです。
第3週目からは、メキシコ海外実践教育カリキュラムに実際に参加している学生が分担してレポートしていきます。参加している学生ならではの視点でこの実習をレポートしていきます!
それでは今回はこのへんで。 ¡Hasta Luego!