「国際コミュニケーション論」では、新たにUABCSの学生も加わり、この日はメキシコの伝統行事について英語で学びました。
「日墨文化比較」では、UABCSの学生によるメキシコ文化のプレゼンテーションが行われ、その後、若者文化に対する意見交換会、ディスカッションの場が設けられました。
5限までのびっしり詰まった授業を何とか乗り切った学生たちは、授業の後、メキシコにおいての重要なイベント、独立記念日の前夜祭に参加しました。9月16日に独立記念日を迎えるメキシコでは15日に盛大な前夜祭が行われます。ラパスでも州庁舎前に大きなメキシコ国旗の電飾が掲げられ、赤・緑・白のメキシカンカラーの小旗がひらめいていました。1810年のこの日、メキシコの英雄イダルゴが鐘を鳴らして仲間たちを集結し勃発させたという独立革命。
メキシコ人は今でもこの日を独立記念日として祝っています。
前夜祭ではメキシコシティ時間の夜11時に、イダルゴの鐘を鳴らし、イダルゴの演説「Grito de Dolores」を大統領が再現するしきたりになっています。1時間の時差があるラパスでは10時にこの「Grito」が行われました。州庁舎前に集まったものすごい観衆とともに「ビバ、メヒコ~~~!!」と、打ち上げられる花火を見上げながら叫んだのでした。
今日から海外フィールドワークがスタートです。 10人ずつのグループに分かれ、Aグループは乾燥地研究センター安藤准教授による「開発プロジェクト形成の考え方と調査手法」。
Bグループは教育センター上野講師による「サッカーにおけるプレーの解釈を通じた異文化理解」が行われました。 どちらの実習も現地メキシコ人への聞き取り調査が中心であり、スペイン語によるアンケート表の作成が必要になります。UABCSの学生に手伝ってもらいながら、スペイン語での調査票作りに四苦八苦していました。
農村調査では、各グループにメキシコ人学生による通訳者が二人ずつ配置。英語-スペイン語の通訳者とのコミュニケーションにまず苦戦していましたが、徐々に慣れていったようでした。時間が経つにつれて、通訳を介さず直接学生が農家へ話しかける場面も見かけられました。
「わたしの名前は~です。あなたの名前は何ですか?」
片言のスペイン語による他愛のない会話をきっかけに、どんどん話しかけ
気づけば派遣学生と農村の人々の間には隔たりがなくなり、快晴の空の下に笑い声響きや笑顔が見られるようになりました。