メキシコ海外実践教育カリキュラム 第2週

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第2週 (9月15日~9月21日)


メキシコ海外実践教育カリキュラムも2週目を迎えました。
参加学生たちの生活にもリズムができてきたようです。
天候は、覚悟していたまぶしい太陽・青空と灼熱地獄とは打って変わって、曇りがちで気温の低い過ごしやすい気候となっています。

9月15日(月)

朝からいきなりのトラブル発生。通学バスの運転手が予定をすっかり忘れてしまっていて、バスが出発しないという事態に!どうにか連絡を取り、少し遅れはしましたが予定通り講義を行うことができました。この日は、スペイン語、国際コミュニケーション論、中南米社会事情、日墨文化比較、日本の地域文化と社会事情の5つの講義が行われました。


「国際コミュニケーション論」では、新たにUABCSの学生も加わり、この日はメキシコの伝統行事について英語で学びました。
「日墨文化比較」では、UABCSの学生によるメキシコ文化のプレゼンテーションが行われ、その後、若者文化に対する意見交換会、ディスカッションの場が設けられました。

5限までのびっしり詰まった授業を何とか乗り切った学生たちは、授業の後、メキシコにおいての重要なイベント、独立記念日の前夜祭に参加しました。9月16日に独立記念日を迎えるメキシコでは15日に盛大な前夜祭が行われます。ラパスでも州庁舎前に大きなメキシコ国旗の電飾が掲げられ、赤・緑・白のメキシカンカラーの小旗がひらめいていました。1810年のこの日、メキシコの英雄イダルゴが鐘を鳴らして仲間たちを集結し勃発させたという独立革命。
メキシコ人は今でもこの日を独立記念日として祝っています。

前夜祭ではメキシコシティ時間の夜11時に、イダルゴの鐘を鳴らし、イダルゴの演説「Grito de Dolores」を大統領が再現するしきたりになっています。1時間の時差があるラパスでは10時にこの「Grito」が行われました。州庁舎前に集まったものすごい観衆とともに「ビバ、メヒコ~~~!!」と、打ち上げられる花火を見上げながら叫んだのでした。

9月16日

16日は独立記念日の祝日でした。
皆、活発に中心街に繰り出していきました。しかし、レストランも、土産屋も、雑貨屋もほとんどすべてCerrado(閉店)の看板が掲げられており、休日に関するメキシコ人の徹底さに、驚きです。メキシコ人たちはこの日、家族で海に行ったり、キャンプに行ったり、のんびり過ごすようです。
                                  
9月17日

第3回目のメキシコ実践教育カリキュラム開講式が、CIBNOR(メキシコ北西部生物学研究所)で行われました。
まず鳥取大学岩崎理事から「20人の学生が3ヶ月の実習を通して、たくさんの経験と知識を身に付け、問題解決能力を養ってもらいたい」との英語による挨拶を行い、続いてエルナンデスCIBNOR所長による学生歓迎の挨拶が行われました。その後、参加学生20人を代表して2人の学生がこのメキシコ実習における抱負について、スペイン語で発表しました。
発表者二人の発表は、まだ勉強し始めて間もないスペイン語で行われましたが、たどたどしいなりにも一生懸命語った抱負は、メキシコ人達に大いに受け入れられたように感じました。
そして、この開講式には地元のテレビ局が取材に来ており、開講式の様子が放映されました。

  

緊張している発表者2名 

初めての集合写真(宿舎前にて)



9月18日

 今日から海外フィールドワークがスタートです。 10人ずつのグループに分かれ、Aグループは乾燥地研究センター安藤准教授による「開発プロジェクト形成の考え方と調査手法」。 

Bグループは教育センター上野講師による「サッカーにおけるプレーの解釈を通じた異文化理解」が行われました。  どちらの実習も現地メキシコ人への聞き取り調査が中心であり、スペイン語によるアンケート表の作成が必要になります。UABCSの学生に手伝ってもらいながら、スペイン語での調査票作りに四苦八苦していました。

農村調査実習(土壌について考えているところ)

 9月19日


今日は雲ひとつないラパスらしい真っ青な空。Bグループは、ぺセロ(循環バス)でセントロ(町の中心街)に出かけ、実際に町で出会う人たちに聞き取り調査。Aグループは、バン2台に分かれて乗り込み、ラパス近郊の農村へ。農家を対象にした聞き取り調査を行いました。

 

農村調査では、各グループにメキシコ人学生による通訳者が二人ずつ配置。英語-スペイン語の通訳者とのコミュニケーションにまず苦戦していましたが、徐々に慣れていったようでした。時間が経つにつれて、通訳を介さず直接学生が農家へ話しかける場面も見かけられました。

「わたしの名前は~です。あなたの名前は何ですか?」
片言のスペイン語による他愛のない会話をきっかけに、どんどん話しかけ
気づけば派遣学生と農村の人々の間には隔たりがなくなり、快晴の空の下に笑い声響きや笑顔が見られるようになりました。

農家とのコミュニケーション♪


 


9月20、21日
メキシコへ来て2回目の週末です。仲良くなったメキシコ人の友達と海に行き、交流をさらに深めました。青い空と透き通った海を見ながら、リフレッシュ。

 

 

調査の後に、パシャリ!!

真っ青な海と空を背景に!


~AMIGOS DE LA PAZ アミーゴス・デ・ラパス~
<参加学生からの生の一言 >

Desde Habitacion 2
学生宿舎Room2から

★  La Pazに着いて、早くも2週間が経過しました。青く澄んだ空がとても心地良く、時折流れる風がさわやかです。日々、メキシコと日本の文化の違いを感じながらも、充実した実習生活を過ごしています。言葉の壁はありますが、だからこそ言葉の奥深さ、不確かさを考えさせられます。まだ始まったばかりなのですべてが手探りですが、自分の目標に向かって頑張りたいと思います。【朝比奈】


★  乾燥地コースの実習と合わせて2度目のラパス。2度目ということで環境にもすぐ慣れることができました。
少しずつ友達も増え、もっともっとスペイン語、英語がしゃべれるようになりたいと思う毎日です。この気持ちをバネに、果敢に挑戦し自分を成長させていきたいです。【岩城】


★  あっという間に第2週も過ぎ、時間の流れの早さに驚く学生も見られました。2週目からは講義だけでなく実習の授業も始まり、本格的にプログラムが始動し始めています。授業に交流にと大変ですが、暑さに負けず頑張れ、20人!!では、今回はこの辺で!Hasta luego!



※ 今回のレポートは、「メキシコ海外実践教育サポートプロジェクト」として、実習全体や現地での生活をサポートしている、昨年度参加学生の密着レポートです。実習前半の2週間だけ、参加学生のサポートにあたりました。

★  「去年とは違った視点からこのプロジェクトを見ることができて、とてもよい経験になりました。たった二週間の間に派遣学生20人は驚くべき成長を遂げたと思います。私たち二人は日本に帰ります。これからは日本で彼らを見守っていきたいと思います。」【農学部4年佐々木・工藤】