メキシコ海外実践教育カリキュラム 第4週

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第4週 (9月27日~10月3日)

 

早いもので10月に突入です。
しかし、毎日36度まで気温は上がり、猛暑の勢いは衰えません。

今回も真っ青な空のラパスから、「ラパス便り」をお届けします~!


一息つく暇もなく、今週からフィールドワークのテーマと担当教員が変わりました。
教育センター永松准教授による「メキシコの伝統と文化」と、工学研究科西村准教授による「エネルギー・自然環境調査」がスタートしました!
(学生宿舎前の道→)





《第4週スケジュール》

月 日

1限
(9:00~10:30)
2限
(10:40~12:10)
3限
(13:10~14:40)
4限
(14:50~16:20)
5限
(16:30~18:00)
29 スペイン語⑥(UABCS/Guadalupe Urban) 国際コミュニケーション論④
(UABCS)
中南米社会経済事情⑤
(UABCS/Antonina Ivanova)
乾燥地科学概論⑤
(UABCS/Jose Luis Diaz de Leon)
 
30 Fieldwork 3&4
「メキシコの伝統と文化」:永松, 「エネルギー・自然環境調査」:西村
1 Fieldwork 3&4
「メキシコの伝統と文化」:永松, 「エネルギー・自然環境調査」:西村
2  スペイン語⑦
(UABCS/Guadalupe Urban)
スペイン語⑧
(UABCS/Guadalupe Urban)
日本の地域文化と地域産業④ 実習調査の為の英語②(CIBNOR/Diana Dorantes)  
3 「メキシコの伝統と文化」:永松, 「エネルギー・自然環境調査」:西村


9月29日(月)

この日の2限目、「国際コミュニケーション論」では、環境をテーマにメキシコ人学生とディスカッションを行いました。メキシコ人学生からは「地球温暖化によって地震が起きやすくなる」など日本人では思いつかないような意見が飛び出しました。こちらではごみの分別はあまり見かけられないのですが、メキシコ人学生からはリサイクル・デポジットといった意見もあり、個人レベルでは意識が変化しつつあるようです。    (朝比奈)


9月30日(火)10月1日(水)3日(金):フィールドワーク3・4
 

A班:
A班は永松先生による「メキシコの伝統と文化調査」を行いました。聞き取り調査を通して、日本とメキシコの文化や意識の違いを比較し、その結果を現地に還元することを目的としています。

対象を未成年と成人に分け、それぞれのグループがアンケート調査に向かいました。

英語で作成した質問票のスペイン語翻訳は、現地の学生に手伝ってもらいました。彼らの多くは日本語を勉強しているため、私たちはスペイン語、英語そして日本語を駆使して会話をします。私たちはスペイン語を教えてもらい、彼らには日本語を教えます。
この時間が一番の言語上達につながっている気がします。

未成年対象グループはラパス市内の小学校と中学校を訪問しました。日本人が珍しいこの国では、私たちは人気者のようです。みんな無邪気な笑顔ですぐに近づいてきてくれました。日本のアニメは驚くほど浸透しています。「あなたにとってのヒーローは誰?」という質問に「ナルト!」「ゴクー!」などという解答が多く、なんだか不思議な印象を受けました。
みんな日本のことに興味津々で、スペイン語で質問攻めにあってたじろぐことも。帰るときにはみんなが片言の「アリガトウ!」を言ってくれました。もしかしたら、この街で「アリガトウ!」が日常会話になる日も遠くないかもしれません。屈託のないメキシコの子供たちにエネルギーを充電してもらった気分です。   (井上)

 

 

こちらは中学生のみなさんが協力してくれました!

 

B班:
B班は、西村先生の「エネルギー・自然環境調査」です。
宿舎の屋根に設置した太陽電池と蓄電池を利用して海水から真水をつくるという実験を行いました。

35度を超す強烈な日差しの下、学生宿舎の屋根に上っての作業でした。あまりの暑さに計器が壊れ一部の実験がうまくいかない、突然の雷雨に実験が中断するなどありましたが、なんとかデータを回収、後日B班皆でデータ整理を行うことに。それぞれがデータをグラフ化・考察しました。

 

 



工学関係のこの分野は専門外の人も多いのですが、この実験が応用化されると乾燥地であるラパスでは非常に有効な技術となることもあり、皆真剣に取り組んでいました。   (竹内))))

 

10月2日(木)

1,2時間目のスペイン語では、物のある場所や状態などの言い表し方、スペイン語での人物紹介、スペイン語の若者言葉など、ラパスでの生活をより楽しくするのに必要なスペイン語を習得しました。


3時間目の「日本の地域文化と地域産業」の講義は、私達学生が主体となって行いました。学生が担当し始めて第二回のこの日の授業では、折り紙についての紹介を行い、メキシコ学生もたくさん参加してくれました。
折鶴やバラ、手裏剣などの折り方を、英語で説明しながら、メキシコの学生と一緒に折りました。少し難しそうにしている学生もいましたが、丁寧に折り進め、上手く折れて皆嬉しそうでした。

続く4限目は「調査実習のための英語」の授業。主に英語でのライティング強化を目的とした講義です。ラパスで勉強する意義について、英語で意見交換をし、モチベーションが上がった気がします。これを元に英作文が宿題。アニモ~!(=頑張れ!)  (矢野)


~AMIGOS DE LA PAZ アミーゴス・デ・ラパス~
<参加学生からの生の一言 >

Desde Habitacion 4
学生宿舎Room4から

★  今週で10月に突入。メキシコに来てそろそろ1ヶ月が経とうとしています。
・・・ってもうそんなに月日が過ぎたっけ?確かに、実習はハードだし、プレゼンもしたし、海にも行ったし、タコスも食べた。でもまだまだスペイン語や英語力を鍛えたいし、やりたいことはたくさんある・・・。気が付くと日本にいる時より、一分一秒を大切にしている自分がいるような気がする。一生戻ることのないメキシコ3ヶ月を、これからはもっともっと大切にしていかなきゃ!  (田中ま)

★  ラパスに来て3週間。実習の一環で小学校にインタビューに行ったり、メキシカンと出かけたり、皆でごはんを作ったり、毎日楽しみながらいろいろいなことを体験している。マンゴー、ブリートは美味しいし、1ペソ(約10円)パンの味も悪くない。メキシコ人は予想以上にスマイリーでフレンドリーだ。こっちまで優しい気持ちにさせてくれる。僕はラパスで貴重な体験をしている。残りの2ヶ月ちょっと、楽しんで頑張る! (蒲原)


最初はあまりものハードスケジュールと、ラパスの強烈な日差しに困惑気味だった20人も徐々に、こちらのペースをつかんで行っているようです。

では今回はこの辺で・・¡Hasta luego!