
10月も終わりが近づき、朝晩が寒くなってきました。今週のフィールドワークは、教育センター永松先生の指導の下、都市計画を評価する方法を勉強しています。
まず私たちは、ラパスの人たちが州政府や市当局の政策に対してどのような考えを持っているのかを調査するために、アンケートを作成しました。4つの班に分かれてそれぞれ異なったテーマ、生活・環境、産業開発、都市整備、教育・文化の4種類のアンケートをまず英語で作成し、その後、メキシコ人の学生とともにスペイン語に訳しました。
はじめの頃は英語に訳すだけで一苦労していた私たちですが、最近では少しずつ英語やスペイン語力が伸びていると感じています。アンケートを英語などの外国語に直すときに、私たちの意図が正しく伝わるように、そしてどの回答者に対しても簡単に、同じ意味で捉えられるように英語訳しなければならないことの難しさと、言葉が持つ様々な意味の違いを同時に学んでいます。

実習第2日目には、作成したアンケート調査と南バハカリフォルニア州政府およびラパス市当局の見学を行いました。
州政府では様々な情報をラジオ、情報誌などを通して住民に伝える役割を担っており、漁業や農業、教育、福祉などの各部門すべての方向性についての会議が行われています。
さらに来年、2010年はメキシコ独立200周年に当たり来年の独立記念日までのカウントダウンも行われており、来年は今年よりもさらに盛大に独立記念日が祝われることが想像できます。
アンケート調査は、州政府、市当局そしてCIBで行いました。回答者の中には高校生、学生、労働者、年配者が含まれ、英語が使える人がわずかにいましたが、そのほとんどはスペイン語での調査になります。
はじめはメキシコ人学生と一緒に調査を行い、どのように話しかけるか、説明の仕方、挨拶などをどのようにスペイン語で言うのかを必死に聞きとり、午後からは鳥大学生のみの調査になりました。その時に、試行錯誤しながら自分たちの意図を伝えましたが、私たちの文法、発音が誤っているのか、一瞬悩んだような表情をされることがとても悔しく、さらにスペイン語を学習することに意欲が増しています。来週はプレゼンテーションや見学が続くので、英語、スペイン語の学習に取り組むつもりです。 (信清)