
先週に続いて、今週のフィールドワークは、太陽光エネルギーを使った水素生成についての実験を行いました。学生を2つのグループに分け、片方のグループは実験、もう一方のグループはデータ整理、といった形で進めました。今回の実験は、すべて学生宿舎で行いました。宿舎の屋上に太陽光発電パネルを置き、そこから地上に設置した手作りの装置につないで水素を発生させました。自動で記録する測定機器が壊れてしまっていたため、5分おきに朝9時から夕方6時ごろまで、気温や装置内の水温、発生した水素量など、あらゆる測定値を測り、それらの膨大な量のデータをパソコンに入力・計算しました。
データを入力し終えて、発表するプレゼン資料を作っている最中に、私たちはさまざまな壁にぶつかりました。それは、慣れない工学系の実験であったということで結果の考察や処理にとまどったことなどです。(今回のカリキュラム参加学生はすべて農学部系と、地域学部の学生です。)その中でも一番難しかったのが、今回のプレゼンは、全員で一つのプレゼンにまとめなければならなかったことです。全員で話し合うことは難しかったため、各班から数人が集まり意見を出し合う、という形にならざるをえませんでした。それでも最善をつくしてメンバー全員の考えをまとめることに労力を要しました。

また、今週から土日の午前中を使っての英語の補習授業が始まりました。自分たちの英語のスキルアップのため、希望者のみの受講するということでしたが、結局全員が授業を希望しました。一日目にクラス分けの初歩的なテストを行いましたが、文法をあいまいに覚えてしまっていたことにより、途中迷うところがいくつもあり、自分の英語の理解不足を痛感しました。
スペイン語の授業は、先生の教え方がとても上手で分かりやすく、一瞬で過ぎてしまいます。だんだんと覚えた単語も増えてきたので、授業だけではなくメキシコ人と話すことがとても楽しくなってきました。日常生活で自分の拙いスペイン語が伝わったときのうれしさは、現地でしか味わうことができないことかもしれません。
「もう一か月半しかない」という危機感だけでなく、この一か月半の間に自分が成長したことに自信をもちながら、もっともっと成長していきたいと思います。(名嶋)