今週から2つ目のフィールドワークとなる「生態環境実習」が始まりました。実習内容としては、CIBNOR周辺の植生調査、エスピリトゥ・サント(Espiritu Santo)島周辺でシュノーケリングとシーカヤッキング講習、海洋生物やマングローブ・サボテンなどの島の植生を観察することです。
9月28日
この日は、国際コミュニケーション論の授業で、結婚観について話し合いました。メキシコに来て、様々な価値観に触れることができ、新たな視点を増やすことができました。宿題として自分の理想の結婚についてまとめることになりました。
9月29日
午前中は、フィールドワークのイントロダクションも兼ねて、CIBNOR周辺で、サボテンの観察・スケッチを行いました。
午後からは10月1日から始まるエスピリットサント島での実習内容や諸注意についての説明がありました。

9月30日
この日の午前中は、スペイン語の授業が2コマ連続でありましたが、楽しみながら受講することができました。1コマ目は、様々な単語を覚えるためにメキシコではポピュラーなビンゴを行いました。2コマ目は、各自持ち寄ったスペイン語の雑誌や新聞の切り抜きを使い、ストーリーを作って発表する授業でした。スペイン語での説明に四苦八苦しつつも、果敢にスペイン語に挑戦していました。
10月1日~3日
待ちに待ったEspitirud Santo島での「生態環境学実習」がはじまりました。Espiritud Santo島は、輝く海と壮大な山。 初日は島についた後、シュノーケリングとシーカヤッキングの練習を行いました。海の中には鳥取では見ることのできないような魚やヒトデ、海牛の赤ちゃんの大群などがいました。

2日目は、一大イベントのシーライオン(アシカ)ウォッチングに出発。シーライオンの住む小さな島(Los Islotes)は環境保護地区として指定されており、いろいろなルールが定められています。島の5メートル以内には近づいてはいけないことや、自然保護のためにボートの碇をおろしてはいけないなどです。島にはたくさんのシーライオンと鳥が住んでいました。皆、1日目に覚えたシュノーケリングでシーライオンの子どもと一緒に泳ぎました。
エコキャンプツアー最終日の3日目は、各班に分かれて島の植生調査を行いました。Espiritud Santo島は、火山の噴火による溶岩からなる島、かつ乾燥地帯なので、植生はあまり見られませんが、日本とは大きく異なる特異的な地形を擁しています。
2泊3日、水道もなければ、夜は暑さと蚊の大群に眠れない無人島での貴重な体験でしたが、楽しい想い出だけではなく、この調査でわかったことを今後の発表でまとめていきたいと思います。
水が豊富な日本と水が限られているメキシコでは、自然も人間の生活も違い、毎日新たな発見の連続です。残りの2ヵ月も、より意識を高め、自分たちの成長につなげていきたいと思います。村瀬)
