
今週でついにこのメキシコ海外実践研修も終わろうとしています。メキシコは12月に入り街中がクリスマス一色に染まっています。私たちの宿舎にある守衛さんの屋根もカラフルにイルミネーションで装飾され、CIB事務所にもクリスマスツリーがセッティングされています。ご存知のようにメキシコの方は、祝い事のときに家族、親戚、友達がひとつの家に集まって楽しく過ごすのが風習のようです。そしてクリスマスのお祝いもまた、そのほかのお祝いのように、ひとつの場所に集まり、メキシコの歌や音楽、料理、ビールそしてテキーラといったメキシコの方に好まれているものでお客をもてなすようです。私たちは残念ながらメキシコのクリスマスを体験することができませんが、この3カ月の間に様々な伝統文化を垣間見ることができたと思います。私の中で、día de los muertos という“死者の日”は特別なものとなりました。日々の生活からの私のラパスの方のイメージは“いつも賑やかで楽しそうにしていて、今を楽しく生きていて過去を振り返らない”でした。しかし、彼らはこの日は一晩中お墓で、死者との時を思い出す時間を過ごします。その時に昔を思い出して泣いている方がいました。いつでも楽しそうに振舞っている彼らが、このように昔を思い出して悲しいと感じるメキシコの背景にもとても興味を持つことができました。