第5週目に入りました! 今週はハリケーンが近づいてきているということもあって、蒸し暑い1週間となりました。局地的に雨も降り、いたるところに水溜りが。乾燥地の雨は一気に降り、そして道路が川のようになります。しかしこれも恵みの雨??
ハリケーン、その名もノルベルトは、11日(土)にバハカリフォルニア半島に上陸。ラパス北400キロを横断して行きました。
さて、第5週目も下記の通りのスケジュールで進みました!
A班:
A班は、太陽光発電の実習を行いました。B班が先週行った実習とは少し異なり、A班はダンボールを使った安価な集光装置を用いて、低コストでより多くの電力を作り出すシステムについて勉強しました。
朝から夕方まで、学生宿舎の屋上に上り、慣れない炎天下での作業だった上、強風によって機材が倒れるハプニングも。西村先生からのアイスの差し入れに助けられ、無事実験のデータが回収出来ました。
海水から真水をくみ出す、となると、大規模な濾過装置などが必要だと思われがちですが、この方法だと原理もシンプルで分かりやすく、これなら実用化出来るのでは!?と感じました。(川野) (データ回収中です。よいデータが取れました!→)
観光客をターゲットにしたグループは、空港やホテルなどでアメリカ人やカナダ人らしき人を見つけ、英語によるアンケート調査を行いました。ローカル市民対象 のグループは、地元市役所に行ってスペイン語による街頭調査を行いました。
ローカル市民グループは、アンケートの内容に日本人のイメージを聞く問いを設定し、日本人に対する印象についても聞いてみました。ちなみに結果は「マナーがいい・礼儀正しい。」そしてその次にランクインしたのが「シャイ」でした。
ここラパスは観光業にかなり力を入れているようです。環境保全型の観光開発に、ラパス市民も関心を持っているようでした。(田中は)
10日は2週間の成果を発表するプレゼンテーションの日でした。
太陽光発電実習のほうは、予定通りUABCSで研究成果を発表し、先生のアドバイスの下、A班とB班で互いの研究に対してディスカッションを行いました。
街頭インタビューを通したメキシコ文化調査の成果発表会は、当初、地元の文化会館を借りて、一般市民向けに英語で発表を行う予定でした。
しかしハリケーン『ノルベルト』の直撃が懸念され、急遽中止となってしまいました。初めて改まった場所で一般公開のプレゼンテーションをするということで、宿舎で毎晩練習を重ねていた私たちでしたが、自然の力にはどうしても適わなかったようです。
残念という気持ちを引きずりつつも、嵐に備えて非常食を買い込み急いで帰宅しなければならないという、何とも慌しい1日でした。 (井上)