メキシコ海外実践教育カリキュラム 第5週

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第5週 (10月4日~10月10日)

 



第5週目に入りました! 今週はハリケーンが近づいてきているということもあって、蒸し暑い1週間となりました。局地的に雨も降り、いたるところに水溜りが。乾燥地の雨は一気に降り、そして道路が川のようになります。しかしこれも恵みの雨??
ハリケーン、その名もノルベルトは、11日(土)にバハカリフォルニア半島に上陸。ラパス北400キロを横断して行きました。
 

 




さて、第5週目も下記の通りのスケジュールで進みました!


《第5週スケジュール》

 

1限
(9:00~10:30)
2限
(10:40~12:10)
3限
(13:10~14:40)
4限
(14:50~16:20)
5限
(16:30~18:00)
6 スペイン語⑨(UABCS/Guadalupe Urban) 国際コミュニケーション論⑤
(UABCS/Bertin Nienhuis)
中南米社会経済事情⑥
(UABCS/Antonina Ivanova)
日墨比較文化⑤(UABCS/Alexandra Sauvage)  
7 Fieldwork 3&4
「メキシコの伝統と文化」:永松, 「エネルギー・自然環境調査」:西村
8 Fieldwork 3&4
「メキシコの伝統と文化」:永松, 「エネルギー・自然環境調査」:西村
9  スペイン語⑩
(UABCS/Guadalupe Urban)
スペイン語⑪
(UABCS/Guadalupe Urban)
日本の地域文化と地域産業④    
10 Fieldwork 3&4
「メキシコの伝統と文化」:永松, 「エネルギー・自然環境調査」:西村

 

10月6日(月)

月曜日は一日座学の日です。この日の授業は、スペイン語、国際コミュニケーション論、中南米社会事情、日墨比較文化というラインナップ。

 スペイン語の授業では前置詞を学び、国際コミュニケーション論では漢方薬の効能に関する映像をみて英語を学びました。中南米社会事情ではアメリカとメキシコの深い経済関係を学びました。

この日最後の、日墨比較文化の講義では、メキシコと日本の文化相違点、特にお互いの国の印象について英語で議論しました。日本のイメージとして、メキシコ人学生は「スシ、サムライ」といったものから「ナルト」といったアニメキャラクターまで、様々な印象を持っているようでした。また、日本人学生から見たメキシコの印象は「タコス、サボテン、砂漠」といったものが多く、このような印象は良くも悪くも、その国の本当の姿を隠してしまうものだと学びました。残りの2ヶ月間で本当の意味でのメキシコの姿を把握したいと感じました。    (松原)


10月7日(火)・8日(水)

今週に入りA班とB班は担当される先生の実習が入れ替わりました。
A班は、工学研究科の西村先生の「エネルギー・自然環境調査」、B班は教育センター永松先生の「メキシコの伝統と文化」を行いました。


A班:
A班は、太陽光発電の実習を行いました。B班が先週行った実習とは少し異なり、A班はダンボールを使った安価な集光装置を用いて、低コストでより多くの電力を作り出すシステムについて勉強しました。
朝から夕方まで、学生宿舎の屋上に上り、慣れない炎天下での作業だった上、強風によって機材が倒れるハプニングも。西村先生からのアイスの差し入れに助けられ、無事実験のデータが回収出来ました。
海水から真水をくみ出す、となると、大規模な濾過装置などが必要だと思われがちですが、この方法だと原理もシンプルで分かりやすく、これなら実用化出来るのでは!?と感じました。(川野)    (データ回収中です。よいデータが取れました!→)
    
 

 


B班:
B班は、観光産業に関する意識調査を観光客とラパスのローカル市民に分けて行いました。 観光産業を発展させるために、観光客から見たラパスの魅力と、地元民から見たラパスの魅力の違いについてリサーチしました。

観光客をターゲットにしたグループは、空港やホテルなどでアメリカ人やカナダ人らしき人を見つけ、英語によるアンケート調査を行いました。ローカル市民対象 のグループは、地元市役所に行ってスペイン語による街頭調査を行いました。
ローカル市民グループは、アンケートの内容に日本人のイメージを聞く問いを設定し、日本人に対する印象についても聞いてみました。ちなみに結果は「マナーがいい・礼儀正しい。」そしてその次にランクインしたのが「シャイ」でした。 
ここラパスは観光業にかなり力を入れているようです。環境保全型の観光開発に、ラパス市民も関心を持っているようでした。(田中は)
↑空港での聞き取り調査(写真左)   ↑ ローカル市民に突撃街頭調査中
 

観光客をターゲットにしたグループは、空港やホテルなどでアメリカ人やカナダ人らしき人を見つけ、英語によるアンケート調査を行いました。ローカル市民対象 のグループは、地元市役所に行ってスペイン語による街頭調査を行いました。
ローカル市民グループは、アンケートの内容に日本人のイメージを聞く問いを設定し、日本人に対する印象についても聞いてみました。ちなみに結果は「マナーがいい・礼儀正しい。」そしてその次にランクインしたのが「シャイ」でした。 
ここラパスは観光業にかなり力を入れているようです。環境保全型の観光開発に、ラパス市民も関心を持っているようでした。(田中は)   

 

                                                
10月9日(木)

木曜日3限目は、「日本の地域文化と地域産業」の授業。毎回この時間で取り扱われるテーマの選別とプレゼンは学生にすべて任せられています。今週は「あやとり教室」が開かれました。

日本人学生20人をはるかに上回る数のメキシコの学生が来てくれて大反響でした。プレゼンの中であやとりの遊び方を説明し、参加してくれたメキシコ人学生が悪戦苦闘しながらチャレンジしていました。


完成しては、歓声を上げてはしゃいだり、中々思うように行かずにうなったり、と皆それぞれ思い思いに日本の文化に触れて楽しんでいました。中には、私達よりもあやとりが上手なメキシコ人学生がいて、逆に私達が彼らからあやとりを教えてもらったりしていました。


あやとりという私達の日本の文化の一部を、メキシコ人学生に発表することで、私達の文化について再認識する機会になりました。現地の学生とも楽しいひと時を過ごせました。 (東)


10月10日(金)

10日は2週間の成果を発表するプレゼンテーションの日でした。


太陽光発電実習のほうは、予定通りUABCSで研究成果を発表し、先生のアドバイスの下、A班とB班で互いの研究に対してディスカッションを行いました。

街頭インタビューを通したメキシコ文化調査の成果発表会は、当初、地元の文化会館を借りて、一般市民向けに英語で発表を行う予定でした。
しかしハリケーン『ノルベルト』の直撃が懸念され、急遽中止となってしまいました。初めて改まった場所で一般公開のプレゼンテーションをするということで、宿舎で毎晩練習を重ねていた私たちでしたが、自然の力にはどうしても適わなかったようです。

残念という気持ちを引きずりつつも、嵐に備えて非常食を買い込み急いで帰宅しなければならないという、何とも慌しい1日でした。  (井上)

 


~AMIGOS DE LA PAZ アミーゴス・デ・ラパス~
<参加学生からの生の一言 >

Desde Habitacion 5
学生宿舎Room5から

★  メキシコに来てもう一ヶ月がたちました。毎日が濃厚で忙しいためか時間が経つのが早く感じられます。メキシコ人は優しく、愉快で、とても楽しい時間を過ごしています。スペイン語も英語もまだまだですが、なんとかコミュニケーションとれています。でももっと話せたほうが楽しいので、継続していきたいと思います。あと、ホットドックが非常に美味しいです。    (西田)

★  なんだかんだしている内に一ヶ月が経ち、メキシコでの生活にも慣れてきました。本当にこの一ヶ月は充実した日々を過ごすことができました。メキシコ人の友達も多くでき、学校生活も楽しくなってきました。しかし、体調を崩す人たちも出てきたので、休むときや休んで、後2ヶ月を悔いの残らないように楽しみつつ過ごしていきたいと思います。またコミュニケーションの面では、もっと英語が話せるように頑張りたいです。(中田)

★  早いもので1ヶ月が過ぎました。ハリケーン一過のラパスは、透き通るような青空。気温もぐんと下がり、すーっと心地よい風が吹いています。これぞバハ日和という青空の下、実習は続きます。


それでは今回はこのへんで。 ¡Hasta Luego!