The fifth week in La Paz(第5週)

 

◆◆The fifth week in La Paz(第5週)◆◆

 

第5週(10月15日~19日)


CIBNOR(メキシコ北西部生物学研究センター:シブノールと読みます)では創立記念を控え,各種行事が実施されており,以前紹介したバレーボールや, 野球等の試合が週末等に行われ,学生たちも何人かそれらに参加させてもらっています。そのお陰で,CIBNORの敷地内を歩いていると「○○(愛称)!」 と研究者や技官等のスタッフから声をかけられることもあり,短い期間でも親睦を深めている様子がうかがえます。今週末20日(土)にはCIBNORの人た ちに誘われ,CIBNORの釣り大会に参加した学生もいました。ちなみに,19日(金)夜にはバレーボール大会の決勝戦が行われ,学生が加入していたチー ムが見事優勝しました。

 

野球大会に参加しました バレーボール大会優勝しました!!

 

  さて,こちらでのカリキュラムも第5週目を迎え,今週は先生が入れ替わり,講義を国際交流センターのアキログ・ダニャチャウ先生,調査・実習を農学部の安延先生と医学部の栗政先生が担当しています。
 

第5週の時間割(概要)

 

1時限 2時限 3時限  4時限 5時限
スペイン語 英 語 講 義  講 義  
調査・実習
スペイン語 英 語 講 義    
調査・実習
調査・実習


 10月15日(月),17日(水)のアキログ先生の講義(「国際理解」「地域開発と環境保全」)には先週同様UABCSの学生も参加して,本学の学生た ちとともに環境問題や水事情などについて学びました。UABCSの学生も環境や水問題に関心が強く,意見交換もできて,双方の学生にとって有意義な時間と なりました。

 

授業の様子(右奥から4名がUABCSの学生) 記念の集合写真

 

 16日(火)の調査・実習は安延先生の農業経営調査(A班)と栗政先生のサボテン観察(B班)で,それぞれオリエンテーション等が行われ,各先生の指導のもと,調査票の作成や実験準備等が進められました。
  
 18日(木)に,安延先生の班はトドスサントス(ラパスから南西へ約1時間半)近郊の農村でいくつかの農家を訪ね,事前に作成した調査票をもとに農業経 営や生活に関する調査を行いました。栗政先生の班はCIBNORの敷地内に自生する5種類のサボテンからサンプルを採取して,実験室でタンパク質の抽出操 作を行いました。
 

 

サボテンからサンプル採取中 実験室での様子

 

 19日(金)も引き続き,安延班はラパス近郊の農村を訪ね,前日と同様に,農家への聞き取り調査を行いました。栗政班は前日抽出したサンプルの電気泳動 を行い,タンパク質を可視化しました。また,鳥取大学に留学経験のある研究者のマルガリート氏の案内で乾燥地植物の実験室等の見学を行いました。
 

農家での聞き取り調査の様子(18日) 別の農家で(19日)

 

 今週はスペイン語の授業が終了し,授業終了後に学生たちからクラウディア先生へプレゼントとメッセージが送られる一幕もありました。授業自体は終わりますが,学生たちは”Let’s try!”の精神で残りのラパス滞在中,積極的にスペイン語を実践していくことでしょう!!


クラウディア先生を囲んで

 


~ミニアルバム~
真剣な表情で授業を受けています 農村調査で牛を前に

 

農家訪問の1コマ 農家のお孫さんと交流中

 

 

休日はCIBNORの釣り大会に参加 たくさん釣れました

 



 

 

~参加学生からの生の声 ~
(今回は学生宿舎の5、6号室の学生)

En Vivo Estamos En La Paz !!
 ~Habitacion No 5 y 6


¿ Cómo están ? ラパスでの生活はすっげー楽しくて,ホームシックなんて全然考えられない。海はキレイだし,メキシコ人は親切だし,タコスはうまいし,何よりビールが 安いのさ!!メキシコ人は,目が合うと知り合いじゃなくても挨拶を交わす,すばらしい文化を持っていて,とっても良い感じです。文句ないです。ただ,レ ポートに日々追われています。調査実習が終わった次の日にプレゼンとか,ほんと泣けてきます。ほぼ徹夜になります。。。しかし,”No hay problema.” それに見合うだけの充実感は得られます。こっちの生活に慣れてきて,メキシコ人ともっと交流したいという願望がだんだん強くなっています。まだあまりスペ イン語は話せないけど,ガンガン話しかけていきます!! (工藤 功)

こっちも朝晩と冷え込む時期になってきましたが,それでも昼間は, まだまだ暑い日が続いています。今週の晩ご飯は,日本食のラッシュでした。そろそろみんな日本が恋しくなってきたのでしょうか!?その中でもメキシコは好 き,とみんな声をそろえています。今週末は,みんなでキャンプに行きました。僕も海に行き,釣りをしました。真っ黒に日焼けして,現地人っぽくなりました が,それだけいい経験ができていると感じられるので,これからもがんばっていきますー!! (山田 卓弘)

今週から安延先生と栗政先生の実習が始まりました。実習ではAグ ループとBグループに分かれて,それぞれ今週はAグループが安延先生の農村調査,Bグループが栗政先生のタンパク質の解析の授業をし,私はBグループでタ ンパク質の解析をしました。CIBNORという私たちが通っている研究所に生えているサボテンの解析です。サンプル採取から自分たちで行いましたが,サボ テンの針に刺されながらも頑張りました。来週は農村調査です。そのための調査書作成に毎晩四苦八苦していますが,違う国の農家は,どういった経営をしてい るのか興味津々です。(どんな作物を育てているか?などなど)ラパスはだんだん寒暖の差が激しくなってきたので,体調を崩さないよう気を付けて,実習に臨 みたいと思います。 (源田 光広)

どうも。松本です。メキシコに来てから1ヶ月程たちました。毎週授 業にレポートに遊びに忙しいですが,元気にやっています。忙しくて毎日必死ですが,それだけでは駄目なんだと最近気付きました。授業といってもスペイン語 と英語のクラスは1限だけだし,他の授業は英語での説明ですが,全体としても数時間程度です。自分で毎日少しずつでも時間を作り,語学の勉強をすることが 必要だと思います。実行できるか分かりませんが,やってみたいと思います。” Let’s try!“ それではまた。
 (松本 裕史)


   以上,第5週目を終えて,週末にかけて学生が書いたコメントです。毎日レポートや課題に追われながらも,こちらでの生活を楽しんでいる様子です。このカリ キュラムもそろそろ折り返し地点ですが,日々の勉強と現地での生活を通じ,学生は多くの刺激を受け,成長しつつあるように思われます。
では,今回はこの辺で・・・。Hasta luego!!