The La Paz Times~ラパス便り~第12回

The La Paz Times

No.12
From 22/11/2010 to 29/11/2010

 

 

 

 

1限目

9:00~10:30

2限目

10:40~12:10

3限目

13:10~14:40

4限目

14:50~16:20

5限目

16:30~18:00

11月 22日(月)

フィールドワーク8「エネルギー調査と植生調査による環境影響評価」

(農学部 佐野教授,地域学部 田川准教授)

11月 23日(火)

フィールドワーク8「エネルギー調査と植生調査による環境影響評価」

(農学部 佐野教授,地域学部 田川准教授)

11月 24日(水)

スペイン語22

国際コミュニケーション論⑩

乾燥地科

学概論⑦

乾燥地科

学概論⑧

 

11月 25日(木)

フィールドワーク8「エネルギー調査と植生調査による環境影響評価」

(農学部 佐野教授,地域学部 田川准教授)

11月 26日(金)

閉講式

 

 

 

 

 

 

 

 

Hola! ついにフィールドワークも最後の週になりました!ラパスの街は早くもクリスマスムードで、ラパスの強い日差しと店先に並んだクリスマスグッズや店内で聞こえるクリスマスソングはミスマッチですが、一足先にクリスマスのわくわく感を楽しむことができています。 
今週も引き続き佐野先生と田川先生による「エネルギー調査と植生調査による環境影響評価」の実習が行われました。連日炎天下で一日中体を動かすフィールドワークはとても過酷で、みんな疲れの取りきれていない表情でしたが、最後の実習ということもあり、それぞれ何か得て帰ろうと講義やフィールドワークに取り組む姿勢にも自然と熱が入っていました。

月曜日は田川先生のご指導のもと、ラパス市民へ家庭の公共料金や、エネルギーの使用による環境問題についてのアンケートを行いました。先週の実習の中で知ったのですが、ラパスの街の上空には火力発電所からの排気ガスによるスモッグの層ができています。ラパス市民もスモッグの存在については知っているようでしたが、その原因については「乾燥地だから土が舞い上がっている」や中には「タバコの煙のせいだ」と答える人もおり、エネルギーの使用による環境問題への知識不足が伺えました。

火曜日は佐野先生の最後の実習です。早朝に出発し車に揺られること2時間、Sierra de Laguna(シエラ・デ・ラグーナ)という山で樹木の高さや直径、年輪などの測定を行いました。一定の面積に含まれる樹木の測定をすることで、その範囲で樹木に吸収されるCO2の量を算出することができます。雨季が過ぎたラパスの山々は、乾燥地とは思えないほど緑に覆われており、日本の山に似てとてもきれいでした。


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佐野先生のフィールドワーク@Sierra de Laguna

水曜日はUABCSにて最後の授業が行われました。スペイン語の授業では、メキシコでの良かった思い出と悪かった思い出をそれぞれ発表しました。また、英語の授業では最終プレゼンテーションの続きを行いました。最初に比べると、どちらの言語でも皆の語学力が向上しているように見え、少し焦りを感じると同時に、帰国後もこのモチベーションを維持していきたいと思いました。授業の後は先生を交えて小さなパーティーを行いました。先生方がメキシコ料理を用意してくれ、私たちも少しではありますが日本料理を用意し、お世話になった先生方と最後の時間を過ごしました。午後からはCIBNORの2人の先生から海洋学に関する授業を受けました。


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英語の授業の最終プレゼンテーション

木曜日は佐野先生・田川先生のフィールドワークの最終プレゼンテーションでした。今までよりも広い会場で行われた発表に、CIBNORの先生方もたくさんいらっしゃいました。各班ともにラパスの自然環境の保護とこれからの発展について深く考えることのできた2週間だったように思います。発表後に、UABCSのフェルミン教授から「外国人の視点から見たラパスのエネルギー問題についてUABCSの学生の前でも発表してほしい」と提案され、鳥大学生のうち何人かでUABCSへ向かい、プレゼンテーションを行いました。

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Lupita先生、Bertine先生 Muchas Gracias!!

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佐野先生・田川先生の講義でのプレゼンテーション

金曜日はCIBNORにて閉講式が開かれました。メンバーのうち2人がスペイン語で最後のスピーチを行い、1人1人修了証書を受け取りました。閉講式後は立食パーティーも開かれ、お世話になった方々とランチを楽しみました。最初の授業がついこの間のことのようで、あっという間に3ヶ月が過ぎてしまったのだと実感すると同時に、果たして自分は何か成長できたのだろうかと不安にも思っています。ラパスを舞台にして受けた様々な分野の授業や、身に付けた考え方を活かして、帰国後もより一層の成長を遂げることができればと思います。(光岡) 
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スペイン語でのスピーチ            本名理事から1人1人終了証を受け取りました

 


☆メキシコについて☆


こんにちは、最終回担当の横山です!今回はメキシコのgasolinera(ガソリンスタンド)について紹介しようと思います。 
まず、gasolineraに着目した理由についてですが、メキシコ内で見かけたgasolineraは日本と異なり、常に一つの会社が経営している点に疑問を持ったためです。調べてみると、メキシコではPEMEX(ぺメックス、メキシコ国営石油会社)という国有の企業が独占して経営を行っていることがわかりました。企業名の由来は、Petroleos Mexicanos(メキシコの石油)というスペイン語をくっつけた言葉のようです。語尾にMEXがつく企業は他にもいくつかあり、JUMEX(メキシコのジュース(jugo)の会社)やTELMEX(メキシコの電話(teléfono)の会社)などがあります。 
次に、国有企業PEMEX設立の背景について紹介します。1917年にメキシコ憲法が成立すると、メキシコ革命政府はメキシコに埋蔵される全ての鉱物の所有権を宣言し、アメリカやイギリスの子会社を誘致して商業的に成り立つ量の石油が取れるようになりました。のち1938年、メキシコのラサロ・カルデナス大統領が憲法27条を根拠にアメリカとイギリス系の石油会社がもつ全ての資源と施設の国有化を宣言し、PEMEXが設立されることとなりました。多くの外国政府はこの報復措置としてメキシコの石油を市場から締め出しましたが、報復措置にも関わらず、PEMEXは世界最大の石油会社の一つとなり、メキシコは現在世界第5位の石油輸出国となっています。 
ガソリン1ℓあたりの値段についてPEMEXに赴き調査してみると、日本のハイオクに相当するPremium が9.67 ペソ(約68円、1ペソ7円として計算)、レギュラーに相当するMagnaが 8.31ペソ(約58円)、ディーゼルが 8.77ペソ(約61円)(2010年11月19日現在)でした。アメリカがイラク戦争によって、メキシコ内よりも中東での石油搾取に重きを置くようになったため、メキシコの石油価格は下落したそうです。日本と比べてかなり安いですが、その分クオリティは低いそうで、確かにラパス市内の道路を歩くとき排気の臭いが気になったことを思い出しました。とはいえ、石油産業はメキシコで一番大きな産業分野で、メキシコの経済を根底から支えています。 
話題は少し変わりますが、このカリキュラムを通して日本は本当に資源の乏しい国にも関わらず、それを意識している人の数はかなり少ないのではないかということが見えてきました。いくら質の高いガソリンを使うことができていても、それは他国からやってきたもので、他国の支援なしではガソリンすら手に入れることができないことを忘れてはなりません。私たちは、当たり前のように享受している資源についてもう一度深く考え、資源を他国からの輸入に依存しながらも繁栄しているという日本の不安定さについてもっと意識する必要があるのではないでしょうか。日本で暮らしているだけでは見えてこない、相対的に見た日本について見識を深められる点が、海外に出る利点、このプログラムに参加する意義の一つであると思われます。(横山) 
※情報源はウィキペディア、PEMEXウェブサイト、ラパスの方々より

 

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↑赤色のPremiumがハイオク、緑色の 
Magnaがレギュラーに相当します

↑Diesel専用の給油タンクです。
   
DSCF5246.jpg  ←学生宿舎近郊のPEMEX。コンビニ(OXXOなど) 
が近接していることがよくあります。
   

 

 


 

・・・コラム・・・


いよいよ最後のラパスタイムスとなりました…。月曜にはここ、ラパスを旅立つなんてまだまだ実感のないまま荷造りを始めています。 
さて、最後のコラムということでこれから日本からメキシコ(ラパス)に来られる方に少しでもお役に立てるように“ラパスにあるもの”のお話をしたいと思います。 

IMGP3429.jpg 今回ラパスに何があるのかあまり詳しくなかった私たちは醤油、お好みソース、みりんなどの調味料を、日本から持参でラパスへやってまいりました。ところが来てみてびっくり、醤油にポン酢、はてはゴマ油まであるではないですか!!しかもキッコーマンやmizkanなど有名どころがズラリ。日本から重たい思いをして持ってきた私たちの努力は…と考えてしまうほどにたくさんの日本の味がならんでいます。調味料だけでなく、海苔巻用の巻きすやお箸などの生活用品も充実していました。

 

他の国にはまだ行ったことがないのでラパスだけのものとして述べますが、こちらの人は日本好きの方が多いようで、(街をブラブラ歩いていると大体「コンニチハ」などと一回は声を掛けられます。) その影響もあってか日本の調味料なんかも需要があったりするのかな…?などぼーっと考えておりました。

 話を戻します。色々と取り揃えてありますが、万能調味料である麺つゆやお好みソース、また割り箸ではないお箸などは日本から持って行ったほうが便利だと思います。あとお味噌も売っていますが、お味噌汁の具になるようなものがあまりないのでインスタント味噌汁を持っていった方が日本が恋しくなったときにありがたみを感じられます。 
最後に余談ですが100円均一である程度買いそろえれば安く済むと思います。日本だと100均で売っているようなものが外国だと高かったりするので…。あと軽いおみやげになりそうなものも売っているので日本の100均はばかには出来ません…。 


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【ラパスのスーパーで売っているもの】 
醤油/みりん/お酢/ポン酢/照り焼きソース/わさび/がり/味噌/割り箸/すし巻き/乾燥うどん/ごま油/豆腐 
【持っていくと便利なもの】 
お箸/麺つゆ/お好みソース/だしの素/そうめん/そば/インスタントみそ汁/ちらし寿司の素/カレールー 
(武田) 

 

 


 

テキスト ボックス: ・	・・スタッフから一言・・・  月日の経つのは早いもので、長かったメキシコ生活にも別れを告げる時がやって来ました。メキシコだけで3ヶ月、カリフォルニア大学デービス校でのプログラムを終えてラパス入りをしたグループは、実に4ヶ月間も日本を離れて共同生活を続けてきたのです。   真っ黒に日焼けしてスペイン語をあやつり、すっかり現地に馴染んだかのように見える一同ですが、さすがに最後の一週間は、帰国後真っ先に食べたいメニューや、待ってくれている人たちへ配るお土産を何にするかなど、日本を懐かしく思い浮かべての話題に花を咲かせていました。いくらか冷え込み始めた秋のラパスで、日ごとに現実味をおびてくる帰国後の生活について考える時間も多くなってきたようです。     いよいよラパスを後にする出発の日、学生宿舎はお別れを言いに集まったメキシコの友人達で賑わっていました。「帰ってくると、誰かしら遊びに来てくれているんです」という学生の言葉のとおり、勝手知ったる様子で片付けを手伝ったり、ソファへ腰かけ話し込んだり。ただ、普段と様子が違うのは、いつもは底抜けに明るい彼らの目が、揃って潤んでいたところでした。  空港行きのバスが出発した後も、空港ロビーへは友人達が次々と集まってくれ、本学の学生達もこの時ばかりはシャイな一面を忘れて、メキシコ式に頬を合わせて抱擁を交わしながら再会を約束するなど、友情を確かめ合っていました。      長いフライトを終え、送迎のバスを降りた学生達を湖山キャンパスで出迎えたのは、彼らの出発を見送り応援してくれていた沢山の友人や先生方でした。懐かしい顔ぶれに次々と歓声が上がり、メキシコ風にハグで応えたいな…!などという笑い声も聞こえました。  ジャンルを越えた学習で身に付けた知識と、たくさんの人達と結んだ暖かい繋がりは、15人の学生達のこれからを支える大きな力となることでしょう。(A.O.)     UABCSでの最終講義。真剣なプレゼンテーションの後は、皆でランチを楽しみました。     閉講式での本名理事のスピーチ。掲げられた国旗はなんと手作りです!     出迎えてくれた友達に少し照れ笑い。帰国報告会へ急ぎます。