The La Paz Times~ラパス便り~第3回

The La Paz Times

No.3
From 18/09/2010 to 24/09/2010

 

 毎日うだるような暑さが続いていたラパスですが、今週に入り熱帯低気圧Georgetteがバハ南部を北上、ラパス市民が待ちに待った雨をもたらしました。2日間ぱらぱらと降り続いた雨の影響で、気温も下がりさわやかな風が吹いています。しかし日中の陽射しは相変わらず強烈です。さて、今週から農学部小林教授と乾燥地研究センター安藤准教授によるフィールドワーク「NAFTA体制下の南バハカリフォルニア州の農業」が始まりました。

 

 

1限目

9:00~10:30

2限目

10:40~12:10

3限目

13:10~14:40

4限目

14:50~16:20

5限目

16:30~18:00

9月 20日(月)

スペイン語⑥

スペイン語⑦

中南米社会

経済事情③

日墨文化比較②

乾燥地科学

概論②

9月 21日(火)

スペイン語⑧

フィールドワーク2(農学部小林教授、乾燥地研究センター安藤准教授)

NAFTA体制下のメキシコ・南バハカリフォルニア州の農業

9月 22日(水)

フィールドワーク2(農学部小林教授、乾燥地研究センター安藤准教授)

NAFTA体制下のメキシコ・南バハカリフォルニア州の農業

9月 23日(木)

スペイン語⑨

国際コミュニケーション論③

地域開発

環境保全①

地域開発

環境保全③

乾燥地科学

概論③

9月 24日(金)

フィールドワーク2(農学部小林教授、乾燥地研究センター安藤准教授)

NAFTA体制下のメキシコ・南バハカリフォルニア州の農業

 第三週目に突入しました。授業とフィールドワークが交互の生活にはまだ慣れません。今週は毎日が朝から夕方までぎっしりの講義とフィールドワークで、疲れました…。シェスタは偉大な文化だと感じます。

 現地大学UABCSでの講義も第一回目が全て終わり本格的なものになってきました。経済、環境等について自分の語彙力の無さを痛感する毎日です。授業の先生にもいろいろなバックグランドを持つ方がおられ、この先生の英語は綺麗、この先生のはちょっとスペイン語入ってる…等、純粋な英語力とはまた別の壁もありますが、一週目よりは聞き取れるようになっているように感じます。(というかそうであってほしいです。)

↑質問にも真剣に答えてくれます。 

↑乾燥地科学概論の授業にて。昔の人も食べたで 
あろうサボテンの実(Tuna)の試食です。

 新しいフィールドワークも始まりました!!今回は産業・経済系のフィールドワークです。 
“NAFTA体制下のメキシコ合衆国南バハカリフォルニア州の農業”というタイトルで、アメリカ・カナダという先進国との貿易が自由化したことによるメキシコ産業への影響を調査します。4班に分かれ、農業復興・野菜作経営・肉用牛経営・農産物流通にそれぞれ重点を置いて調査を行っており,互いのグループの質問からそれぞれの分野の密接な関係を感じながら調査を行っています。

 今週は国立水委員会、経済省、農牧省の3つの政府機関、地元の卸売市場とスーパーマーケットを訪問しました。制度自体の詳細や数値上の変化等は政府機関で聞くのが一番なのですが、市場やスーパーでもより具体的な影響や、政府機関ではあまり深く聞くことのできない制度の悪い点・悪影響などを聞くこともでき参考になりました。 

 

 訪問先では、農産物流通の担当者やスーパーマーケット店長さんなどに説明をしてもらいますが、すべてスペイン語。スペイン語の説明を通訳さんに英語に訳してもらって説明を聞きます。また、質疑応答の際には、私たちからの質問を英語からスペイン語に訳してもらって調査が進んでいきます。質問の意図が伝わりきらず、異なった方向性の回答をいただいてしまうこともあり、ここでも語学力の重要性を感じました。聞き取れないと質問を作ることすらできないので、まずはリスニング力の向上を目指したいと思います!(井上)

 

↑農牧省(SAGARPA)にて。質疑応答中。
↑大手果物卸売業者にて。リンゴをお土産にもらいました。

 

 
☆メキシコについて☆

 

メキシコのトイレ 
 前回の「メキシコについて」は「インディペンデンス・デー」についてお送りしました。今回は引き続き、なんと、なんと「トイレについて」をお送りしたと思います。たかがトイレと侮ることなかれ。トイレを知ることでそこからメキシコの現状と文化をはかり知ることができます。そんなトイレについて紹介したいと思います。

         

 いきなりですが、これが宿舎の洗面所の入り口です。清潔感にあふれていますね、はい。私たちが宿泊している部屋の洗面所には洗面台、シャワー、トイレがついています。スペイン語でトイレのことを「baño(バーニョ)」といいます。

 メキシコのトイレは色も形も日本と同じ。でも残念ながらTOTOでもINAXではありません。驚きなのがトイレットペーパーを流せないということ。なぜか?そこにはメキシコならではの事情があります。 
ここメキシコは乾燥地。そのため十分な水がありません。どれほど不十分かというと、1人あたりが使える水の量は日本の10分の1程度だとか。そんなところでトイレにじゃんじゃん水を使ってる余裕はありません。そのほかにも配管設備が良くないから詰まりやすいとか。いかに日本のトイレが恵まれた環境か。そのためトイレットペーパーが流せないそうです。 
じゃあどうするのか?トイレットペーパー使わないのか? 


         
 そんな疑問を解決してくれるのがこれ。トイレの横に必ず置いてあります。ここに使い終わったトイレットペーパーを捨てます。この部屋のゴミ箱にはラッキーなことに蓋が付いています。はじめのうちはよく間違えて流してしまいました。しかし慣れてくると逆にトイレットペーパーを水に流すという感覚が不思議に思えてきます。

 

 ちなみにメキシコのトイレットペーパーはダブルが多いような気がします。トイレットペーパーはダブルと心に決めている私としてはうれしい限り。 
このようにトイレ一つをとってみても、日本との違いを感じることができ、海外に来たな~と思います。みなさんもメキシコに来る機会があれば、こうした違いを見つけてみてください。意外とおもしろいです。(今井)

 

 

 

 


・・・コラム・・・

 第3回目のコラム担当の北垣です。 
 僕にとって今回が生まれて初めて海外に行く機会だったので、このLa Pazでの1日1日は驚きの連続です。初めに僕が今住んでいるラパスについて少し書きたいと思います。La Pazにはセントロというダウンタウン地区があり、夜でも比較的安全で、その中でもマレコンと呼ばれる海に面した海岸通りは夜でも安心して歩くことができます。(よく車などから声をかけられます。)

 2~3日に1回のペースで夜、宿舎からマレコンまで20分ほど走っています。昼間はもちろんのこと、夕方から夜にかけてもネオンの光が本当に綺麗で、その景色を見るために走っていると言ってもいいぐらいです。 

他にも、こっちでの楽しみといえば食べ物です。本当にメキシコの食べ物はおいしいです。(口に合わないものも少しはありますが・・・)。なんといってもタコスはいろんな種類があっておいしく、個人的には、セントロで食べたカマロン(エビ)の海鮮タコスは絶品です。そういうことで毎日おいしい食べ物に囲まれて過ごしています。しかも食べ物が安いということもあって、うれしい限りです。

 

↑マレコンからの景色
 次にみなさんに紹介したいのがLa Pazの海です。この前の日曜日に、メキシコ人の友達が僕たちを、海に泳ぎに連れて行ってくれました。そこはLa Paz市民によると、このあたりで最もきれいな海の1つということで、期待に胸ふくらませながら山を越え、車で40分ぐらいのその海は期待を越えるほどの綺麗な海でした。こんなに綺麗な海は日本では見たことがありませんでした。泳いでみると浅瀬に、水族館でしか見たことのないようなカラフルな魚がたくさん泳いでいました。写真の上のほうに見えるのはエスピリットサント島という無人島です。10月にあるフィールドワークで訪れる予定なので楽しみです。 
まだまだメキシコ生活は始まったばかりなので、もっとたくさんの自然や文化を勉強していきたいと思います。(北垣)
↑La Paz 1綺麗といわれているテコロテ・ビーチ。海水の透明度がとても高いです。

 

PHOTOS

↑砂糖水を飲みにやってきたハチドリ!   ↑ウチワサボテン(ノパル)の実(Tuna)
←今回フィールドワークでお邪魔したCONAGUA(メキシコ国家水委員会)の正面玄関にて
↑UABCSの構内にて 

↑ブーゲンビリアが町のいたるところに

 ←ラパス湾に沈む夕日