【H26メキシコ海外実践教育プログラム】ラパス便り~第2回~

おしらせ
公開日: 2014/09/25

平成26年度メキシコ海外実践教育プログラム参加学生さんたちからの第2週目の活動報告です♪
(9月14日にメキシコ・バハカリフォルニア半島にハリケーンが上陸した関係で、ラパス便りの更新が遅くなってしまいました。ラパスも被害を受けましたが、学生たちは全員無事で元気に過ごしています!)

 

○講義について○

メキシコでの生活が始まってから約2週間が経ちました。ようやく時差ボケからも解放されつつあります。語学以外の授業も始まり、今週はメキシコの教育、経済、社会事情について勉強しました。UABCSの先生の講義を受けたり、実際に政府の機関を訪れたりと大変忙しい日々を送っています。
 メキシコは、2030年頃には、現在の日本と同じような高齢化社会になると予想されています。しかし、まだメキシコでは高齢化社会にむけての対策が万全では無いため、急ピッチで法整備などがすすめられています。また、社会保障の面だけでは無く、教育の面でも大きな改革が行われいる最中です。まさに今がメキシコの転換期と言えるでしょう。
 授業を通して、子供たちに質の高い教育を受けさせることで、未来のメキシコを支えていく人材を育成する事が国の発展につながるとメキシコの人たちは考えているということ。そして、私たちも将来の日本を支えていく人材の一人であるということを考えさせられた一週間になりました。(農学部3年小林)

○メキシコ・ラパスについて○

メキシコに来て早くも2週間が経とうとしています。今週は晴れが続いており、毎日が暑さとの戦いでした。また食べ物にもだんだん慣れてきて、食事が楽しくなってきました。先週に比べてすることが多かったので、とても時間の経つのが早い1週間でした。
 9月9日には10月中旬から開始するホームステイに先がけ、大学でホストファミリーとの面会がありました。どのファミリーもみんな明るくて優しい方だったそうです。中にはスペイン語しか話せない家庭もあって会話がうまくできないようでしたが、ボディーランゲージや絵を描くなどさまざまな工夫をしていました。ホストファミリーとの面会はみんな不安だったので初めは顔がくもっていましたが、終わったあとは笑顔でした。
 週末もイベントが盛りだくさんでした。9月13日にはカトリック教会の青年グループを訪問しましたが、みんな大歓迎してくれました。残念ながら、メキシコの少女の15歳の誕生日を祝うキンセアニェラ(Quinceañera)は主役の少女がデング熱にかかり儀式はキャンセルされてしまいましたが、ミサや青年グループの会合に参加させていただき、私たち日本人学生も分からないなりに周りを見て一生懸命に学ぼうとしていました。言葉が多少分からなくてもちゃんと気持ちは伝わったと思います。
 メキシコに来てまだ日は浅いですが、みんなそれぞれにメキシコを感じており、少しずつ変わってきていると思います。(農学部3年田所)

 

○コラム○

メキシコの生活が始まって2週間が経ちました。鳥取は秋に向かう風が吹く季節に変わりつつあるのでしょうか。ラパスは、まだまだ涼しいとはいえない強い日差しが照りつける日々が続いています。気候以外においても、言語や普段の日常生活など慣れないことが山積みです。しかし、UABCSの学生やラパスの人たちがいつも笑顔で手を振ってくれて、それにいつも元気をもらいながら過ごしています。
 学校の授業は、実践スペイン語会話や実践英会話に加え、第一回目のフィールドワークもスタートをきりました。経済省や教育省、師範学校、カトリック教会など様々な施設に訪問させていただきます。現地の9月11日は「Normal Urbana」という教師を育成する師範学校に伺いました。交流の時間では、鼓笛隊の演奏を披露していただいたり、現地の伝統料理を振る舞っていただいたりし、さらには、誰もが明るく笑顔で話しかけてくれました。また、教室の玄関口には「ようこそ」と日本語で書かれた旗が飾ってありました。ラパスに住む方々の元気にいつも励まされ、このように笑顔で歓迎していただけることに感謝するばかりです。(農学部3年堤)