近年、日本では日本海(東海)側の海岸に韓国、中国、ロシア等から漂着する海洋ゴミが大きな環境問題となっています。
そこで、本研修では、海洋漂着ゴミ問題を環日本海(東海)諸国に共通な海洋環境問題と捉え、
その解決に向けた第一歩として、韓国の学生が日本を訪問し、地域住民、地方自治体と共に清掃活動や啓発活動など、
「海洋環境問題を考える実践活動」を実施します。また、日本人学生との交流のみではなく、
日本の地域住民や地方自治体とも連携した実践プログラムとし、異文化、異環境下で行う外国人との協働活動を通して、
国際的な視野と国際的な課題を探求する能力を培うことも目的としています。

平成23年7月1日(金) ～ 平成23年7月9日(土)
(詳細はこちら)

本研修は、韓国の学生達が、日本海海岸沿いを自転車で移動しながら海洋ゴミ回収活動を行うもので、
平成18年度から継続して実施しており、平成23年度の実施をもって第7回目を迎えます。
(平成18年度に2回実施し、平成19年度以降は年1回の実施)。

これまで鳥取県鳥取市(鳥取砂丘)をはじめ、岩美町(城原)、琴浦町(赤崎)、大山町(保田)の県内海岸及び、
兵庫県新温泉町(釜谷)、兵庫県豊岡市竹野町(切浜)、京都府京丹後市掛津(琴引浜)、京都府宮津市(天橋立)、
福井県小浜市(矢代)等の各所で地域住民やボランティアの方々と海洋ゴミ回収活動を実施してきました。

また、清掃活動だけでなく、地域住民との交流会や環境をテーマとしたセミナーも実施しており、
国際交流の理解を深める良い機会となっています。

なお、回収作業や交流会、研修活動の実施に当たっては、毎年、各市町村、国際交流団体、ボランティアの方等から
多大な協力を頂いており、交流活動や研修も年々深まりのあるものとなっています。

平成23年度は、鳥取県鳥取市、岩美町、琴浦町、米子市及び兵庫県新温泉町の各自治体の協力のもと
海岸清掃を実施する予定であり、在日本大韓民国民団鳥取県地方本部や東京韓国学校の方々との交流活動も予定しています。

鳥取大学　研究・国際協力部
国際交流課国際交流係
TEL：0857-31-5010,FAX:0857-31-6065