5月27日(土)に鳥取県の智頭町において、鳥取県留学生交流推進会議の事業である「鳥取県を学びの場とする鳥取フィールドスクール事業」として、田植え作業と交流会を実施しました。これは、本会議のメンバーでもある「智頭町コントリビューションの会」が行っている、休耕田を利用して栽培したコメを食糧難に苦しむアフリカ・ケニアの児童養護施設に送る活動に平成23年度より協力しているものです。本学から36名の留学生、10名の日本人学生、3名の教職員が参加し、その他に鳥取西高校の生徒、智頭農林高校の生徒と地域住民の方など総勢約120名が集まりました。
今回は本学の留学生、日本人学生と鳥取西高校の生徒がチームを組み、田植え作業にあたりました。留学生達は裸足で田んぼに入り、ぬかるみに足を取られながらも1列になり、かけ声に合わせて一本一本苗を植えていきました。手植えでの田植え作業はほとんどの学生が初めての経験だったこともあり、最初は戸惑いもありましたが、地域の方々の指導の下、楽しみながら約1時間半の田植え作業を終えました。
作業終了後には、地域の方が準備してくださった餅つきに留学生も挑戦し、きな粉、あんこ、よもぎ餅などを一緒に作りました。さらに、地域の方々による郷土料理、カレーライスがふるまわれ、その後の交流会では、留学生が各国の言語で「こんにちは」を紹介し、参加者全員で声を出して繰り返し、また学生チームが地域住民の方々へインタビューをする活動の中で、異文化間の相互理解や交流ができました。今回の田植え、交流会共に鳥取大学国際交流センター・国際交流課公認の学生団体G-Frenz(ジーフレンズ 2015年設立)が大活躍で、地域の方々にもたいへん喜ばれていました。